ピンクダイヤモンドの買い方、選び方(簡易版)
こちら、以前Twitterに投稿した内容になります。(一部加筆訂正有り)これまでのnoteと重複する部分もございますが、ご容赦下さいませ。時には、こんな投稿でもゆ、許して下さい。て、手抜きではありません・・・よっ。
ピンクダイヤモンドを買いたい方へ
(大原則)「AGT,CGL(中央宝石研究所),GIA 」いわゆるA鑑と呼ばれるのはこの三社、必ずこの三社の鑑定書やソーティング付きを選んで下さい。(B鑑は甘いですがC鑑よりマシです)
海外の聞いたことない怪しい機関の鑑定、鑑別書、ソーティングは絶対ダメです。(尚、フリマアプリ等で、A鑑の鑑定書やソーティングが付いていれば、すなわち良いピンクダイヤであるというわけでもありません。)
きちんとした機関の鑑定書やソーティングを前にしたら、次のステップで、記載されたピンクダイヤの情報を、カラーやクラリティ等石の特徴、鑑定日付(いつの鑑定か)などもきちんと読み解いて下さい。(あまりに古い鑑定のものは、取得し直す必要もあるかもしれません)
1)予算をかけず大きなピンクダイヤが欲しい方
石目を重視する場合、色は妥協して下さい。ピンクダイヤで美色の大粒石は非常に高額です。(美色ピンクダイヤモンドは0.2ct以上で超大粒、0.3~0.4ctともなれば、超超超大粒、軽く50万~100万超えします)
よって、予算をあまりかけずに大粒が欲しい場合、色は薄い石、褐色がかった石がメインになります。faint(かすかな)は、ほぼ無色のためオススメしません。(気に入れば、話は別)
具体的には
very lightやlightクラス(←肉眼で色を感じるのは難しい)、またfancyでもfancy lightクラスの茶系brownishやオレンジ系orangish,orangyが、比較的予算をかけずに大きなピンクを選ぶ際の基準になりえます。しかし、最近は茶系やオレンジ系も昔に比べ高価です。
(2)予算をかけず、とにかく色が綺麗なピンクが欲しい方
カラーダイヤを楽しむならやはり色に拘るのがオススメです。
しかし予算が限られる場合、石目は妥協して下さい。
稀少なピンクダイヤモンドは0.1ctでも「大粒」です。よって、美色が欲しいなら、0.1ct以下が狙い目です。(0.1ctとキリの良い石目になると「大粒」扱いとなり、価格も跳ね上がります。)
色の美しさは上からvivid-intense -fancy -fancy light 誰の目にも色を感じられるのはこのクラス。あ、deepもですっ。
vividは0.1ctで50万あるいはそれ以上な為、予算をかけず色を楽しみたい場合、intenseの良質なもの0.1ct程度、fancy,fancy light で0.1~0.2ctも品質によりますが、結構な価格になります。(色幅、クラリティなどトータル評価で価格は大きく上下します)またpurplishがピンクダイヤでは美しく一番人気でオススメですが、最近はorange系も人気があるよう感じます。
予算がいくらかにもよりますが、これらはあくまで私の主観なため参考程度に読み流して下さい。
クラリティに関してはカラーダイヤは無色ほど重視されませんが、当然クリアな石ほど高くなり、白濁やカーボン(黒点)、クラックなどあるほど美しさに影響し安くなります。しかしカラーダイヤはI1程度なら問題ないものも多いです。I2やI3なピンクも最近見かけますが、一目で濁っている石は美しくないため選ばないのが賢明です。ダイヤはやはり輝いてこそ。クラリティが低いものは加工時に割れのリスクも高いです。
あとは、フリマアプリなどで怪しい業者から買うのはやめましょう。アフターケア、サービスゼロに数十万払うのはリスキーです。
(鑑定機関について、追記)
上記A鑑については日本の世間一般の見解を書かせて頂きました。
アンティークジュエリーご専門、ダイヤモンドにたいへんお詳しいヴィクトリアンボックス田中様よりご指摘頂きましたHRD、 Gubelineもヨーロッパではスタンダードな信頼の置ける機関です。
聞いたことない機関に関しては、必ずググって、ちゃんとした機関か調べて下さいね。
(以上、Twitter過去投稿)