2025.1.17 雪国山形
雪の季節に、山形に滞在したことがある。
日本海側は雪が凄まじいと聞いていたし雪景色をテレビでみたことがあったためかまくらや雪だるまが作り放題だ~と浮かれていた。
しかしそんな甘い予測はトンネルを幾つか過ぎていくにつれて少しずつ打ち砕かれて、頭の中まで真っ白になった。黒い山肌がどんどん白く変わり、道路の横によけられた雪がくるぶしあたりだったのが膝丈になり、ついには膝上まで積み上げられていた。街中を大きな除雪車が行き交い、信号機は縦型なんだな、とふと上を見上げて思った。
つらら、でけーーー!
本当に氷の剣が作れそうなほどに成長したつららをみつけて、子供のように目を輝かせたのと同時に恐怖が頭上にあることを認識してしまった。あんなものが落ちてきたら簡単に死んでしまう…。そう感じ始めたら恐怖が一気に蓄積し始めた。凍結したり停電したり、ガスがなくなったら寒くて死んでしまう。ただでさえ、極度の寒がりなのに…。
雪国の恐ろしさを目の当たりにして、早くも暖かい場所に逃避したくなった。炬燵だ!炬燵を準備せぇ!と頭の中の大将軍が号令をかけている。炬燵に首まで入って籠城するしかこの雪の大群から身を護る方法はない…。ミカンを置き、ビタミンCにも抜かりない。もはやこの炬燵装備を常に身に着けていたいとさえ冬は思う。
寒がりにはキツイ季節だよーー。
早く春よ来い来い来い。
今日はなんだか身が無いな。
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