【SF6 キンバリー】スプレー缶起き攻め
ここでは、様々なキンバリーのスプレー缶(正式名称は細工手裏剣)を用いた起き攻めについて紹介します。
※ここでは、画面端のセットプレイのみを紹介しています。(中央でのスプレー缶セットプレイは記載していません。)
スプレー缶起き攻めをする意味
スプレー缶起き攻めの強み
・投げからコンボに繋ぐことができる。(投げのリターンの増加)
・ガード状態の相手に対するドライブゲージ削り
・攻めのターンを継続させやすい
以上が、私が思いつくスプレー缶起き攻めのわかりやすい強みになります。この起き攻めをすることで、相手を崩せた時に、多くのダメージを奪うことができます。また、個人的にこの起き攻めが好きでキンバリーを使っているので、このキャラクターの魅力の一つだと思います。
スプレー缶起き攻めの弱み・難しさ
・ジャストパリィのやバックステップなどのリスクがある
・逆択の強いキャラクターに対してはリスキー
・無敵技やDリバーサルで拒否されやすい
・確定ダメージを捨てる場合がほとんど
・読み合い(運)の要素が強い
これらが、スプレー缶起き攻めをするうえで留意したいものです。投げや打撃を重ねる以上、相手の強気な逆択で画面端が入れ替わってそのまま敗北という状況も多々あります。無敵技やDリバーサルで拒否されやすいのも弱みですが、設置の仕方次第で、リスクを抑えることも可能です。確定ダメージを捨てているというのは、例えば、画面端であれば、
中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)の後は、
中旋風脚(214中K)が繋がりますが、その分のダメージを捨てて次の起き攻めのリターンを増加させるために、スプレー缶を設置しています。しかし、起き攻め自体、読み合い(運)の要素が強いため、相手の体力やODゲージなどの状況を見ながら、ダメージを取るか、設置するかの判断をする必要があります。
基本編のおさらい
こちらの記事で、少しだけスプレー缶起き攻めについて説明しています。設置までの流れや、そこから投げや打撃が通った後のコンボなど、必要最低限かつ簡単なものを紹介しています。
重要な点は、
・中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)
の後の設置は、3フレーム有利のため、相手の投げを後ろ下がりで狩ることはできず、バックステップで狩るしかないため、無敵技に弱い。
・OD疾駆け(236KK)→弧空(自動派生)→武神鉾刃脚(弧空中にK)
→胴刎ね(疾駆け中に弱K)
の後の設置は、有利フレームが増え(11フレーム有利)、相手の投げや無敵技を後ろ下がりで、シミー、ガードすることができます。
後者の設置は、ODゲージを消費しますが、起き攻めの自由度が高いため、ゲージがあるときや、相手の無敵技をくらいたくない時は積極的に使いましょう。
動画は【基本編】で紹介したものです。これらを踏まえて、より強力なスプレー缶起き攻めをマスターしましょう。
中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)後の設置
後ろ下がりで投げをシミーできない方の設置です。逆択を何もくらいたくない場合は、ガードしつつ遅らせて投げを入力しましょう。そうすることで、相手の無敵技や暴れはガード、パリィは見てから投げ、投げは投げ抜けになります。その代わり、爆弾を絡めたコンボはほとんどできなくなります。
また、設置後は3フレームの有利となり、ほとんどの連携が最速入で可能なため、入力難易度も低いです。
中設置(22中P)→中大TC→弱流転一文字(236P)
これは主にガード削りを目的とした連携です。この連携の優秀なところは、全て連続ガード(無敵技で割り込めないもの)になっているため、相手は一度ガードしてしまうと多くのドライブゲージを奪われることになります。
・中大TC→弱流転一文字(236弱P)→(スプレー缶爆発)→生DR→中大TC
→キャンセルDR→屈中K
(削れるドライブゲージ:約2.8本)
・中大TC→弱流転一文字(236弱P)→(スプレー缶爆発)→立大K
(削れるドライブゲージ:約1.9本)
かなりの削り量を誇る連携です。相手をバーンアウトさせたい時にお勧めです。逆にパリィされると凄い量を回復されるので、注意しましょう。また、設置の後の立中Pは、2フレーム隙間が空いているので、ジャストパリィも取られにくく、4フレームの技でも暴れられません。
ヒット時のコンボは、
・中大TC→弱流転一文字(236弱P)→爆発
→疾駆け(236K)→胴刎ね(弱K派生)→生DR→屈大P→疾駆け(236K)
→胴刎ね(弱K派生)→強旋風脚(214強K)
がおすすめです。強旋風脚(214強K)の部分を、弱流転一文字(236弱P)→SA3や、各種SAにすることで、火力を伸ばすことができます。
ガード削りを目的とした連携ですが、もちろん、投げからもコンボに繋げることができます。投げからのコンボはどのような設置方法でも共通のため、この記事の最後にまとめて紹介します。
強設置(22強P)→中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)
こちらの連携は、連続ガードではありませんが、影すくいまでガードさせた際の有利フレームが19フレームとなり、その後の4大K(中段)が4フレームの技で暴れられません。もちろん、下段択として少し遅らせての屈中Kもあります。また、パリィしてくる相手であれば、疾駆け(236K)から急停止(P派生)をして、相手のパリィを投げることもできます。
ヒット時のコンボは、
・中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)→爆発→疾駆け(236K)→胴刎ね(弱K派生)→生DR→屈大P→疾駆け(236K)→胴刎ね(弱K派生)
→強旋風脚(214強K)
が火力も高く、おすすめです。最後の強旋風脚(214強K)を弱流転一文字(236弱P)→SA3や各種SAに繋げると火力を伸ばせます。
また、
・中大TC→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)→爆発→疾駆け(236K)→胴刎ね(弱K派生)→疾駆け(236K)→影すくい(中K派生)
→設置(22強P or 22中P)
とすることで、再度スプレー缶起き攻めに移行できます。
※補足
・強設置(22強P)→中大TC→OD疾駆け(236KK)→首狩り(強K派生)
とすることで、下段の影すくいとの対の択になるのですが、ドライブゲージの消費、相手の4フレーム暴れに負けるといった理由から、私はあまり使っていません。
OD疾駆け(236KK)→弧空(自動派生)→武神鉾刃脚(弧空中にK)→胴刎ね(疾駆け中に弱K)後の設置(強設置22強P)
見出しがごちゃごちゃしてますが、後ろ下がりで、投げと無敵技を両方ケアできる方の起き攻めです。設置した後の有利フレームが多いため、投げや打撃を体感で重ねる必要があるので、たくさん回数をこなして慣れましょう。また、コンボ始動位置によっても有利フレームが変化します。おおよそ8~11フレームの間です。
※基本的には、強設置(22強P)で設置してください。理由は後述します。
投げor打撃重ね
設置後は、
・大K→立中P→弱流転一文字(236弱P)
が打撃択としておすすめです。ガードされていてもガード削りが優秀で、爆発の後は、5フレームの有利が取れます。立中Pにジャストパリィを取られたくない場合は、立大Kでヒット確認をして、ガードなら様子見をすると良いでしょう。
投げを重ねる場合は、体感で少し遅らせる必要があります。
シミー(無敵技警戒と投げ抜け狩りのための後ろ下がり)
後ろ下がりで、シミーをする場合は、投げ抜けを見て、
屈中P→弱流転一文字(236弱P)がおすすめです。しゃがみから技を出すことで、相手の下段暴れをガードしやすくなります。
尚、この動画の中で、投げや打撃のヒット時に、
・爆発→OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P
→中流転一文字(236中P)
というコンボをしていますが、他のコンボやセットプレイもあるので、この記事の最後に動画でまとめます。
「起き上がりDリバーサル」対策について
【Year2】編で解説した、起き上がりDリバーサルの硬直を爆弾が自動で狩ってくれるという設置方法があります。
このセットプレイでは、中設置(22中P)で設置していますが、冒頭で、強設置(22強P)での設置を推奨しています。その理由としては、中設置(22中P )の場合、その後の投げが、爆弾にヒットしないためです。つまり、起き上がりDリバーサルを警戒して中設置を選択した時点で、投げからコンボに繋げることが不可能になります。
以上の理由から、私は、あまり中設置を使っていません。しかし、場面によってはこの設置方法が有効なこともあると思いますので、各自で判断して使用してください。
相手のバーンアウト時に狙いたい連携
続いて、相手がバーンアウトしたときに狙いたい連携を紹介します。状況が限定的ですが、実戦で起こる場面も多く、とても強い連携なので、覚えて損はないと思います。
この連携は、相手がバーンアウト時に、画面端で、コンボや連携で
・OD疾駆け(236KK)→弧空(自動派生)→武神鉾刃脚(弧空中にK)
がヒットした際に可能です。
・武神鉾刃脚(弧空中にK)がヒットした後、相手が壁に張り付いている間に強設置(22強P)
→前ジャンプ大K(この前ジャンプ大Kは、詐欺飛びになっています。)
→昇り前ジャンプ弱K(中段) or 屈中K(下段)
中段、下段どちらをガードされてもキンバリー側が有利となり、攻めを継続できます。また、前ジャンプ大Kが詐欺飛び(相手が無敵技で暴れてもガードできるジャンプ攻撃を重ねる連携)になっているため、相手にSAゲージがあっても、一方的に中下段の択を迫れます。
動画では、ヒット時のコンボの一例を紹介しています。
・中段(昇り前ジャンプ弱Kヒット)
:OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P
→中流転一文字(236中P)
・下段(屈中Kヒット)
:疾駆け(236K)→胴刎ね(弱K派生)
→OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P
→中流転一文字(236中P)
※相手が万が一詐欺飛び中SAなどの無敵技で暴れた場合は、
・爆発→OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P
→中流転一文字(236中P)
のように、中下段のヒット時と同様のコンボができます。
OD荒鵺捻り後のコンボ・セットプレイまとめ
スプレー缶起き攻めの際に投げが通った場合、基本的には、OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)に繋げて、さらにそこからコンボやセットプレイに繋げていくことになります。
※爆弾ヒット後のOD荒鵺捻りの入力は、あらかじめ236を入力してから前ジャンプしてPPを押すようにしてください(2369PPというような入力)。
・OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P
→中流転一文字(236中P)
この後は、インパクトが埋まります。また、疾駆け(236K)からの首狩り(強K派生)で中段、急停止(P派生)から屈弱Kからのコンボや投げといった起き攻めを展開できます。
・OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9中P→強設置
再度スプレー缶起き攻めに移行できます。スプレー缶がない場合は、補充して起き攻めできます。
・OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→6大K→9大P
この後のジャンプ攻撃が詐欺飛びになります。安全に攻めましょう。
・OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→疾駆け(236K)
→胴刎ね(弱K派生)→強旋風脚(214強)
この後に4大K(中段)が埋まります。
・OD荒鵺捻り(ジャンプ中に236PP)→疾駆け(236K)
→胴刎ね(弱K派生)→弱流転一文字(236弱K)→SA3
倒し切りにどうぞ。弱流転一文字(236弱K)→SA3の部分を各種SAに変えたり、胴刎ねをOD版にすることで、リーサル(倒し切り)の幅が広がります。
これら以外にもダメージを出せるコンボもあるので、各自で調べてください。
おわりに
今回はかなり量が多くなってしまいました。それでも全てのセットプレイを紹介できていないので、もしかしたらこの記事の続きを書くかもしれません。この記事自体、身内に向けて書き始めたものですが、もし読んでくださっている方がいましたら、質問や意見等ありましたら、コメントをお願いします。また、間違いや、改善できる部分も指摘していただくと助かります。
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