4/28-30 対カープ

先日おこなわれた対カープ3連戦。
今季いまだ勝ちがなかったこのカードで
ジャイアンツは価値ある白星を!?

4月28日 先発髙橋優

球審西本 一塁長井 二塁津川 三塁有隅

髙橋優、ケガから9ヶ月ぶり復帰登板
~試合開始~
・先頭から149km/hを記録 球速◎
・制球× とくにスクリューはほぼ抜ける
髙橋優 3回 5安打 2四球 2失点
・4回、投手交代(→横川)※中4日での登板
  テンポよく抑える○
・4回、二死一三塁 坂本、左越3ラン
  無理やり引っ張る、坂本らしい一打
  四球の走者が2人が生還 逆転 G 3 - 2 C
・5回 横川、援護をもらった直後も三者凡退
  この日はフォークが冴えわたる
横川 3回 2安打 1奪三振 無失点 勝利投手
・6回 代打・丸、適時打 引っ張り 貴重な追加点
  ただし、全力疾走はできず
・8回 坂本、ダメ押しソロ
・9回 大勢、炎上 なお球速◎ G 5 - 4 C
 続いて、一死二三塁 打席:秋山
 全球直球でカウント1-2となった5球目
 外角、真ん中の高さに直球 空三振 配球◎
 開き直りが奏功し、本来のピッチングに
 つづく、二死二三塁 Cマクブルームも空三振
 横川、辛くも勝利投手の権利をキープ、確定
~試合終了~

ひとことメモ
・髙橋優は直球が速かった、くらいの印象。
 このままの状態ではローテ維持は難しそう。
 バッテリーはコースを意識しすぎ(筆者の見解)。
 髙橋優は直球/スクリューの緩急が命なので、
 大城には真ん中あたりに堂々と構えていてほしい。
・横川、ナイスリリーフ!
 交代 → テンポよく抑える → Gクリーンアップという
 理想的な展開に持ち込め、それに中軸も応えた格好。
 4回のマウンドで三者凡退(11球)に抑えたことが
 この試合最大の勝因となった。

4月29日 先発グリフィン

球審長井 一塁津川 二塁有隅 三塁村山

~試合開始~
・1回、二死二塁 岡本、先制適時二塁打 4番○
・2回、無死二塁 C西川、ピッチャーへの送りバント
  大城、3塁を指示 迅速に好判断◎
・4回、一死一三塁 中山
・つづく、二死一三塁 グリフィン、空三振
  代打なし チャンスを捨てる
・5回、無死一二塁 投手交代(→鍵谷)
  この5回をグリフィンと心中しないのであれば、
  なぜ代打を出さず、マウンドに上げたのか
グリフィン 4.1回 8安打 2奪三振 3四死球 2失点
・鍵谷 好リリーフ この回を無失点に抑える
・6回 鍵谷、続投 この回も無失点
・7回、秋広 右中間へプロ初本塁打
  スタンド中段へ おめでとう!
・9回、二死 岡本、四球 つなぎ○
・直後、中田 逆転サヨナラ2ラン 確信 中段
  初球 読み打ち◎ G 4x - 3 C
~試合終了~

ひとことメモ
・本日の主役・中田翔
 この試合に勝利したことで、弟分・秋広をお立ち台に。
・本日の主役②・鍵谷 火消し→回跨ぎで三者凡退
・相手打線の拙攻に次ぐ拙攻に救われる。
  バント失敗で無死二塁→一死一塁(2回)
  一死満塁から追加点なし(2回)
  無死一二塁から無得点(5回)
  無死満塁から併殺打の1点のみ(7回)
  盗塁失敗でG左腕を引きずり出せず(8回)
・Cバッテリーの勝負勘のなさ、配球ミス(筆者の見解)
 9回、岡本への四球は絶対にNG
  ← 最悪のシナリオ=中田サヨナラ2ラン(のちに実現)
    仮に、岡本にソロ被弾でもまだ同点
  この状況下で外角にカット系は中途半端
  ストレート/フォークで勝負に行くべきところ
・4回、5回の采配は全く冴えず
  中田のおかげで霞んだが、半端で意図の見えない采配

4月30日 先発ビーディ

球審津川 一塁有隅 二塁村山 三塁西本

~試合開始~
・1回、二死一二塁 中田、同点の適時左前打
  芸術的 打ち腕を畳んでコンパクトに引っ張る
・直後 大城、右前打 二走・岡本は三塁ストップ
  しかし、中田が二・三塁間で挟まれる 走塁死
  暴走した中田が悪かったとしても、
  それが見えていながら、三塁にいる走者(岡本)に
  ゴーを出せていない三塁ベースコーチも気になる
・ビーディ、この日もほとんどフォーシームを使わず
ビーディ 3.2回 8安打 1四球 5失点 敗戦投手
~試合終了~

ひとことメモ
・説明不要の大敗
・ミス×痛恨被弾で流れを完全に明け渡す
・先週、ビーディはもう勝てるとお伝えしましたが、
 この登板でも勝てませんでした。ごめんなさい。
 ひとつ言い訳するならば、今回も直球をほとんど使わず、
 球速帯が偏ってカットボール/ツーシームが
 滅多打ちされたのが敗因だと筆者は考えます。
 それにしても、毎回失点と言い訳できない惨敗でした。

田中豊樹投手の登録抹消について

この日、被弾した田中豊樹がファームへ。
確かに被弾したものの、今季の対右被打率は .150。
左右分けを信条とする原監督にとっては
決して欠かすことのできないピースだったはずです。
そもそも、この被弾はというと…
➀一死二三塁 菊池(右)をフライアウト
②二死二三塁 西川(左)に四球
③二死満塁  秋山(左)に中前打 ここまで19球
④二死一二塁 マクブルーム(右)3ラン と、
球数過剰による球威低下かと思います(筆者の見解)。
そもそもこの登板では、絶対に出塁を許せない場面で
菊池をきっちり抑えたことを評価すべきだと思います。
西川、秋山にはほぼ100%代打はありません。
抑える確率を高めたいのであれば、
左キラーの大江・高梨を送り出すことはできたわけです。
しかし、マウンドは田中豊樹のまま。
苦手の左打者との対戦で配球がガラッと変わったことで
腕の振りが小さくなってしまったようにも見えました。
ちなみに、マクブルームの本塁打は外角の厳しいコース。
球数少なく元気な田中豊であれば抑えていたのではないかと。

左右分けに拘るのは勝手ですが、
それに有効なピースを適切に起用しなければ
勝機は逃げていきます。
まずは本日昇格の堀岡・菊池の2投手に期待しましょう。

さて、舞台は引きつづき東京ドーム。
本日の予告先発の戸郷、Sサイスニードは
ともにリーグトップ・3勝どうしの対戦となります。
この時期に中5日と、戸郷の先発に疑問は残りますが
いいピッチングを楽しみにしています。
では、VIVA GIANTS !

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?