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ベビーカーのA型/B型をどういうパターンで買うか
来年子供が産まれる予定で色々調べているのだが、中でもベビーカーは選択肢が多すぎてよく分からないので、まとめてみる。
ベビーカーの分類
まずベビーカーにはA型やB型といった区分がある。このA型やB形というのは日本のSG規格の分類であり、海外メーカには適用されない。
また、昔あったAB型(今はA型に含まれる)やC形(バギー)という分類も非公式に使用されることがある。
とあるアンケートでは、A型とB型は両方買う人が74パーセントほどいるようだが、A型だけで済ませるパターンも21%いるようだ。
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まずはこのベビーカーの分類についてまとめてみたい。
A型
生後1ヶ月から36ヶ月までの使用を想定。
B型とはリクライニング角度範囲が異なり、A型は水平にリクライニングできるため、腰が据わる前から使用が可能。
対面と背面を切り替えられるものがほとんど。
一般的に36ヶ月までと言われているが、後述の通り途中で使いにくくなり、B型に切り替えるメリットが大きい。
対面と背面をハンドルで切り替えるA型は、フレーム構造的に背面のみのA型やB型より力が加わりにくい。特に赤ちゃんの体重が重くなってくるにつれて押しにくく、きしみやすくなる。
また、最近のベビーカーはアスファルトからの照り返し熱を軽減するため、座面が高い設計になっているものが多いが、座面が高いほど不安定性が増すことになる。
これらのことから、よく考えないとA型のみで済ませるのは難しいと言える。
B型
生後6ヶ月くらいから36ヶ月までの使用が想定されている。水平までリクライニングしないため、腰が据わってからの使用となる。
基本的に背面のみとなり、A型に比べて軽くて安定しているため、赤ちゃんの体重が増えても安定して押しやすい。
C型
バギーのことをC型と呼んでいる勢力がいる。B型に比べてリクライニング機能がなく、シンプルで軽くてコンパクトなものと定義するとよさそうだ。
赤ちゃんが歩き回れるようになってから、念のために持っていくような使い方が想定される。
数千円で買えるものが多いので、必要になったら購入する形でいいだろう。
AB型
昔あったが今はA型に吸収された分類。赤ちゃんの体重が重くなってきても使い続けやすいA型という認識をしている。
どのパターンで買うか
① 高級なA型+高級なB型
予算に制約がない人は、両方を高級品で揃えればいいだろう。
ブランド料で高いものもあるが、機能だけでいうとA型は75,000円以上、B型は35,000円以上で高級といえそうだ。合計金額の目安は110,000円以上となる。
② そこそこのA型+そこそこのB型
実際には予算はできるだけ抑えたいので、必要最低限の機能を持ったA型とB型を揃えるのが現実的と言える。
特にB型に比べてA型は元々の価格帯が高いので、長期間使わないと割り切って、ネットや型落ち製品を狙えば安くなる余地が大きい。
ネットで安く買えるA型の例としては、コンビのスゴカル エッグショックがあり、45,000円程度で買える。
A型を選ぶ要素については別途記事にしたい。
③ 高級なA型+C型
高価だが機能的なA型を買えば、B型を買わずにC型に移行できる可能性がある。AB型とC型で分けるイメージだ。
この場合のA型は、背面時に押しやすいという条件がマストだろう。ハンドルではなく、座面ごと切り替える両対面式で、座面が低めのA型が候補となってくる。
例としてはサイベックスのメリオや、アップリカのルーチェフリーが挙げられる。
金額の目安は、高級なA型が75,000円、C型を高めに10,000円と見積もるとして、合計は85,000円となる。
④ B型のみ
腰が据わるまでベビーカーを使わず、最後までB型のみで済ませるという方法も観念しうるが、現実的には難しいだろう。
今のところ個人的には、②そこそこのA型+そこそこのB型のパターンがコスパが良いのではないかと考えている。