5/5-7 対ドラゴンズ
今年のゴールデンウィークも大詰め。
球場に駆けつけた子どもたちに
ナインはかっこいいところを見せられるでしょうか。
さて、カードごとにお伝えしてきた「ジャイアンツ通信」ですが、
少々バージョンアップさせていただきます。
というのも、これまではプレーと経過ばかり扱い、
肝心となる選手の状態や采配の整合性といった、
本来扱うべき内容が疎かになっておりました。
今号からは試合経過を極力ひかえ、
ニュースタイルでお伝えしますので、乞うご期待!
5月5日 先発横川
1回表 廣岡、先頭打者本塁打 思い切りのよさ○
バンテリンで持ち味を生かす
5回表 ブリンソン 無死一二塁で、送りバント失敗
小フライとなり、岡本が二塁に戻り切れず
二死一塁に
そもそも、二走が岡本でのフォースプレーなので
超人レベルのバントが必要
→ バントのサインが間違い、采配ミス
5回ウラ 横川 無死一塁からD木下に四球
最悪、ホームランでも1点リードという場面
勝負に行けなかったことで、のちの悲劇につながる
5回ウラ 投手交代(→鍵谷)
一死一二塁から登板 併殺打でピンチしのぐ
8回ウラ 田中千 無死一塁から四球
高打率のD岡林がバントの構えを見せるも
外角に抜けてストライク入らず
岡林でアウトがとれる理想の展開を自ら手放す
横川 4.1回 80球 6安打 1四球 2失点 勝敗つかず
初回にジャイアンツが1点を奪ったことで、
この1点を守りに行く配球・投球になってしまう。
持ち味である球数の少なさを生かせず、
とうとう5回のピンチでガス欠に。
5月6日 先発グリフィン
8回表 中山 無死一塁でバントできず、空三振
まだ若武者とはいえ、成功がマストの場面
まさに試合を分けるプレーとなる
8回ウラ 梶谷 D福永の左前打で二走の生還許す
二走・高松は足のスペシャリスト
試合後、原監督は
「あそこで回られるような守備位置ではいけない」と
語っているものの、高松を刺せる位置となると
外野は極端な前進守備で"がら空き状態"に。
いったい何を言っているのか。
そもそも、レフトの経験がほとんどない梶谷を
左翼に就けていることも理解不能。
それでいて選手批判と、もはや見るに堪えない。
グリフィン 7回 107球 6安打 6奪三振 2四球 1失点 勝敗つかず
勝ちを付けられず申し訳ないぐらいの投球。
次回登板にも期待。
5月7日 先発赤星
3回表 赤星 無死からライト線に乗せる二塁打を放つも、
梶谷 見逃し三振などで無得点。
上位打線(1~3番)の打率 .250、.239、.247
下位打線(6~8番)の打率 .320、.291、.351
7回表 大城 内角寄りの直球を弾いて先制ソロ
7回ウラ 岡本 三塁線をギリギリ抜かれる
D石川は典型的なプルヒッター
8回ウラ 守備交代(岡本:一塁)
基本的にやらないポジション 今季2度目
主力を動かすのはナンセンス
一塁・門脇が不可なら他選手と入れ替えでよい
赤星 6.2回 100球 7安打 5奪三振 1失点 勝敗つかず
球 審:有隅さん 低め両サイドを広くとりがち
まさに"隅が有る"ジャッジ。
その他:3戦通して失策なし(バンテリン)
[コラム] 今週の呟き
7回ウラ、二死一塁。球数96。
打席には、本日ヒット1本の木下拓哉。
野球中継を見ながら、
ここで「大江に変えればいいのに」なんて
思った人はほとんどいないでしょう。
しかし、筆者は違います(呟けばよかった…)。
実は木下、右投手を打つのが非常にうまいのです。
正捕手となった2020年以降、
対左打率が対右打率を上回ったことはありません。
まさに「プラトーン殺し」。
そんなこともつゆ知らず、
バッテリーはいつも通りの配球で攻めました。
捕手だけに、木下の打撃には
読み打ちの要素もあったことでしょう。
打球はレフト後方へ。
広いバンテリンでたちまち外野を超えれば、
たとえランナー一塁でも生還しかねません。
少々、配慮を欠いていたと思います。
ナメていた、というか。
結果、痛恨の同点打となりました。
こういった場面こそ、ベンチワークが必要なわけで。
もちろん、この回を投げ切ることで
赤星の成長を、という考え方もあるでしょう。
しかし、同点打を浴びては
たちまち監督が飛んでくるようでは、
何のための1打席だったのか、
何のためのリリーフなのか、理解できません。
このごろ、手遅れになってからの継投が目立ちます。
一手先を読み、リスクが小さいうちに手を打たなければ、
"投壊"と揶揄されるジャイアンツ投手陣では
抑えきれないのです。
監督!コーチ!もっと頑張ってください。
ファンは敗け試合ばかり見たいワケないでしょう?
もっと考えて、最善の策を打つことを期待しています。
さて、今日からベイスターズ戦。
先発はサイヤング賞投手・バウアーです。
攻略のポイントは「一塁に出ること」!
セットポジションに限り、
フォーシームの球速が4~5キロ低下します。
とはいえ、試合を左右するピンチとなれば
かえって球速がアップする「ミスター配分」。
ということで、粘り強く一塁に出ることで、
バウアーを疲れさせ、出力を下げてしまいましょう。
まだ日本選手の特徴をつかめていないでしょうから、
細身の選手なら誰でも"足"が脅威になるはず。
出塁能力の高い坂本選手の選球眼に期待です。
それでは、VIVA GIANTS !
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