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2025.1.7 北の国でも...

あまり雪が降らない場所もあります。例えばイギリスの一部では、日本より緯度が高いですが雪があまり降らないのです。というよりは、夜中に雪が降るので日中には溶けていることが多くて365日の中でも積もった雪が見えるタイミングはそこまで多くないのです。ただ、気温は氷点下を下回ることが非常に多いので、一度積もればある程度とどまりますし、土はデフォルトで凍っているのでスコップも入りません。カチコチです。
むしろ北海道の方が雪による影響が大きいですね。身長程度まで積もることもありましたし、通学通勤が不可能なことまでありました。まぁ天然の冷凍庫ができるという点ではいいのかな?寒がりな私にとっては、地獄でしたけど。



世間は少子化を良しとしないようですね。子供が減ると未来を担う若者が減ってしまう。社会保障費の増加、労働力現象による経済成長の停滞といったことがその理由として挙げられるでしょうが、本当にそうでしょうか。
皆さんはどうお考えでしょう?
やはり少子化改善を謳う方を支持しますか?なんとか子供が増える方向に進んで欲しいと願いますか?それはそれでいいと思います。どのように考えても当人の自由ですから。


私自身は少子化に対して悪いことではないし、自然な流れだと感じます。逆に人口が増え始めて、その傾きが変わらずに年々増加する一方であるならどうなるでしょうか?この有限にしか資源がない世界で、どのように無尽蔵に増えていく人間を養っていくのでしょう?より自然、環境を破壊しなけば家も建てられず、様々な動植物を繁殖、飼育して食用に変えることで腹を満たさなければならない、ということでしょうか?
確かに現状の社会保障制度では、高齢者が増えた場合その負担の多くは若い世代が担うはめになり個々が経済的に豊かになるかといったら厳しいかもしれません。医療の発達、生活習慣への意識改革による長寿化もそれに拍車をかけています。まぁ技術的、衛生的な面からも長寿化は自然な方向ですし、今後もある程度伸びることでしょう。しかし少子化はどうでしょうか。現状今まで人間が担っていた部分の仕事はAIによって効率化、合理化されたことでコストが減少しましたし、他の仕事に人員を回すことができるようになったと言えます。例えば電話応対、クレーム対応の人員削減や事務手続きの自動化などが例にあがりますね。このような職種につく人員は過去と比較して大幅に削減されています。今や自動案内が最初のポイントになっており、そこから運が良ければ有人対応にこぎつけられることもあるでしょう。就労する人口が減れば、不足した人員をAI、機械、ロボットが代替してくれるようになりますが、これは悪いことでしょうか?人員不足の解消、つまり労働力を異なるものにまわして資源、コストを違う仕事に割くことができるようになってきていることは、経済的に本当によくないことでしょうか?
今一度、考えてみましょう。
少子化が解消され、人口が増えるとどうなるのか。それは経済的な面でもそうですし、資源・環境的な側面からもリスクを推定しなければなりません。SDGsという言葉もありますが、この社会が持続可能ではあるけれど、いつか終わりが来る資源問題の「解決」ではないのです。少なくとも、今のところは。解決策を提示できるほど、確固たる技術はありませんし食用の肉や野菜から以前流行っていた昆虫食に転換しても、結局のところ他の生態系への介入やコストの増加は否めません(いくらかの効率という面ではよくなるかもしれませんが)。あなたの背負うものを若い者に背負ってもらう、その荷物自体を減らす努力と自らがその責任を引き受けたまま綺麗に消える道を模索することの方が、余程持続可能性を高めるでしょう。
考えましょう。
本当に少子化が良いことなのか。
考えることにしか、価値はありませんから。

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葉桐
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