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旅行中かなしくなる時

中国寺院へ行った後、小腹空いてる程度だったけど、賑わっている麺屋へ入った。

英語メニューにタイ語も併記されていて
Google翻訳もして、やきそばとコーラを
頼んだ。

出てきたのは、揚げ焼きそばあんかけ
がっつりスープがラーメンみたいにかかってる、、、、


おじさんは英語ができない。
わたしもタイ語での会話ができないので
諦めた。

まあ美味しくない。
素直な感想。
ハートヤイの焼きそばが恋しくなった。
味変したけど、食べきれなかった。

普段残したりしないが、何だか食べたくなかった。
日本では残す程口に合わないものがないだけかもしれない。
食材に感謝はしている。
でも、この旅では無理に食べるのを
自分に強いるのは止めようとしている。

見た目から 違った。ので写真さえ撮らなかった。
それは直感だ。

お会計はコーラとで70thb
100thbだして、釣りを受け取り
ポケットにそのまま入れた。

宿に帰り、テーブルに釣りを置くと
20thbの札と5thbのコイン2枚だと
思っていたら、1thbが2枚だった。

全然大きさも重さも違うから、タイ人なら
間違うはずはないだろう。

重さの感覚で言うと100円と10円くらい
違うだろうか
10円と1円くらいだろうか。

毎日何回も釣り銭を手にする商売なら
間違わないのではと思った。

美味しくなかったし、嫌な気持ちに。
金額の問題ではなく、その狡い気持ちに
胸が詰まった。

こんな時、腹立つ!と思えた方が良さそうだ。

明日の二等車の電車の切符を買いに
トラン駅へ行ったら、夕方のせいか
もう閉まっていた。
まあ、三等車でも問題ないのだけれど
6時間半の旅

当日窓際が空いていれば、二等車にしようか
そんな拘りはない。

駅前ではいつも、ナイトマーケットが並ぶ。
前来た際もピンと来なくて、なんだか
もの悲しくなった。
今回も歩いてみたが、悲しくなってきた。

小さな都市のナイトマーケットは
そこだけに活気が集中する様で
かといって人々が幸せそうには見えなくて
かなしくなる。
他に何もないからそこで何かを必死に求めている様な気がした。

トラン市民にしたら、充分おもしろいことは
他にもあるわい。余計なお世話かもしれないけれど。

とはいえ、ガイトート フライドチキンと
カオニャオ餅米を一つづつ買った。

二つで35thb
こぶしくらいの小さな餅米だったから
もう一つ買おうと思い、またおばさんに
カオニャオ1と伝えたら困惑し始めた。

わたしはカオニャオがいくらでチキンがいくら個体の金額は知らないで買ったけど
カオニャオは5thbか10thbだろうと思った。
20thbもするものではないし、すごくすごく小さな餅米だったから。

とりあえず5thbと20thb用意していたけど
明らかにおばさんは焦っていた。
周りの人も、あれと言う😯表情

おばさんはわたしにまた小さな餅米を
一つ渡したけれど、渡そうとしたお金を
無言で返してきた。

恐らく釣りを誤魔化されていた様だ。
だから2つ目の餅米は、さっと渡して
何も言わずに帰ってくれという表情。

正当な商売なら2つの餅米代は請求して当たり前だもの。。

考えすぎだろうか。

トランは埃ぽくて息が詰まりそう。

わたしにはしっくり来ない。

かなしい気分で宿に帰ると
テラスにフランス人おじさんがいた。

実はわたしは彼が苦手だった。
耳がとんがっていて、何だか怖いと言う
幼稚な理由と、話が噛み合わない時が
多いからだ。

彼の表情はちょっとカルロスゴーンみたいに
硬かったりするせいもある。


でも、彼に駅も閉まっていたし
チケットも買えず、チキン屋さんも
チートされたかもで、何となくホームシックだと伝えた。


彼は、でも今の東京の気温と比べてごらんよ

ここは暖かくて、食べものも安い。
寂しくなるのは当たり前だよ

日によって気分も変わるし
明日は君の好きな町チュムポーンに
行くのだろう

大丈夫だ


と笑ってくれた。

知っている人がいるっていう安心感。

旅していたら、当たりもあるしハズレもある。

トランにはもう来ないかもしれないというのが
今日の気持ち。

でも、ハートヤイからチュムポーンまでは
バスや電車で10時間半は辛い。

気が進まなくても、また降りてしまうのかな。

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