三井住友カード(NL)を作った①
2021年2月に発行が開始されたクレジットカード三井住友カード(NL)を7月末に作り、1ヶ月以上使っている。
色々特徴のあるカードだが、特に大手コンビニ3社とマクドナルドで5%還元という分かりやすいメリットがあり、それが決め手となり作った。
また、7月にはゴールドカードが発行開始されたが、そっちは選ばなかった。
このカードの特徴と、ゴールドカードとの比較について書いてみたい。
特徴①:コンビニとマクドナルドで5%還元
先程も述べた通り、このカードの最大の特徴は大手コンビニ3社(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン)とマクドナルドで5%還元となる点だろう。
現状はこの5%が最も還元率が高い方法なので、コンビニとマクドナルドではこのカードを使うのが最もお得ということになる。
私がこのカードを作った理由もこれである。
この1年ほどコンビニではpaypayを使っていたが、還元率が改悪されて私ではどうしても1%還元にならなくなったので、別の決済方法を探していたところ、以前から気になっていたこのカードを発行した次第である。
この還元は三井住友のVポイントになる。Vポイントは他のポイントに移行できたり、Vポイントアプリでの支払いで使えたりするが、翌月以降のクレジットカード支払いに充当するのが最もシンプルだと思われる。
なお、後述する非接触決済(タッチ決済・コンタクトレス)をしないと5%還元にならないので注意が必要だ。
特徴②:ナンバーレス
NLはナンバーレス(Number Less)の略で、券面にクレジットカード番号が印字されていない。
どちらかというと、還元率よりナンバーレスの方が話題になっている気がする。
これにより、他人にクレジットカードを盗み見されてもネットショッピングなどで悪用できない。セキュリティが高いカードであると言える。
クレジットカード番号はスマートフォンのVpassというアプリで確認する。
確認するときは都度時間がかかり不便だが、私の場合はメインカードとして使っておらず、入力する機会が殆どないので、不便には感じていない。
特徴③:タッチ決済対応
これは三井住友カードだけの特徴ではないが、非接触決済に対応している。
Visaならタッチ決済、Mastercardならコンタクトレスと言われているものだ。
対応している決済端末に一瞬近づければ認識してくれるので、決済時にかかる時間が短縮される。
ただ承認に数秒がかかってしまうので、Suicaなどの交通系ICよりは時間がかかる印象だ。
ちなみに、非接触のクレジットカードと交通系ICを同じカードケースに入れていても、支払時には店員が決済方法を先に指定するので、競合してエラーにはならない。
非接触クレジットカードが2枚以上入っていると、競合すると思われる。
特徴④:年会費無料
年会費は無料なので作っておいて損はない。
いまいちな点①:通常還元率が0.5%
コンビニ3社とマクドナルドでは5%還元ではあるが、それ以外で使っても0.5%しか還元されない。
例外として、「選んだお店でポイント+0.5%!」というプログラムがあるが、それでも1%還元なので他の基本1%還元カードを使うのと変わらない。(対象店舗は以下のリンク先参照)
そのため、普段使いのカードとしては適していないだろう。
いまいちな点②:SBI証券での積み立て還元率も0.5%
急に投資の話になるが、三井住友カードはSBI証券と提携し、投信積立の支払いに使用できる。そのため、月5万円を限度としてSBI証券に積み立てた金額もVポイントへの還元対象となる。
しかし、三井住友カード(NL)の還元率は0.5%に留まる。例えば、積み立てNISAの場合は年間40万円の0.5%なので、年間2,000円の還元となる。
他のカードの例では、いち早くクレカ積立を開始した楽天カードは楽天証券の積み立てで使えて、還元率1%となる。
また、まだ開始されていないが、マネックスカードでマネックス証券を積み立てても1%還元が予定されている。
還元率でいうと、三井住友カード(NL)でSBI証券に積み立てる必要性は特にないと感じる。
やるとしたら、既に楽天証券で月5万円以上積み立てており、口座振替で積み立てている分を、SBI証券のクレカ積立に振り分ける場合くらいだろう。とはいえ、マネックスカードのクレカ積立も2021年の冬に開始予定なので、月10万円以上積み立てる人くらいだろうか。
ただしこれはノーマルカードの場合で、ゴールドカードの還元率は1%になるので、前提が少し違ってくる。この点は後述したい。
総評
ここまでをまとめると、コンビニとマクドナルドに頻繁に行く人にはおすすめのクレジットカードになる。年会費無料で5%還元になり、非接触決済でスムーズに支払いができる。
ただし、通常の還元率が0.5%なので、普段使いとしては向いていない。また、SBI証券へのクレカ積立に適している人も限られる。カードケースに入れて持ち歩き、コンビニとマクドナルドだけで使用するというやり方になるだろう。
長くなったのでゴールドカードの件は次の記事で書くことにする。