特許文献からワクワクを感じられるChatGPTプロンプトを作ってみた

特許文献って難解だし、何が凄いのかも分かりづらいですよね。
そこで、楽しめる形に変換しちゃうプロンプトを作ってみました。
ぜひ、特許の世界を楽しんでみてください。

要約文作成プロンプトの紹介

ChatGPT変換例_1

例えば、以下の特許文献情報が…

〈発明の名称〉両面粘着シートおよび画像表示装置用積層体
〈登録番号〉特許第7327701号
本開示は、以下の両面粘着シートおよび画像表示装置用積層体を提供する。
［１］： 第一剥離シート、粘着層、第二剥離シートの順に積層された基材レスのフレキシブルディスプレイ用途用の両面粘着シートであって、
前記第一剥離シートを剥がして露出した前記粘着層の表面にガラス基板を貼付し、当該ガラス基板を白紙上に載置した後に、前記第二剥離シートを剥がして露出した前記粘着層の表面をウェーブスキャン装置にて測定したときに、
波長域０．１～０．３ｍｍの反射強度Ｗａが１～２６であり、且つ
波長域３～１０ｍｍの反射強度Ｗｄが０．３～８であり、
前記粘着層は、
（ｉ）重量平均分子量が１００万～１８０万の（メタ）アクリル共重合体（ａ）を含有する粘着層、および（メタ）アクリル共重合体（ａ）を含む粘着剤組成物を架橋してなる粘着層のいずれか一方であり、
（ｉｉ）２３℃における貯蔵弾性率が１×１０３～８×１０４Ｐａであり、
（ｉｉｉ）ＤＳＣによるガラス転移温度が－７０℃≦Ｔｇ≦－３５℃である
両面粘着シート。
…

特許第7327701号より一部抜粋

こうなります。
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【発明】折り畳みディスプレイ革命！皺も気泡もさようなら
折り畳みスマホの未来を担う、粘着シートの革新物語。開発者たちは、柔らかさと強さを兼ね備えた"完璧な接着"を夢見て挑戦しました。特許技術はガラスをも滑らかに抱く新構造。これにより、視認性を保ちつつ皺や気泡を防止。未来のディスプレイが、より鮮やかに、より薄く、そしてより柔軟になる世界が待っています。「折り畳むたびに感動！」そんなスマホ時代がもうすぐ訪れます。

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ChatGPT変換例_2

次に、この特許文献情報も…

〈発明の名称〉エネルギー量の時系列データを予測するための予測プラットフォーム
〈登録番号〉特許第7570747号
本発明が採用する具体的な技術的解決手段は、以下のとおりである。
第一態様では、本発明は、エネルギー時系列データ予測システムを提供する。エネルギー時系列データ予測システムは、複数のエネルギー量監視装置と連携してそれぞれ監視されたエネルギー量を予測するために用いられる。上記エネルギー量は、エネルギー消費量又はエネルギー発生量である。エネルギー時系列データ予測システムは、以下のデータオンライン収集モジュール、入力系列抽出モジュール、及びエネルギー量予測モジュールを含む。
データオンライン収集モジュールは、各上記エネルギー量監視装置がモノのインターネットを介してアップロードしたリアルタイムエネルギー量データを受信し、且つそれを監視装置識別番号と関連付けた後にタイムスタンプ付きの時系列形式で記憶するために用いられる。
入力系列抽出モジュールは、受信した予測指令に基づき、固定長さの時間ウィンドウに基づいて各エネルギー量監視装置に記憶された時系列から最新のセグメントのエネルギー量データ系列を抽出し、且つ抽出された全ての系列セグメントをそれぞれ正規化した後に多変量時系列セグメントに組み合わせるために用いられる。
エネルギー量予測モジュールは、受信した予測指令に基づき、上記入力系列抽出モジュールにより生成された多変量時系列セグメントを予めトレーニングされた多変量時系列予測モデルに入力し、各エネルギー量監視装置が未来の指定時間ステップで監視されたエネルギー量予測値を得るために用いられる。
…

特許第7570747号より一部抜粋

こうなります。
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【発明】未来予測！エネルギーの魔法師
毎日変わるエネルギー消費、予測は至難の技。そこで登場したのが、IoTセンサーを駆使した未来予測システム！膨大な時系列データを瞬時に解析し、ガスや電力の使用量をピタリ予測。これでエネルギーの無駄をカットし、地球もお財布も笑顔に！未来のスマートエネルギー社会がすぐそこに。えっ、そんなことまで読めるの!?

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いかがでしょうか？ワクワクしてきませんか？
特許文献を読むのが楽しくなってきますよね。

製品開発をしているエンジニアで、日々たくさんの特許文献を読む必要がある方もいらっしゃると思います。一旦この要約文を頭に入れて、それから実際の文献を読み進めるだけでも、理解が進むのではないかと思います。

技術系のニュースサイトでは、特許情報が流れたりしますが、それをピックアップしてこのプロンプトにかけても面白いと思います。未来予測ができるかもしれませんよ！

実際、今回の事例２件も、技術系ニュースサイトで紹介された2件の文献番号から、Jplat-patの公開特許公報にアクセスしました。
（特許文献番号の参照元：NIKKEI Tech Foresight）
https://www.nikkei.com/prime/tech-foresight

ちなみにこの要約文ですが、ChatGPTが “盛って” いるので、その点はご注意ください。あくまでも、『特許文献を楽しく把握するための補助ツール』としてご活用ください。

このプロンプトをご提供いたします。
皆さんでもカスタマイズして使ってみてください。

こういう取り組みを通して、楽しみつつ『IPランドスケープ2.0』を目指していきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。

以下、プロンプトのコンセプト（考え方）と、プロンプト本文、そして使い方を説明いたします。

【コンセプト】
出力される回答は、以下の基本フォーマットに沿って出力されます。

基本フォーマット