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優秀な同僚

※画像はイメージです※

大学出てそのまま業界に入り、最初の会社で4年。今の会社に移ってきて16年。

たくさんの新入社員を見てきた。
優秀な世代、そうでもない世代、パッとしない世代、全員同じ顔にしか見えない世代…

そんな中でも失礼だがあまりパッとしない世代があった。

仕事出来なすぎて怒られて泣いてる奴。
出世欲の全くない奴。
何かと理由をつけては試験から逃げ回る奴。
ようやく店長になれたけど一年持たずに潰れた奴もいたなぁ。

ただそんな世代の中で一番出世した奴はなんと女性だった。

スタッフ時代に自分の下についたこともあるが気が強くてくそ生意気なやつだった笑

今まで大型店(次席者でもそこいらの店長より優秀)にしかいなかったというのもあり、うちの次席者を捕まえてマジでケンカをしてる。

勤務態度もお世辞にも良いとは言えず、名指しのクレームももらう。

すぐ顔に出るのは俺に似ていた笑

仕事はソツなくこなすけど、ある高額商材は全く扱えなかった。

その時はたまたま俺の店の人員もあまり強くはなく売れないし、店の雰囲気は悪いわで最悪だった。

前年に出してしまった2人の女性スタッフのどっちか戻ってきてくれと切に願っていた。

結局俺の店には半年くらいしかいなかったかな?

ただその後、すごく勉強したんだろうね。

その後一年くらいで店長昇格。
あれから6年経った今でもちゃんと店長してる。
(一回だけ店長降りたいと泣かれた事があるけど)
しかもくせ者揃いの都内で。
ホントに凄い。

会社が女性活躍推進に力をいれていた時期でもあってそれに乗じて昇格出来たというのはあるだろう。

だがそれだけでは都内で6年も続かない。

よく俺が話す

「でかい会社だから生き残るには個性を出せ」

という言葉。
彼女は女性ならではの色使いやディスプレイ指導でその地衣を確保したのだ。

俺の店にいた頃は一切出来なかった高額商材はいつのまにやら資格を取得。

同じ地区で働いていた時は休みを使って上長の巡回に動向させてもらい俺は担当商材。
彼女はディスプレイの指導なんかもしてた。

ああ、一番仕事が楽しかった時期。

色々な部下を指導し、優秀な店長を何人も輩出してきた。(俺より偉くなっちゃった奴もいるけど)

ただコイツは
「私はあなたの部下だったことが汚点」
と言い張るw

くっそ腹立つw

…が、なんの因果かお互いに頼りにしてることがあってなんだかんだ連絡を取り合っている。

…くされ縁。

そういえばあまり弱みを見せない彼女だが、1度だけ顔を真っ赤にして落ち込んでたことがあったな。

当時うちの店には女性スタッフが2人いた。
1人は今日書いたこの人。
もう1人はでっかいオバサンスタッフ(落合婦人をすっぴんにした感じ)

お客さんにそのでっかいオバサンと間違えられたらしいw

腹抱えるほど笑ってしまったのだが、世程悔しがったのだろう。

もう間違えられないように翌日にあんなに綺麗だった長い髪をバッサリ切ってきてしまったのだ。

それを見た僕。

「なんだおメー!?ちびまる子ちゃんみたいな髪型しやがって!ギャハハハハハ!」

…あの時はゴメンよw



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