赤外線吸収を抑制するスーツ生地 レダ社アイスセンス
スーツ用にレダ社のアイスセンスという生地がある。レダ社はイタリアの有名な生地メーカーで、コスパが高いと言われている。そのメーカーが製造するアイスセンスはウール100%ながら、特殊加工を施すことで生地の赤外線の吸収を抑制し、温度上昇を防ぐことができる機能を持つ。
メーカーの計測によれば、通常の生地と比較して表面温度が8度下がり、体感温度では10度以上下がるようだ。
スーツカンパニーで購入
クールビズ中のパンツにぴったりのため、スーツカンパニーで購入してみた。スーツカンパニーを選んだ理由はいつもそこでスーツを買っているからというだけで、他の既成メーカーでもラインナップがあるとは思うがあまり調べずに買った。
価格は1着1万円
価格は通常税抜9,800円だが、割引で8,800円になっていたので、1着税込9,680円になる。ローテーションのために3着購入したので、税込29,040円。そこにいつものエイトストップ(腰裏の滑り目)、シック、ウエスト直しを付けた上で、ヤフオクで落札した株主優待15%オフで合計30,232円となった。1着あたり10,000円くらいになる。オプション料金はこちらを参考にしてほしい。
色
用意されている色はブルー、ミディアムグレー、ブラウン、ベージュ、ネイビー、チャコールグレーの7種類。暗めの色が良いのでまずネイビーとチャコールグレーを選択。後の色は明るめだが、夏っぽい色ということでブルーを選択した。
メリット
しばらく履いてみた感想だが、直射日光が当たっている時でも普通の生地と比べるとそこまで熱くらない。そういうコンセプトなので、その点が唯一にして最大のメリットになる。
注意点
このアイスセンスは目付が250gとオールシーズン用と変わらず、夏用の200gの生地のように薄くて軽いわけではない。ペラペラな質感ではないところは良いが、薄くて軽いものを求める人には向かない。
後はこのスーツカンパニーの商品としての話なのだが、結構タイトな仕立てになっている。特に股上が短くきつめに感じてしまう。また膝裏に裏地があるため、汗をかくと引っかかってしまう。どうやら完全な夏用として作っているわけではないようだ。
ただし、これは大きめのサイズを選ぶことで改善する可能性がある。私は自分のウエストサイズからLサイズを選んだが、LLサイズでも大きすぎるわけではなかったし、ウエストやヒップ部分は詰めることができるので、股上や腿回りのサイズで決めるべきだったと思う。
総評
総評としては、夏用でもウール100%で質感の良いパンツを好む人には選択肢になると思われる。ただし、ウール以外の生地や多少ペラペラした薄いものでも構わない人には他の選択肢があるように思われる。
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