前半戦との違い

いよいよ開幕したプロ野球・後半戦。
先発を託されたのは助っ人左腕・メルセデス。
先制を許すも、自身の制球難と向き合いながら
なんとか堪えてくれました。
個人的には、6回の失点は仕方のないことかと…
落ち着きのあるバント処理で
1点に食い止めたのはGOODでした。

ただ、メルセデスが頑張っていただけに、
7回のエラーはいけません。
打球は二塁手・吉川の正面でした。
どう考えても併殺をとれた場面。
何でもないゴロをファンブルしては
投手が苛立ちを隠せないのも頷けます。
結果、犠牲フライを許してこれが決勝点。

ただ、全ての責任を吉川に擦り付けるのも違います。
例えば、同点とされた直後の6回ウラ。
大事な先頭打者の重信が見逃しの3球三振。
丸がヒットの後で、岡本が初球ショートフライ。
また、1点を追いかける場面で
先頭打者を岡田に託したのも疑問に思います。
岡田はポランコの守備固めで
この打順に入っていたわけですが、打率は.143。
繰り返しますが試合は1点差。
勝ちたいのならば代打を送るのが定石でしょう。

そもそも、試合前の段階で気になることが多すぎます。
1.なぜウォーカーがベンチ外だったのか。
2.なぜウィーラーがスタメンなのか。
3.なぜ中田・増田陸がスタメン落ちなのか。
4.なぜポランコが不慣れな左翼でスタメンなのか。

1~3に関しては、コロナ感染の影響もあるでしょうから、
致し方ないところもあるでしょう。
しかし、4は理解できません。
なぜここにきてポランコを左翼につけたのか。
もしかすると、右翼にポランコをつければ
タイガースが誇る俊足ヒットメーカーたちに
三塁打を許すかもしれないと考えたのかもしれません。
しかし、結果はというと、
右翼が重信でも三塁打を許しました。
はっきり言って、肩の弱い重信では抑止力になりません。
さらに、6回に同点を許した場面、
一死二塁から、佐藤輝の打球は浅いレフト前。
それでもサードコーチャーは迷わず腕を回しました。
なぜなら、左翼はポランコだからです。
結果、痛恨の失点となって試合は振り出しに。
メルセデスの怒りは今日の出来(制球面)よりも
味方の守備に向いていたのかもしれません。

これは結果論になりますが、
今回の"両翼交換作戦"は完全に不発。
後半戦の開幕もディフェンス面の崩壊と、
悪い意味でこれまでと同じ試合をしてしまいました。
次戦以降、首脳陣がどういったフォーメーションを
選択するのか目が離せません。

きょうの先発は戸郷。
縦の変化球を生かせるよう、
直球主体でかつ球数の少ない投球・配球に期待します。

きょうこそ、VIVA GIANT !

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