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REDA FLEXO ICESENSEというスーツ生地

 スーツカンパニーユニバーサルランゲージREDA FLEXO ICESENSEという生地を使ったスーツが売られていたので、色々調べてみた。

 この生地はREDA社(レダ)のFLEXO(フレクソ)という生地にICESENSE(アイスセンス)機能を追加したものだ。
 要はストレッチ性があり、SDGsに配慮しており、赤外線を反射して表面温度を下げられる生地である。
 詳細は以下に書いていく。

 なお、青山商事の別注品なので、これが買えるのは傘下のスーツカンパニーユニバーサルランゲージのみということになる。


そもそもREDA FLEXOとは

ストレッチ性がある

 そもそもREDA FLEXO(レダ フレクソ)という生地の説明から入ると、これはウール99%ポリウレタン1%を含む生地である。
 ポリウレタンはストレッチ性があり上の記事ではREDA FLEXOは「横方向への伸び率が15%を超え」るとある。


ポリウレタンは生分解可能

 このREDA FLEXOに1%含まれているポリウレタンは旭化成のロイカV550という素材である。


 このロイカV550は、先に述べたようにストレッチ性があることはもちろんだが、生分解性も持ち、微生物によって水と二酸化炭素に分解される
 ウールにも生分解性があるため、REDA FLEXOは生分解性のある生地ということになる。

 生分解しないプラスチック素材は長期間残留してしまい、環境問題になってしまう可能性があるので、それを防ぐことのできるSDGs的な素材であると言える。


リヨセル混で冷感タイプもある

 REDA FLEXOには、通常のウール99%+ポリウレタン1%だけでなく、夏用としてリヨセルが入った、ウール75%+リヨセル24%+ポリウレタン1%というタイプもあるようだ。
 リヨセルはユーカリを原料とする繊維で、触ると冷たさを感じられる。無印の寝具によく使われている印象だ。


 夏用のスーツで使われているREDA FLEXOはリヨセル混が殆どだろう。
 スーツカンパニーにはリヨセル混しかなかったし、はるやまもそんな感じのプレスリリースが出ている。


生地表面の温度を下げるICESENSE

 ここまではREDA FLEXOの説明で、ここからはICESENSEという機能の説明を簡単にしたい。

 ICESENSEはウール100%にも関わらず、特殊加工を施すことで生地の赤外線吸収を抑制し、温度上昇を防ぐことができる機能である。
 メーカーの計測によれば、通常の生地と比較して表面温度が8度下がり体感温度では10度以上さがるようだ。

 ICESENSEについては過去に記事にしているので、そちらも参照されたい。


REDA FLEXO + ICESENSE

夏用スーツとしては最適な組み合わせ

 このFLEXOICESENCEを組み合わせた生地が「REDA FLEXO ICESENSE」となり、ストレッチ性があって涼しい夏用のスーツが出来上がる。
 この生地を採用したスーツがスーツカンパニー/ユニバーサルランゲージで販売されている。

 色はチャコールグレー(グレンチェック)・ブルー(無地)・ブルー(ピンストライプ)・ネイビー(無地)の4種類がある。
 2パンツなので、価格は53,900円とスーツカンパニーにしては高くなっている。
 素材はウール99%+ポリウレタン1%なので、リヨセルが入っているタイプではないようだ。


上下セットのスーツしかない

 スーツカンパニーとユニバーサルランゲージで売られているこのREDA FLEXO ICESENSEだが、パンツだけ買うことはできず、ジャケットとのセットで買わなければならないという欠点がある。

 私は夏にジャケットを着ることはないし、ICESENSEを通年用のスーツとして使うのも難しそうなので、ジャケットとセットになってしまうと個人的には買えない。
 来年からはパンツだけ買えるようになることを期待したい。


今年は通常のICESENCEパンツはない

 だったら通常のICESENCE生地のパンツを買えば良いと思ったのだが、今年は販売されていないようだ。
 今年買い替えようと思っていただけに残念だった。


代わりにどのパンツを買うか

カノニコのスーパーソニック

 REDA FLEXO ICESENSEも通常のICESENSEも買えないが、買い替えは必要なので、代わりに何を買うかという問題が発生してしまった。

 そこで、カノニコスーパーソニックという生地のパンツが候補に挙がる。
 スーパーソニックはウール100%ながら、撥水性がありシワになりにくくストレッチ性がある生地だ。
 スーツカンパニーでは14,300円で売られている。


REDA FLEXO

 もう1つの候補は、先に説明したREDA FLEXOである。

 スーツカンパニーではリヨセル入りのタイプが販売されており、価格はカノニコのスーパーソニックと変わらず14,300円だ。
 ウール75%+リヨセル24%+ポリウレタン1%と、リヨセルが含まれているため、触った感じはシャリシャリしている


両方買うという選択肢

 ウール100%で質感が良いのはカノニコスーパーソニックになるだろうろうか。
 ウール100%にこだわらないのであれば、REDA FLEXOの方が夏には機能的と言えるだろう。リヨセルの効果がどこまで感じられるのかは分からないので、試してみたいという気持ちはある。
 なので、両方買うという選択肢も考慮に入れて検討を加速させている。


トップ画像は以下のURLから(https://blog.uktsc.com/brand/tsc/shop/machida/blog/91bcfd6d-51ea-4700-8b98-56bc209af3d9)


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