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スコッチグレインのシャインオアレインが値上げ(2022年9月から)
スコッチグレインが値上げ
ついにスコッチグレインも2022/9/1から値上げを行うようだ。
この世界情勢で色々な物の値段が上がっており、革靴も例外ではないのだろう。既にリーガルなど他メーカーは既に価格改定を行っている。
特に輸入している海外タンナーの革や、他の資材にかかるコストが円安の影響で増加していることが主な原因と推測している。
対象はなぜかシャインオアレインのみ
おそらく全製品10%程度の値上げになるんだろうな、と思っていた。
しかし、現時点での情報ではシャインオアレインシリーズのみが対象とのこと。
シャインオアレインシリーズには以下の3種類がある。
①、シャインオアレインⅢ(3Eウィズ)、
②、シャインオアレインⅣ(Eウィズ)、
③、シャインオアレイン4E(4Eウィズ)
これらの価格は全て税込33,000円だったが、今回の改訂で税込35,200円と、税込2,200円の値上げになる。
ウクライナ・ロシアからのフッ素供給が原因か?
シャインオアレインの革は国内タンナーだったと記憶しているので、革の輸入コストが主な原因ではなさそうだ。
他にシャインオアレインにだけ値上げするような要素があるとすれば、撥水レザーやSGソール素材の価格高騰だろうか。革を撥水加工する際に使うフッ素がウクライナやロシアで生産されていることが関係しているかもしれない。
シャインオアレインの人気に影響はなさそう
値上げの要因はさておき、正直あまり今回の価格改定は大したことがないと思ってしまった。
というのも、たった6%程度の2,200円の値上げではシャインオアレインの魅力は毀損されないと考えるからだ。
確かに以前は税別27,000円だった時期もあり、その時の消費税は8%だったので、税込29,160円で買えていた。その時から比較すると約6,000円の値上げとなるが、値上げの状況は他のメーカーでも同じである。
今の段階で税込35,200円であっても、この価格で雨の日だけでなく、晴れの日でも違和感なく使えて、アフターサービスもしっかりしている革靴は他にない。
そのため個人的な意見では、今回の値上げでシャインオアレインの人気が下がるようなことはあまりなさそうな気がする。
インペリアルシリーズの木製シューキーパー付属も廃止
他には価格は変わらないが、最高級ラインのインペリアルシリーズは木製シューズキーパーの付属を取りやめるようだ。
木製シューキーパーについては、家に沢山あって困る人もいるだろう。私も既に3つ持っており、靴が増えてもこれ以上は必要ない。
もし必要なら8,800円で買えばいいと思うので、これは良い変更だと思う。
ちなみに匠ジャパンによる修理料金も一部改訂されるようだが、詳しい内容についてはまだ分からない。
大したことない価格改定
まとめると、今回のスコッチグレインの値上げは、他の靴メーカーがやっているような価格改定に比べれば肩透かしのようなものだろう。
ただ、今後さらに別モデルで値上げがあるかもしれないので、その時は注意したい。特にオデッサは値上がりしないで欲しい。