今年の文化庁芸術祭はちと違う
まだまだ暑いですが、まもなく暦の上では秋がやってきますね。
秋といえば、文化・芸術のイベントが多く、自治体も協賛して、さまざまなイベントが行われる季節です。
なかでも、文化庁芸術祭は、国をあげての文化芸術イベントですが、今年から形が変わります。
文化庁芸術祭とはなんぞや
文化庁芸術祭について、ざっくりご案内しますと、文化芸術を盛り上げるために始まった文化庁の事業で、演劇,音楽,舞踊,大衆芸能の4部門の公演と、テレビのドラマ・ドキュメントタリー、ラジオ、レコードといった作品を対象にしたイベントです。
国が主催者ですので、もちろん国立の劇場では、歌舞伎、文楽、バレエが主催公演として上演され、いつもより豪華な演目、配役となって、初心者からマニアまで楽しめる興行が行われています。
主催公演のほかは、参加公演として、関東、関西を中心に、参加したい実演家、団体が期間中に興行をします。こちらの参加公演の中から、芸術祭大賞などの賞が選ばれ、これを目指して頑張る方々もたくさんいらっしゃいます。
今年は主催公演のみ!
ところが、今年の文化庁芸術祭は、参加公演および顕彰はなく、主催公演のみとなります。
文化事業の見直しをするということで、賞のあり方が検討されることになりました。
令和4年度の文化庁芸術祭の案内には次のように書かれていました。
先ほど触れた文化庁芸術祭のジャンルは、文化芸術の中の一部で、そのなかでも偏りがあります。たとえば、大衆芸能部門のなかでは、落語は参加公演数に比べ、講談、漫才、コントは少ない状況にありますので、そういう意味で、文化事業と賞を切り離されたのではないかと推測します。
ともあれ、今年の芸術祭も豪華です。
今年の主催公演はこちら↓
今年は主催公演モニター募集が!
新しいスタイルとなった今年の文化庁芸術祭では、初のモニター募集がおこなわれています!
200人のモニターいわゆるお客様を無料招待し、無料のかわりにアンケートに答えてね、ということだそうです。
交通費などはもちろん自己負担ですが、この機会に観たことのないジャンルを鑑賞してはいかがでしょうか。
詳細はこちら↓
※この記事は、筆者の取材に基づき執筆したものであり、文化庁はじめとする他の団体から委託等を受けたものではありません。
※情報に関しては、正確を期すよう注意していますが、記事執筆当時の情報であり、ご自身で文化庁の報道提供資料をご覧いただき、ご判断ください。
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