たまにはジンバル(DJI RSC2)を使ってみようという話
皆さんこんにちは。スマホで動画撮影をしようと思いジンバルを買った結果、普通のデジカメ用で下半身に対して上半身が貧弱すぎる撮影環境を作ってしまった者です。
最近小さい鳥さんを遠くから撮影しているのですが、アルコールせいか手振れがひどい!ということで使ってなかったジンバルを引っ張り出してみました。
ジンバルって?
そもそもジンバルとはということなのですが、まあ、手振れを抑えてくれる自撮り棒みたいなものです(当然ロケットとかの誘導に使うものではありません)。これに向けたい方向に滑らかにカメラを向けられる機能がついているものという認識です。使い道としては
・歩きながら動画を撮影するとき
・あたりを一周くるっと撮影する機会があり、その際に手でカメラを回すと回転速度が一定じゃなくていやだなーと思うとき
…くらいかなぁ
まあ、カメラに詳しい方からしたら”何言ってんねんコイツ”となるかと思いますが、このほかの使い道を教えてください。
もはやベンチにしか使えないのではないか?
以前購入したジンバルはDJIのRSC2というものです。気軽に使うには圧倒的に大き過ぎたのですが、ふと”これ三脚に固定したときにどの程度角度を維持してくれるんだ?”という疑問が出ました。
ジンバルは乗っけているカメラの向きをモーターで変更できますが、当然モーターは無限に滑らかに動くはずもないので向きがわずかにずれると思います。また、手振れを補正するためジンバル自体に向きを感知するセンサーがついており、これの精度が低い場合、しばらく固定しているとだんだんずれてくることが予想されます。
ということで三脚の上でこのRSC2を固定し上にニコンのB700というめっちゃズームできるデジカメを乗せ、デジタルズーム含め最大限までズームさせて30mくらい先の小鳥さんを撮影してみました。
ジンバルさんの性能の限界はこれくらいだ!
まあ普通にジンバルのレビューと言ったら動いているところを取ると思うのですが、まあ気になってしまったもんはしゃーなし。
これがRSC2の実力じゃい!
これを見る感じですとさすがにプルプルしてしまっているのがわかると思います。ただこれだけでは何ピクセル分ずれているかわかりませんので、OpenCVを利用してブレ量を図にしてみました。
これを見ますと上下、左右ともに160pixの間でふらついていることがわかります。撮影している鳥さんが約1000pixで20cmと仮定すると約3cmくらい中心がずれていることになります。30メートルで3cmとすると大体こんな式をエクセルに打ち込むことで角度を計算することができます=ATAN2(3000,3)/PI()*180
この結果からDJIのRSC2はほっておいても0.06°程度はぶれるよ、ということがわかりました。
まあ、こんなん人間様には無理ですやんというのが個人的な感想ですので、今後遠距離の小鳥さんを撮影したり、天体の撮影とかにも使えないかなーと思っております。
まとめると?
・DJI RSC2を買うなら⇒すでに型落ですのでRS3を買いましょう
・固定した際のブレ角は0.06°程度
・誰か使い道を教えてください
以上です
次回:0.06°も許せん!という方も納得?の補正方法編
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