4/4-6 対ベイスターズ

4月4日 先発戸郷

~試合開始~
・1回、戸郷 先頭に四球も、表情に余裕あり
・球審:牧田
 カウント3-0からでも躊躇なくボールを宣告
 試合を通してゾーンが安定しており、信頼できる
・5回、無死二塁 吉川 空三振で進塁させられず
・直後 丸 適時打 吉川の凡退を取り返す
 かつ送球間の進塁 走塁意識◎
・6回 戸郷 送りバント 初球○
戸郷 6回 5安打 無失点 勝利投手
・7回 中田 犠牲フライ 広角打○
 もう中田の打撃を褒めるのはやめようかと…
・9回 ブリンソン 二塁打
 迷わずに三塁へ 送球間の進塁
 走塁意識◎ ただし判断としては微妙
 サイクルヒット王手で無理な走塁に挑んだか
~試合終了~

ひとことメモ
・初回先頭への四球が何よりも印象的でした。
 余裕にあふれ、とても清々しい右腕の表情に
 筆者は彼の粘投と勝利を確信しました。早い。
 ちなみに先頭の出塁を許したのは初回のみ。
 まずひとつのアウトを取ることの重要性を再確認しました。
ブリンソン様(.000→.357に急浮上)
 来日初ヒットから5安打6打点の大爆発
 落ちる系&内角直球に強いのは大きなアドバンテージに。
 来日以前の得意球・カットボールは今後、要チェック。
・球審の牧田さん
 開幕から既に10試合以上の公式戦を見てきましたが、
 彼のジャッジの安定感は群を抜いているように見えます。
 次戦以降も要チェックです。

4月5日 先発メンデス

メンデス 元中日・ロッテのロメロを思わせる風貌
~試合開始~
・メンデス 最速150km/h 平均145km/h程度
 130km/h超のチェンジアップは面白いが
 球種が少ない かつコントロールも安定せず
 左のビーディといった印象
・3回 メンデス ボーク
 走者は宮崎 全く必要のない牽制でピンチを拡大
メンデス 5.1回 5安打 4四死球 2失点 敗戦投手
・7回、無死一二塁 門脇 フライ
 二走・大城、進塁できず 原監督、ベンチ叩く
~試合終了~ 平良の前に毎回三振の惨敗

得たもの
・メンデスの牽制問題
 いかにもボークを取られそうな牽制を連発。
 彼を先発として起用していくのであれば、
 この点に気づけたことは大きい。

ひとことメモ
・7回、門脇のシーン
 2点の差があるとはいえ、筆者は「まずは1点」派。
 フォースとなる二走が大城ではバントも難しく、
 戦術を広げるためにも代走が有効だった可能性は高い。
 また、一走・ブリンソンの足を生かす(送球間進塁…)ためにも
 何か事が起こる前に代走を出すことはできたと考察する。
 ただし、この日の控え捕手は小林のみ
 打席が遠くなる1番・梶谷か3番・丸あたりに小林を入れて、
 小林と心中する大きな覚悟が必要であったのも事実。
・宮崎への牽制(メンデス)
 吉川も二塁ベースに入っていたことから、
 一連の動作がサインプレーだった可能性が高い(筆者の見解)。
 ただし、宮崎の走力を考慮すれば、
 牽制の必要が本当にあったのかは疑いの余地あり。
 バッテリー、首脳陣の準備不足にも。
・DeNAドラフト3位・林琢磨選手
 ルーキーながら2つの犠打を簡単に決める姿に
 ジャイアンツナインとのコントラストを感じました。

4月6日 先発横川

~試合開始~
・球審は柳田
 試合前半は全体的に厳しめのジャッジ
 低めの判定は特に厳しく、
 打席に投手が入ってもゾーンを拡張する印象はない
 ところが一転、試合中盤からは
 低めの球を多く取り、高めは全く取らなくなった
・5回、一死二塁 打者・山本(5球目)
 見事に裏をかいたインコースの直球が
 まさかのボール判定
 打者だけでなく、審判までをも裏をかいてしまう誤算
 動揺が残ったのか、次のボールで山本に左前打
 半速球の選択にも疑問が残る
・続く、投手・東の打席 バントの構えから
 三塁方向への打球 岡本、目で制せず
 ディレードスタートで本塁生還を許し、この1点が決勝点に
横川 6回 5安打 1失点 敗戦投手
~試合終了~ いやいや、まだ諦めてはいけない!
・7回 投手交代(→船迫)
 ソトへの勝負球が真ん中高めに抜けるも、空三振
 今日はコントロールが冴えず
・7回 楠本、3ラン 真ん中 予想通り 
船迫 1回 2安打 1四球 3失点
~試合終了~

得たもの
・長野・ブリンソンがマルチ安打 外野/代打争いが熾烈化
・岸田がベンチ入り 大城に代走の可能性
・船迫の失点 一度立ち止まって改善する機会に

失ったもの
・横川の好投 無援護、申し訳ない

ひとことメモ
・横川、ナイスピッチング!
 DeNA打線の早打ちも相まって、球数少なくテンポ○
 ただし、相手チームの戦術によるところが大きく、
 次回登板以降にも当てはまるかはわからない。
・やはり、進塁能力が低い。
 特に2番を打つ吉川は人一倍その能力が求められる。
・丸の打撃内容が今ひとつ
 東との相性か、どの打席でも立ち遅れる。
・岡本の守備
 開幕戦では9回先頭に痛恨の悪送球。
 この日も5回の決勝点献上に加え、4回にもジャッグルと
 開幕から守備面で精彩を欠いているように見える。
 WBCで三塁に入らなかったことによる影響でないことを祈る。

先手を取りながら、2戦連続完封負けと悔しいカードになりました。
あまりチームの空気が思わしくないように見えます。
リフレッシュを兼ねた「血の入れ替え」の一手を
早めに打ってみてもいいのかもしれません。
特に、ヒットの出ないの坂本、丸、
進塁打が打てない吉川あたりは
打順変更・交代の余地が大いにあるポイントです。

さて、今日からは広島に移動しての3連戦。
先発も開幕カードのローテーションに戻ります。
ビーディにとってはここからが本当の勝負。
本来の力の見せどころです。
VIVA BEEDE, VIVA GIANTS !


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