TOKYOシリーズ第1ラウンド
両軍合わせて6発が飛び交う空中戦。
いわゆる"TOKYOシリーズ"・第1戦は
最後のアウトひとつまで手に汗握る展開となりました。
本当はジャイアンツの圧勝ムードだったのですが...…
この試合、勝負を分けたのは7回表。
一死からピッチャーの堀田が四球を選び、
打順はトップに返り、吉川尚輝を迎えます。
すると、原監督は迷わずにバントを指示。
吉川も見事に初球で決めました。二死二塁。
ここで代打・ウォーカーを送ります。
すると、今度は高津監督が動きました。
ピッチャー・大西。
右のウォーカーに対して右の大西をぶつける、
いわゆる"プラトーン起用"です。
原監督の代名詞とも言える采配を
ヤクルト・高津監督が選択しました。
しかし、ウォーカーくん――
対右 .279 15本 (204打数)に対し
対左 .261 4本 (115打数)と、
打数の差を考慮しても
右投手を得意としているのは明らかなのです。
結果、ウォーカーは低めの変化球を捉え、
巨人は大きな追加点を挙げます。これで4-1。
大西はその後も崩れ、4連続タイムリー。
勝負を決してしまいました。
一連の大量得点を生んだウォーカーのタイムリー。
最近、打撃不振でスタメンから外されていた
彼にとっては、大いに刺激となったことでしょう。
この日、同じ外国人選手では
ポランコが2発、ウィーラーも1発と
それぞれに存在感を示しました。
外国人枠の都合もありますが、
やはり彼らが揃って活躍するシーンを観たいものです。
投手陣ではクロールが良い形で状態を整えています。
昨日も自身の悪送球こそありましたが、
塩見を三振に抑えるなど、火消しに成功。
エスコバーを想起させる力強い直球に加え、
使い分け可能な複数のカットボール、
さらには直球と相性抜群のチェンジアップ。
球種こそ少ないものの、
完成度はかなり高いものと期待しています。
中継ぎが手薄なジャイアンツにとって、
彼は"メシア"になりうる存在。
今後の投球に注目していきましょう。
きょうはここまで。
戸田くん、気にするな!
VIVA GIANTS !