ホワイトゴールドにロジウムコーティングをかけないという選択肢
結婚指輪にショパールのアイスキューブを買った時、素材としてローズゴールドとプラチナもあったのだが、深く考えずにホワイトゴールドを選んでいた。
ホワイトゴールドの方が無難だと思ったからなのだが、表面のロジウムコーティングの影響でかなりギラギラ光っている。
これは買う前から分かっており、個人的にはあまり好まないのだが、使っていくうちに傷が入って、数日でそこまで光らなくなると店員に言われたこともあって、まあいいかと思って買ったのである。
しかし、使って1ヶ月経ってもそこまで変化がない。おそらく年単位での変化となるだろう。
そんなこともあって、ローズゴールドの方が肌の色に近くて目立ちにくいので、そっちの選択肢もあったかもしれないと思って色々調べてみたら、最近はロジウムコーティングをかけないホワイトゴールドがあるようだ。
良く言えば落ち着いた色で、悪く言えばくすんだ色に見える。いわゆるシャンパンゴールドというやつだろうか。
私としてはそんなに光るのは好きではないので、メンテナンスの時にロジウムコーティングをかけ直さず、「落ち着いた」色合いで使いたいと思っている。
おそらく5年から10年後になると思うが、ロジウムコーティングが剥げてくるはずなので、その時はロジウムコーティングをかけずに研磨してもらうだけにしようと思う。
以下はプラチナとホワイトゴールドとローズゴールドについて、自分なりにまとめてみたもの。
プラチナ
プラチナが最も変化が小さい素材と言える。後述のホワイトゴールドのようにロジウムコーティングが剥げてくることもないし、ローズゴールドのように硫化することもない。
この変化しにくいということがメリットになることもあるし、変化を楽しめないと思えばデメリットにもなる。
また、宝飾品にするとプラチナの方が高価になることが多く、ゴールドに比べると柔らかいので変形する可能性が高いと言える。
ローズゴールド
純金は24Kだがそのままでは加工がしにくいので、18K以下にして他の金属で割ることが一般的である。
18/24=75%なので、金は75%で残りの25%に何を使うかによって、ホワイトゴールドやローズゴールドやイエローゴールドのように、色合いが変わってくる。
その中でローズゴールドやピンクゴールドと呼ばれる種類は、銅・銀・パラジウムで割っている。
このうち、銅が大気中の酸素や硫黄で硫化するため、経年で黒ずんでしまう。そのため、定期的に表面を研磨するなどのメンテナンスが必要になる。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、色合いをプラチナに近づけるように、金を銀やパラジウムで割ることで白っぽくしている。
また、それだけではプラチナのようにならないので、表面にロジウムコーティングをしている。
経年でこのロジウムコーティングが剥げてくるので、地のくすんだ色が見えてきてしまう。
この場合は、磨いて再度ロジウムコーティングをかければ元の色に戻る。