自分の中から全ての「言い訳」を取り除いたら

【生温い世界】

何年か前の自分の心にまとわりついてたフィルター、別名“言い訳”とする。

それらはありとあらゆる行動を制御し、根強い壁を作り、“こだわり”と言う言葉と仲良くなり私を支配していた。何もしなければ失敗することもない。ここに居れば失敗することもない、傷つくこともないのだからね。そう、これからもこの生温い世界で生きていこう‥?

でも私はある時期から、ものすごくイライラしていた。言い訳によって何も行動出来ていない自分にそろそろ嫌気さしていることに気がつく。そう、生温くも平凡なこの世界に対しての拒否反応。

【反逆心】

仮に、自分の中にある全ての言い訳を取り除いてみたらやりたいことが沢山出てくるよね。とにかく沢山出てくるんじゃないかな。

例えば「〇〇に行きたいけどお金がない」、「この人と仲良くなってみたいけど自分には不釣り合いだな」、「興味あるけど今からこんなの勉強してもムダ」とかキリがない。欲を制御する壁そのものこそが「言い訳」の正体なのだと思う。

そんな悶々とした日々の中で、ある日私は考えた。

(そうだ、あえて言い訳をしない行動をしてみようか‥?)


【長年の夢】

アメリカへもう一度行くこと。過去に二度行ったことがあるけど、どっぷりその魅力にハマり、最後の渡米からもうすぐ12年が経つ。ずっとずっとまた行きたいと思っていた。

■アメリカへ行く→私「お金がない。」

■一緒に行く人がいない→私「それなら一人で行く?」

■一人→「国内一人旅すらしたことないのに絶対無理だろ!じゃぁやめよ。」

これは私にとって好都合な実験だった。三拍子そろって言い訳を並べ実行出来ず何年もの夢で終わっている。何年も何年も「アメリカ行きたいんだよねー。でもお金がないからさ!」って周りに言いまくる私。

そんな時気がついたんだよね。(あれ、これ自分は何年も言い続けてる?)

それに気がついてから、言い訳ばかりしていつまでも行動せず動かない自分に急に腹が立つようになる。


【夢でみた風景→決断へ】

そんな時、たまたま見た「アナザースカイ」と言う番組でアメリカのセドナが映ってたんだよね。その時、(あれ?何か多分だけど自分はここへ行く気がする?)って不思議な気分に。なんかそこに行かなきゃならないような気がして仕方なかった。

しかもその数日前に夢でアメリカのグランドキャニオンにいる自分をみた。グランドキャニオンなんて行ったことないのにな。番組でやってるセドナをみて何か目が覚めた。

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「行きたいなら行こう!」


【言い訳よ、サヨナラ】

上記の文章を書き換えてみる。

■アメリカへ行く→「行こう!お金を今から全力で貯める!」

=今の給料が月これくらいで海外に行くほど余裕なお金なんて全然ないから何ヶ月でいくらずつ貯めてって計算を始める。この為には一切のムダ使い禁止!

■一緒に行く人が居ない→「一人で行こう。」

=親が猛反対しそうだからせめてツアーに一人参加かな。

ツアーの日程をみて、6月くらいがとても安かったのでそれに決定。

行きたいなら行け。言い訳を排除して行動にとりかかった瞬間、なんかすっごく興奮したしワクワクしたし。

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私はありとあらゆる調べ物をした。

行くまでに何を用意すればいいのか、どれだけお金かかるのか。パスポートもとったりとか。過去に行った時は全部親任せでチンプンカンプン。面倒くさい準備がなぜかものすごく楽しくてワクワクしてて、その為に欲しいものも我慢しなきゃならなかったけど全然苦じゃなかったよ。

旅行は企画から準備が一番楽しいって言うのは本当だと思う。

そして半年後。ついにお金が貯まった。もう予約はしてある。あとはこれを振り込んで行くだけ。

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ツアーだし一人追加料金も払わなきゃで高くついてしまったけども‥。

言い訳という言葉の壁をぶち破ってやったよ♩

めちゃくちゃ最高な気分だった!


【2013年6月26日ー7月6日】

アメリカ グランドサークル巡りの旅

訪れた場所。

セドナ/アンテロープキャニオン/グランドキャニオン/ブライスキャニオン/ザイオン国立公園/ハリウッド/ラスベガス2回/モニュメントバレー/ホースシューベント/ROUTE66エンジェルスさんの理髪店

当時は一眼レフカメラにどっぷりハマってイベントの撮影スタッフをしていたくらいなのでカメラが大好きで。アメリカでは写真を2千枚以上撮ったかな。

その当時noteがあれば細かく旅日記でも書きたかったけどね。でも写真や動画を見返すと本当に行ったんだーって、今でもアメリカ一人旅の話は自分の中で武勇伝となってる。海外慣れしてる人は大したことではないのかも知れないけどね。

当時10連休もくれた職場。私が一人旅に行く前の日にまさかのおこづかい一万円をくれたパートの同僚さん。しかも、行ってらしゃいの飲み会を開いてくれた。猛反対しながらも最後は快く見送ってくれて、帰り空港まで迎えに来てくれた母には本当に感謝してる。後日談だけどそのパートさんにはこれでもか!ってくらいお土産沢山買って帰ったよ。


【変化と成長】

それがきっかけだと間違いないくらい、私は何かを我慢したり言い訳をして諦めたりすることを止めたよ。

味をしめたと言うのかね。ぬるま湯の中にいた頃は確かに楽な人生だったよ。でも楽しくはなかったし成長もなかったし。今現在も少しずつ自分に出来ることを探して少しずつ挑戦を繰り返しているよ。

それを繰り返しているからって大成功したて話ではない。でもものすごく成長出来たんだって胸を張って言える。

言い訳と言う分厚いフィルターに支配されている人生なんて楽しいはずがない。それに気がつかされてくれたのがいろんなきっかけだったり自分の中の強い信念だったのかも知れないけども。

夢でみた風景をあえて正夢にしてやったわ♩


「〇〇したいけど〇〇だから」

そんな言い訳をしている人がいたら今すぐやめよ!


って自分してやったぞみたいな感じで偉そうに書いてごめんなさい。(笑)

本日も最後まで読んでくれてありがとうございました。