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マスターリーガルコレクションの衝撃
リーガルはラインナップが分かりにくいという記事を書いておいて申し訳ないのだが、マスターリーガルコレクションという凄い革靴が2020年10月から販売されている。
このマスターリーガルコレクションの価格は税込49,500円。この価格は、革靴に詳しい人からすれば、少し高いランクの靴というイメージになると思う。
しかし、この靴はデュプイの革を使い、ヒドゥンチャネルで仕上げている。価格以上のバリューがあると言えるだろう。それに関して書いていきたい。
マスターリーガルコレクションのラインナップ
マスターリーガルコレクションのラインナップは3種類のデザインにそれぞれ2色で計6種類ある。
・ストレートチップ (ブラック・ブラウン)
・サドルシューズ (ブラック・ブラウン)
・ウイングチップ (ブラック・ブラウン)
写真はリーガル吉祥寺店のブログが見やすくまとまっている。(https://base.regal.co.jp/blog/regal-shoes/00266kitijozi-210922/?brand=regal-shoes)
ストレートチップ
サドルシューズ
ウイングチップ
どれもドレスシューズの雰囲気がある。矢筈仕上げのようなドレスシューズに必須なデザインは当然備えている。
サドルシューズであってもデザインでドレスに寄せてきていて、スーツにも合わせられるだろう(と店員は言っていた)。
マスターリーガルコレクションの特徴
公式ウェブサイトに載っている特徴は以下の8つ。
① アッパーがデュプイのカーフ
② ライニングもデュプイのカーフ
③ ステッチが正確で細かい
④ 横釣り(手作業で革を釣りこんでいる?)
⑤ ヒドゥンチャネル
⑥ ソールの踏まずとソールが赤色
⑦ ハンドポリッシュ
⑧ 専用シューズボックス
やはり重要なのはデュプイのアッパーとヒドゥンチャネルだろう。特にこの5万円弱の価格帯でヒドゥンチャネルというのはあまり見ない。
例によってスコッチグレインと比較するが、46,200円でアノネイのベガノカーフを使用しているオデッサやブローデンのラインが価格的に競合する。
3,300円の違いがあるが、ヒドゥンチャネルで価格分のバリューはあると考えている。
なおアッパーの革については、アノネイのベガノカーフとデュプイのどちらが良いのかは好みによると思うが、クオリティとしては同等だと思われる。
数量限定で店舗販売のみ
注意しなければならないのは、数量限定であり、購入できる店舗も限られているということだ。
数量は明示されていないが、すぐに無くなってもおかしくはない。流石にこの値段でこのクオリティを続けるのは無理があるということは想像できるので、やむなしといったところか。
私はタイミングの問題もあって購入しないことにしたが、先の生地にも書いたと通り、リーガルにはこのマスターリーガルコレクションのように、ブランド内に分かりやすいラインナップを揃えていって欲しいと思う。