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ハイパーカミオカンデで働きたい!
私は物理学を学んだ者ではありません。
ただの宇宙好きです。
宇宙好きのボヤキに、今回はお付き合いください。
皆さんは『カミオカンデ』をご存知でしょうか?
この題名で、この記事を開いてくださった時点でご存知の方が多いと思いますが、まずは、簡単にご説明をさせていただきます。
カミオカンデは岐阜県飛騨市神岡町の山の中、地下600m~1000mに造られている施設です。
主に、ニュートリノと呼ばれる素粒子を観測している装置が『カミオカンデ』になります。
太陽ニュートリノの観測と、ニュートリノ振動の発見で、日本人研究者がノーベル賞を受賞されています。
『カミオカンデ』は カミオカンデ から始まり、現在はスーパーカミオカンデが運用中です。
そして今、2027年運用開始予定の ハイパーカミオカンデが建設中です。
(2024.7月時点)
ハイパーカミオカンデは、スーパーカミオカンデの検出器で100年かかる観測データを10年で取得できる、次世代のニュートリノ研究施設とされています。
これは凄いですね。
と、ニュートリノ観測で知られるカミオカンデですが、元々は、粒子の陽子崩壊を探索するために計画された施設だそうです。
(2024.7月時点で 未観測)
陽子の崩壊が確認されれば、素粒子の仕組みが明らかになる可能性が高まり、宇宙の成り立ちや物質の謎の解明が期待できます。
※カミオカンデHPへのリンクは下部にありますので、ご興味のある方はそちらへ。
私のボヤキ
他県からカミオカンデ周辺の雪国へ移住していた私は、2018年頃(だったかな?)、スーパーカミオカンデのバイト求人を目にしました。
掲載されていたのは無料で配布されるタウン誌の巻末。
バイトとは言え、研究施設なので、もっと敷居の高いところで求人されるイメージしか無かったので驚きました。
えっ?
カミオカンデで働けるの?!
心がトキメキました。
コロナ前は年に一度見学会が催されていました。
(2023年に再開されました)
一般公開に何度か申し込んでは抽選でハズレていた私。
憧れの施設で働くチャンスがあるなんて、見学を申し込む以上にワクワクが止まりませんでした。
2024年の今年、一般公開に参加された方のnote記事を見つけましたので紹介させていただきます。
↓↓↓
でも、心がトキめいたのは一瞬でした。
求人広告は、英語が堪能な方を募っていたからです。
玉砕。
英語の能力なんて、近頃の幼稚園児より低いと思います。
諦めました。
今年(2024年)、又も、カミオカンデの求人広告を見ました。
しかも今度は、ハイパーカミオカンデ!
待て待て。
どうせまた、英語の能力を求められているのだろう。
ダメージを受けないよう、心にプロテクトをかけながら見た募集内容は、
PCが使える方。
地下での作業が平気な方。
来たーっ!
私は色めき立ちました。
PCなら使えるし、Excel やword は得意なほう、何ならCADも扱えます!
地下での作業は経験が無いけど、必須の条件では無いとも記載がありました。
銀山跡地とか、洞窟へ入るのは平気です。
(幼い頃は押入れに籠るのが好きだった。次元が違い過ぎと言われそうですが、閉鎖空間にも免疫ありのアピールです)
いける。
これは、これは、もはや運命♪
何となく、男性の求人の気配が漂いますが、取り敢えず置いておきましょう。
早速、勤務地へ下見に出掛けました。
勤務地の建物までは、車で一時間程度の距離。
通えないことは無いです。
全区間を通して、緩いアップダウンの道で、既に桜は散っていましたが、川に沿って走る国道の山沿いには、藤の花がちょいちょい咲いている良い季節でした。
そう、良い季節。
この季節なら、通えないことは無いのです。
問題は冬です。
朝晩の道路凍結と積雪を考慮しなければなりません。
春夏秋のドライブには気が紛れてちょうど良いアップダウンも、冬季は全く違う顔を見せます。
平坦な道でも、凍結している道路の運転は冷や汗ものなのに、坂道なんて恐ろし過ぎます。
(雪国へ来てから、凍結した道路でタイヤが制御不能になり、三回ほど、もう駄目だと思う経験をしました)
でもこの恐怖は、雪国育ちじゃないからかもしれない。
諦め切れず、雪国ネイティブさん達に意見を聞いてみました。
「無理、無理。あの道は危ないよ」
「トラックがスピード出すから怖いよ」
やっぱり。
「どうしても働きたいなら、引っ越すしかないですよ」
ががぁ~ん。
正直、引っ越すまではいかなくても、冬の間だけホテル住まいなども考えました。
しかし、募集は補助員のバイト。
時給高めとは言え、情熱だけでは乗り越えられないものがあります。
それにまず、あの辺りにはホテルすらありません。
では引っ越したとして、引っ越した家から勤務地までの道路は凍結しませんか。
いえ、間違いなく凍結します。
東京大学宇宙線研究所さん、冬季はリモートでは駄目でしょうかと、交渉してみようかとも思いました。
ですが、郷に入れば郷に従え精神の強い私。
他の皆がちゃんと出勤できてるのに、自分だけ特別にという環境では、きっと心苦しくなると思います。
そんな訳でカミオカンデの求人に応募するのは、今回も諦めました。
と言いますか、雪道の運転リスクがある以上、今後も応募することは無いでしょう。
でも本当は働きたいです。
雑用係でも何でも良いので、宇宙の謎解明の施設建設に携わりたいです。
私の他の記事を読んでいただいた方からは『あんた、建築士じゃないんかい?!』と言われそうですが、それはそれ。
建築に縛られるつもりはありませんし、興味はいろんなところへ向いているので仕方ありません。
建設中の施設のお仕事なら、建築と近いかも?
いえいえ、かなり遠いです。
建築と言うより、土木の領域ですから。
ハイパーカミオカンデに採用された方は、雪道の運転などモノともせずに働ける方(私から見たら猛者)なんだろうなと羨ましく思いながら、エールを送らせていただきます。
カミオカンデ HP
↓↓↓
カミオカラボ 公式note
↓↓↓
道の駅 スカイドーム神岡に併設されているカミオカラボには、カミオカンデの説明の他にも、お子様も大人も楽しめるゲームが設けられています。
楽しいです。
カミオカラボ HP
↓↓↓
以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。
フォロー、スキ 大歓迎です。
また、お会いしましょう!
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