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(有料・番外編)「カラーグレードと見た目色に乖離」のカラクリ・怪しいダイヤモンドに騙されないで!

鑑定書やソーティングは無条件で信頼できるものでなく、いくつか気を付けるポイントがあり、そのうちの一つ、前回はカラーグレードについてお話しました。

今回は、鑑定書やソーティングに記載されたカラーグレードと、ジュエリーにセットされたカラーダイヤモンドの「見た目色」に、本来あってはならない乖離があるケース二つをお話します。

CASE.1)
これは実際にオクやフリマに多いのですが「異常なまでに強烈な画像補正」をかけた出品にはご注意下さい。
また、大概こうしたダイヤは、説明文にカラーグレード詳細を載せていなかったり、「非加熱天然物」などわけのわからぬ記載があったり、鑑定書もソーティングもなかったり。
「鑑定書」があったとしても、情報がわかりづらく、目立たぬところにちょろっと文字を読むのは困難なほどの小さな画像が載っているだけだったりします。

画像では目にも鮮やかなフューシャピンクの見た目「vividランク」なピンクダイヤモンドリングが、小さな鑑定書画像を拡大し、よくよく見ると「light pink」や「very light pink」だったり、実にあるあるです。
画像補正し過ぎて、ジュエリーの周囲(背景)までもがピンクがかっていたり、失笑。
もともと、lightクラスが実物鮮やかなピンクなど、ありえないのです。
それを、「モニターによるお色味の違いはご容赦ください」と書かれても。
こちらこそ「強烈な画像補正は勘弁して下さい」と辟易してしまいます。

CASE.2)

こちらが今回の本題です。

その前に、カラーダイヤモンドには「天然」と「トリートメント処理」、さらに新たな台頭「合成」の三種類があることをお話しなくてはいけません。

【カラーダイヤモンドの起源】

1.天然(無処理)

2.トリートメント処理
(放射線照射処理や高温高圧処理、コーティング処理等)

3.合成
(きちんとしたラボで人工的に生成、組成は天然と同じな石は割高。
見分ける方法は、蛍光性に特徴。しかし、アジア圏などで数百~数千円で出回っている怪しい合成カラーダイヤモンドも多数)

こちらをお読み頂く方の大半は、おそらく「天然無処理=ナチュラルのファンシーカラーダイヤモンド」にご興味ある方が多いのでないかと思うのですが、天然カラーダイヤモンドを理解するには、こうした人工処理や合成のダイヤモンドについても知っておく必要があります。

よく聞くトリートメント処理(トリート)は、皆さんがよく見かける数万円の濃いインクブルーやアイスブルーのダイヤです。市場にあるジュエリーにセットされたブルーダイヤは、ほぼ100%トリートで間違いありません。
ちなみに0.3ctのアイスブルーは数万円ですが、似たカラー、石目の天然ブルーダイヤは市場価格5~600万かそれ以上、百貨店なら1,000万超えもおかしくありません)※2020年時点の感想です。その後ブルーはますます枯渇、高騰しもはや0.3ctなど目にすることもありません。

そして、この大まかな3つの分類のなか、天然無処理のカラーのダイヤモンドのなかに、近年、新たな「怪しいダイヤモンド」が出現してきました。

「怪しいダイヤモンドって、なに?」

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私の長年の夢、それは、自分で仕入れた良質なカラーダイヤモンドを、シンプルで使いやすいジュエリーに仕立て、お値打ちにカラーダイヤモンドファンへお届けすることです。よろしければ、ご支援頂けますと幸いです。