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自分の弱さで辿り着いた週休3日と幸福
こんにちは。Sayakaです。
「週休3日制」を導入する企業がチラホラ出ている昨今。私はフリーランスなので自分で勝手に作ったものの、この週休3日制を人生に導入してから気づけば一年半が経っていたので、素直に感想を述べていく。
自分の弱さで辿り着いた週休3日
そもそも、何故週休3日にしたのかというと、きっかけは妊娠だった。過去2回流産していて3回目の妊娠だった。「もう2度と、同じ思いはしたくない」とお腹の子を守ることに慎重になっていた矢先、またもや切迫流産になってしまったのだ。座りっぱなしの在宅仕事とはいえ、8時間同じ姿勢で椅子の上でいることが良いことだとは思わなかったし、なんとなく感じる「仕事による精神の負担」もお腹の子に影響しては嫌だと思い、仕事をセーブする方向をむき始めた。今の自分はこんなに働ける身体では無いのかもしれない。こんなに働ける心の余裕も無いのかもしれない。「そうだ週休3日にしてみよう」と、機関車のように突き進んで来た私はこの時緩やかな波を行く小さなイカダに乗り換えるように、休む時間を増やしていった。
沢山感じているメリットたち
タイトルにもある通り、週休3日(土・日・月)
と休めるようになったことにより「幸福」を手に入れたと表現したくなる程にたくさんのメリットを感じている。
・心身が疲れにくくなった
→心身に溜まる疲れやストレスが週3日の休みによってよく取れる。週2日休みの生活に比べると、自分のキャパが簡単には一杯にならなくなった。(相関のほどは謎だが、週5日勤務のときはよく体調を崩しており、このスタイルに変えてからは風邪もめったに引かなくなった)
・月曜日が嫌だ、がなくなった
→週2日休みの時は土曜日に遊ぶと日曜日はなるべく家でゆっくり過ごしたいモードに入り、月曜日が来ることになんだかモヤモヤして余裕がなくなりイライラしながら月曜朝を迎えていたが、土日に2日間も家族と出かけたり好きなことをめいいっぱいすると十分やり切れるので、悔いなく月曜日を迎えることができ、そうして迎えた月曜日も休みなので心の充電が満タンのまま、今度は自分が個人的に取り組みたいことに時間を割くことができる。そうするともっと満たされて、仕事のある火曜日が来ることに対してなんのモヤモヤも感じなくなった。
・夫婦喧嘩になりにくい
→時間に余裕があるので、夫婦のすれ違いが減った。というのも今までは土日の中で「自分のやりたいこと」を組み込んでいたので、そうすると休みの日に家族と過ごす時間もほとんど取れぬまま過ぎ去る週末も少なくなかった。夫と過ごす時間が増えてからはミスコミュニケーションが減り、夫婦仲は良くなったとおもう。
・近場の小旅行に行きやすい
→この休みを利用して韓国に一年で3回も行ってしまえた。
・仕事の処理速度が早くなった
→週5のときから仕事量が減ったのか?と考えると、蓋を開くとそんなに減ったわけでは無いと気づいた。要するに勤務時間内での効率化が出来ており、仕事の処理速度が早くなっていた。
・自分と向き合う時間ができた
時間に余裕ができると自分自身とデート出来る時間も増える。夫の協力を得て一人でカフェに行ったり、自室で読書をしたり、やりたかった勉強をしたり、ピアノを弾いたり、、そうやって「ああ、私ってこんな瞬間が好きだったなそういえば」という感覚を取り戻すことができた。自分らしさ、を認識出来ると日々がもっと楽しくなった。
デメリット
一方でデメリットも勿論あるので述べていく。
・週5勤務の日々には戻りにくい
→週4日働いて3日休むリズムが心地良過ぎて、相当の覚悟を持たねばもう元には戻れないと感じる。出来ることなら戻りたく無いとも感じる。
・週5日働くよりは収入が減る
→私がまだ30歳働き盛りであると考えると、この週休3日によって「稼ぐ日を減らす」ことは果たして良いことなのだろうか?と思う時もある。週3日休んでも貯金が出来るくらいに経済的な余裕は”今は”あるものの、人生いつ何が起こるか分からないという意味では、一児の母として稼ぎ切っておくべきなのではないだろうか?とも思う。
おわりに
これを読んでくださっているあなたにこの週休3日をおすすめしたいか?でいうと、あなたが今の時間の使い方に精神的に疲れているなら「ぜひおすすめしたい」と思う。なぜなら私は休みを増やして、心が疲れなくなってから、すごく生きやすくなったからだ。「週5日」という数字は、本来心身のキャパが十人十色でありながら、果たして全ての人間に適切な数字なのか?と個人的には疑問がある。私の場合は自分が弱った時に、自分に寄り添う形をとってみたところ、偶然にも週休3日がフィットした。そのおかげで出産してからも仕事をほとんど休むことなく「細く長く健康的に」続けることが出来ている。
また、社会人になるとまとまった休日を取れる回数が減り、「働く時間」が命の時間の半分を占めるようになる。「そうしなければならない」なんて誰も決めていないけど、会社に属してひとたびそのリズムに乗ると、なかなかそこを降りることには勇気が必要かとおもう。えらく疲れる日が続く、疲れるだけで幸せがすり減っているような気がする、なんて感覚がある人はぜひ、「どんな働き方があなた自身を遠くに運んでくれるだろうか?」ということを一度、この機会に見直してみてもいいのかもしれない。私は週5日であのまま働き続けていたら、もしかすると息子には会えていないかもしれないし、そのまま潰れて産後の仕事復帰はしばらくできていなかったかもしれない。「疲れているな」と思う人にこそ、一度「速度を緩めてみる時期」を過ごしてはいかが?と言いたい。
(週5、いや週6稼働でも人生幸せにガンガン回せる!というパワーの持ち主は逆に、そのままガンガン突っ走ってほしい。)
あなたにとって心地のいいリズムで生活を営めますように🌹
Sayaka