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調光レンズは眼鏡2本使いが前提

 最近は眼鏡屋に行くとたいてい「調光レンズ」を使った眼鏡が売られている。



調光レンズとは

 この調光レンズは紫外線に反応して自動的にレンズの色が濃くなる、つまりサングラスになるというものである。

 各社調光レンズの眼鏡を発売しており、レンズの色と濃さを選択できるオプションもある。選択肢は豊富にあり、便利に思える。

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調光レンズのメリット

 この調光レンズのメリットは、「紫外線が当たる」≒「屋外に出る」と自動的にサングラスになることにある。

 私もこのレンズの特徴は夏に便利なのではないかと思って買いに行ったのだが、店員の話を聞くとデメリットもあり、万能ではないようである。結局、調光レンズを買うのはやめてしまった。


デメリット① 紫外線が当たらないと色が変わらない

 デメリットの1つ目は、紫外線が当たらないと色が変わらないということになる。

 紫外線が当たると色が変わるレンズなので、紫外線が当たらなければ色は変わらないという当たり前のことなのだが、眩しくてサングラスになって欲しい時に必ずしも紫外線が当たっているわけではない

 代表的なのが車の運転をしている時で、車の窓ガラスは紫外線をカットしているので、車内では調光レンズの色は変わらない。(可視光で色が変化するレンズもあるようだが、ここでは割愛する。)

 車内は極端な例だが、帽子を被っていて、眼鏡に直接日光が当たっていない時も色は変化しにくい。つまり変化する色をコントロールできないのがデメリットになる。


デメリット② 色が戻りにくい

 デメリットの2つ目は、色が濃くなった状態から、紫外線が当たらなくなっても色が戻りにくいということである。実際に使っていないので、具体的な時間は分からないが、ネットでは色が戻るのに5-15分かかるという声が多く聞こえる。
 屋内に戻ったからと言って、すぐに普通の眼鏡になるわけではないので、屋内と屋外を頻繁に行き来するような人の普段使いとしては適さないだろう。


調光レンズが便利なケース

 以上のようなデメリットから、私が行った店のスタッフとしては、基本的には普通の眼鏡と調光レンズ眼鏡の2本使いが前提とのことだった。

 では普通の眼鏡とサングラスを2本使いした方が良いような気がするが、スポーツなどで眼鏡のかけ替えが面倒な時には、調光レンズが適しているとのことだった。確かに気候が変化してもかけ替える必要がないので、登山とかサイクリングのような場面では便利かもしれない。調光レンズはあくまでアウトドア用として割り切るのがいいだろうか。


眼鏡1本で済ませるならプレートを上から被せるタイプが無難

 もし眼鏡を1本で済ませたいなら、普通の眼鏡に上から別のレンズプレートを被せるタイプの方が便利だろう。これも各社から販売されている。
 私はJINS Switchを買ったので、次はこれについて書きたいと思っている。

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