5/12-14　対カープ

首位・横浜に２戦２勝で本拠へ戻ったナイン。
勢いそのままに、新井カープとの３連戦です。
先発は横川。すっかりローテ入りしている
若き左腕に鯉狩りを託します。

5月12日　先発横川

２回表　横川　一死一三塁　Ｃ上本を空三振
　　　　内角低めへ見事なカットボール
　　　　続く打席では重盗を阻止して３アウト
５回ｳﾗ　門脇　無死一塁　大飛球を放つも左フライ
　　　　走者を進塁できず
６回表　横川　無死一二塁を招くも、
　　　　西川、坂倉、デビッドソンを抑える
６回ｳﾗ　丸　逆転２ラン
　　　　好投の横川に勝利投手の権利を与える
７回表　直江　四球、犠打、（暴投、）四球
　　　　何もできずに投手交代
７回表　大江　満を持してワンポイント登板も
　　　　初球をど真ん中に放り、犠牲フライを許す
　　　　初球から制球ミスで失点では存在意義がない
９回表　岡田（左）　一死二塁からＣ松山が左前打
　　　　あっさり、待って捕球　二走が生還、同点

横川　6回 5安打 6奪三振 3四球 1失点　勝利投手消滅
・４回の被弾は内角高めの完全なボール球。
　＂変態打ち＂西川のソロは避けられないでしょう。
　６回のピンチを抑えた場面は
　本当に成長を感じられ、筆者は感動です。

ひとことメモ
・直江はまたも四球で自滅。試合を壊しました。
　先頭から、長打のないＣ上本に四球を献上。
　続く投手・大瀬良にあっさりと送られ、
　今度はフォーシームを引っ掛けて大暴投。
　当然のように再度四球を与えて交代となりました。
　まさに「論ずることは難しい」ピッチング。
　直近３試合でも、打者６人に対して四球が４個。
　＂さらし投げ＂で選手は成長するのでしょうか。
　野手の士気を下げる投球／采配はどうかご勘弁を。
・９回、大勢が同点打を浴びたシーンですが、
　外野手がそれほど前に来なかったのは
　おそらく「同点やむなし」というベンチの意図。
　逆転の走者の得点圏を嫌ったものと思われます。
　それよりも、岡田の捕球体制に疑問符。
　ダイレクト捕球を早々に諦めては、
　広島サイドは迷うことなく二走をまわします。
　捕球姿勢を偽装したり、
　後逸しない程度にダイビングしてくれれば、
　もしかすると失点は避けられたかもしれません。
・１０回に中軸から猛攻を食らった菊地、
　満塁でマウンドに上がったロペスの２投手ですが、
　もうこの際、不問としたいところですが、
　どうしてＣ菊池にお見舞いされるかなぁ…

長くなってしまったので、残り２戦はサクサクと。

5月13日　先発グリフィン

少々（どころではない！）、手抜きに見えますが
この試合、注目すべき点がないまま９回へ。
１点リードを守るべく大勢がマウンドに登ります。

グリフィン　7回 4安打 9奪三振 1失点　勝利投手消滅

　９回表　大勢　先頭・野間に四球
　　　　　直後、代走・羽月に初球から盗塁を許す
　　　　　クイック×（今に始まったことではないが）
　９回表　大勢　松山の内野ゴロで同点　セーブ失敗
　　　　　一塁、セーフ判定覆る　またも明らかな誤審×
１１回ｳﾗ　ブリンソン　四球選ぶも、牽制死
　　　　　おそらくランエンドヒット（筆者の見解）
１２回表　高梨　回跨ぎで乱調　勝ち越し許す
１２回ｳﾗ　秋広　直球を引きつけて粘り、
　　　　　９球目をレフト線上へ同点適時打
１２回ｳﾗ　ブリンソン　カウント0-2からボールを見極める
　　　　　カウント2-2からフェンス直撃、劇的サヨナラ　
　　　　　汚名返上　直球に振り負けず◎

ひとことメモ
・解せない、１２回表・長野の打席。
　カープの捕手・坂倉はきちんと長野を斬るべく
　ほとんど使ってこなかったカーブで１ストライク。
　この間に一走・秋広は二塁へ。
　ここで新井監督、申告敬遠を選択します。
　まさにベンチと選手の意図が噛み合わないプレー。
　敵軍ながら「うーん」という瞬間でした。

5月14日　先発赤星

のちに、ＯＢたちが大城の配球に物申すことになるとは…

３回ｳﾗ　吉川　一走・赤星（投手）という状況下で
　　　　セーフティバント、バントファウル
　　　　シンプルに一塁側が望ましい
　　　　なお、次のボールで一塁側へ送りバント成功
７回表　問題のシーン発生！　ひとことメモへ
　　　　５点差となり、試合終了　G 0 - 5 C
８回ｳﾗ　ウォーカー　代打で初球を看板直撃２ラン

ひとことメモ
・早速いきます、問題の７回。
　　➀一死一二塁　西川、一ゴロ
　　②二死二三塁　秋山、0-2から申告故意四球
　　③二死満塁　マクブルーム、満塁ホームラン
　争点は、この被弾は「誰の責任か」。
　　★試合前、赤星の左右別被打率は
　　　対左打者 .257 に対し、対右打者 .378 。
　　　また、今シーズンのマクブルームは
　　　対右打率が対左を１割近く上回っています。
　　　しかも、この日の対戦では２四球と勝負すらできず。
　　　これほど条件が揃っているワケですから、
　　　投手交代せずにマクブルーム勝負なんてあり得ません。
　　　まずはベンチワークに責任あり。
　　★続いて、マクブルームへの配球。
　　　複数のＯＢに苦言を呈されている部分ですが、
　　　彼らの発言はどれも近しい内容。
　　　カウント0-2から無駄な外角外しでリセットし、
　　　決め球を狙い撃ちされたというものです。
　　　テレビ中継でも、元中日・谷繁さんが
　　　この一球外しを「意味がない」と言い放った矢先の被弾でした。
　　　何のためのカウント0-2なのか。
　　　非常に悔やまれます。捕手の配球に責任あり。

　　このように、さまざまな要因が絡み合って、
　　打たれるべくして打たれたこの満塁ホームラン。
　　データがそれを防げたかもしれないのが歯痒いところです。

サクサク行くつもりが、
結局はたっぷりとお届けすることになってしまいました。
反省すべきところは反省して、次に進みましょう。
ペナントレースは待ってくれません。

次はスワローズ戦。会場は静岡です。
それでは、VIVA GIANTS !