ウールのネクタイが気になっている
スーツカンパニーの新宿本店が2021年10月に移転した。
移転したと言っても2つ隣のビルに移っただけなので、場所は殆ど変わらない。ただ、売り場面積は狭くなったので、品数は減ることになるだろう。
移転セールとして10%オフのセールをやっており、更に1,000円引きのクーポンが送られてきたので、ネクタイを1本買い足そうと思って行ったのだが、その時にウールのネクタイを発見した。新製品のようだ。
レダ生地のウールネクタイ
各メーカーのウールが使われているが、私の目に付いたのはスーツ生地として有名なレダ(REDA)社のウール生地だった。日本製で税込4,180円と、スーツカンパニーに置いている他のネクタイと価格帯は変わらない。
見たところレダ社の生地でも、ネクタイによって3種類の生地が使われているようだ。
・REDA ACTIVE
軽めのウール100%生地で、通気性・防シワ性・撥水性・防臭性に優れる。この生地はウォッシャブルなのでスーツは家庭で洗えるとされるが、このネクタイの表示はドライオンリーとなっている。
・REDA FLEXO
ウールにポリウレタンを1%加えた生地で、ウールの生地感はそのままに、伸縮性がありシワになりにくいという特徴を持つ。
・REDA CONTEMPORARY CLASSIC
調べてもよく分からなかったが、他の生地がSUPER120’Sになっているのに対して、これはSUPER110’Sとなるので、原料の糸が太いということだろうか。
ウールのネクタイとシルクのネクタイ
ネクタイの生地と言えばシルクが標準だと思うが、ウールもまた違った雰囲気がある。
ウールネクタイはシルクネクタイほど光沢がなく、柔らかい雰囲気があるため、カジュアルに使える。また、シワになりにくい反面、厚い生地は結び目が作りにくいと言われる。
両者の特徴を並べると以下のようになるだろう。(シルクとウールの混紡もあるようだが、ここでは割愛する)
シルクネクタイ ウールネクタイ
・光沢がある ・光沢があまりない
・かっちりした雰囲気 ・柔らかい雰囲気
・フォーマル寄り ・カジュアル寄り
・オールシーズン使える ・秋冬向け
・シワになりやすい ・シワになりにくい
・柔らかく結びやすい ・厚い生地だと結びにくい
個人的にはスーツと同じウール生地をネクタイに使えば、コーディネート全体のまとまりが良いのではないかと思っている。
レダ社の生地を使っていることもあってか、実物の質感はかなり良かったので、次にネクタイを買う時にはウールも検討したいと思っている。