見出し画像

ブログで商品やサービスを売りたい企業が、押さえておくべき3つのポイント。

昨日からスタートしたこちらのnote。

ポルシェをブログで300台売ったノウハウを、全放出します!」と意気込んではみたものの、

…さて、何から書きましょうか(笑)

今日は、会社がユーザーやファンと一緒になり、ブログやSNSで情報発信をしていく際に、押さえておくべきポイントについて整理してみたいと思います。

3つの点を留意する

結論から言うと、

①:自社が情報を届けたいユーザーやファンは誰か
②:①が知りたい情報、共感できる内容は何か
③:②を発信できる(起点となる)ユーザーやファンは誰か

この3つをまずはしっかり定義する、ということが非常に大切になります。

もちろん、ユーザーやファンには、それぞれが感じたことを自由に発信してもらうことが大前提ですが、

会社として「ファンの方とチームになってブログを発信し、ファンと共にブランドを共創していく」というやり方にチャレンジするのであれば、

①:自社が情報を届けたいユーザーやファンは誰か
②:①が知りたい情報、共感できる内容は何か
③:②を発信できる(起点となる)ユーザーやファンは誰か

という3点をしっかりと整理して定義した上で進めていく必要があります。

なぜなら、この①・②・③が曖昧であったり、整合性が無い状態で進めてしまえば「Fan Base Story」による企業ブランディングは絶対にうまくいかないからです。

もっというと、ブランドイメージが大きく崩れてしまうことにもなりかねません。

例えば、私のポルシェブログの例で言うと、

もし、(将来)ポルシェを購入したい人に対して、情報を届けたいのにも関わらず、私が発信するブログの内容が「高級車のあるセレブなライフスタイル」を発信するものだったとしたら…

ポルシェを購入したい読み手にその内容は響かず、逆にセレブなライフスタイルに憧れる若者などが崇拝する(書き方に悪意がありますね…)ブログになっていたでしょう。

そうなれば、ブランドイメージにも多少影響するでしょうし、結果的にポルシェがここまで売れることはなかったはず。

では実際のところはどうだったかというと、

①:(将来)ポルシェを購入したい人に対して、
②:ポルシェを購入に役立つ有益でリアルな情報を、
③:既にポルシェを所有していることで発信することができた

このように、①・②・③が綺麗に繋がっていたので、結果的にブログを通してポルシェが300台も売れた、ということだと思います。(最初からそのことを狙ってやっていたわけではなく、他にも様々な要因はありますが)

このブログの主役は車である

ブログ開設から1年ほど経った頃、今後ブログをさらに発展させていくために、車オタクでITに強い夫と二人三脚で運営していくことにしました。

その際、ブログの運営に関して、夫婦である一つのルールを決めました。

それは、「どれだけブログが成長しても『ブログの主役は車である』という軸は絶対にぶらさない』というものでした。

当時から高級車(ポルシェは高級車ではなく高性能車だと夫は言いますが笑
)ブログというと、「車よりも自分たちのライフスタイルを強く打ち出している」ものが多々ありました。

高級車に乗って、高級ホテルでランチを食べてきた。
高級車に乗って、高級ブランドから招待されたパーティーに行ってきた。

別にそれが悪いと言っているわけではありません。
何をして、何を発信するかは、それぞれの自由なので、全くもって問題はない。

でも私達は「自分たちのライフスタイルを主軸にするのではなく、あくまでも車を軸に、車の魅力を伝えられるブログであり続けたい」と…

だからこの軸は、絶対にぶらさないと、最初に決めたのでした。

…とカッコよく言っていますが、普段から服はユニクロやGUやシマムラ、食事に行くといえば回転寿司かファミレスという、

とても人様にお見せできるような華やかなライフスタイルではない、という理由も往々にしてありました(笑)

兎にも角にも、ポルシェでどこかへ出かけた時には、「高速道路での高速安定性はどうか、快適性はどうか」という視点の記事を書いたり、

ポルシェのサーキットイベントに参加した時にも、
「どのような車が来ていたのか」
「サーキットでの実際の走りはどうだったか」
といったことを中心に、記事を綴るようにしていきました。

すると次第に、ポルシェ ジャパンの方やポルシェディーラーの社員さんにも読んで頂けるようになり、そのような皆さんとお会いする度に、

「ポルシェは走ってなんぼな車だということを、こんなにも伝えて下さって有難うございます!」

「ポルシェの新車のブレーキが鳴くのは、不具合ではない(マニアックな内容すぎますねw)ということを、私達に代わって書いてくれて有難うございます」


といった言葉を、頂くようになりました。

さらには読者の方から「よければ、私の車を試乗してもらえませんか?どんな感想を言って頂けるのかをお聞きしたくて…」と連絡を頂くようになり(試乗担当はもっぱら夫でしたが)

忖度の無い試乗レビューを書かせて頂いているうちに、博物館でしかお目にかかれないような希少な名車にも乗らせて頂く機会も増えていき…

読者の皆さんのお力添えもあり、ブログはどんどん充実し、将来ポルシェがほしい人や、現在購入を検討している人達に少しはお役に立てるブログへと成長することができました。

オタクなファンと共に、ブランド共創を


ユーザーやファンを巻き込んで発信をしていく場合、

自分たちのブランドイメージを保ちながら発信ができるのか。むしろブランドを高められるような、一見するとオタクファンな人達と共に作っていく」ことがとても大切であり、

それこそが、Fan Base Storyブランディングの本質。

今後は、企業様と共に、自社のファンを集めながら、共に情報を発信していくとうい一連の流れを、全てお手伝いさせて頂けるように、私達もノウハウや実績を積み重ねていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!