測量野帳への愛を語る②

測量野帳への愛を語る①の続き。

縦型メモへの浮気

 様々なメモを試していた私であったが、そのほとんどはブックタイプのものだった。縦型メモはなんとなく使う機会が無かった。そして、私は初めての縦型メモにロディアを選んだのである。
 なぜロディアを選んだかは、特に理由はない。オレンジの表紙が鮮やかでかっこいいのと、ロディアは文房具好きビジネスマンが多用しているといったよくわからない認識があった。つまり、自分もロディアを持つことでできるビジネスマンを装いたかったのである。
 ロディアの特徴と言えば、切り取り線である。その用途にもよるが、メモ帳に書くのは今日の買い物リストだったり、ちょっとした計算だったり、ボールペンの試し書きだったりと、メモ帳は使い込んでいくほどに不要なページが溜まっていく。それもまたメモ帳の味ではあるのだが、本当に必要なメモが埋もれてしまい、検索性が悪くなってしまうという弊害もある。切り取り可能なメモはこの弊害を解消できるのだ。また、誰かにちょっとしたメモを渡したいときにも役に立つ。ブックタイプのメモは切り取るには向いておらず、測量野帳のような糸綴じタイプだと別のページも分離しかねない。そしてこの切り取りは私の性癖である、モノを使い切っていくという快感が刺激されるのだ。いらなくなったメモは切り取って捨てて、必要なメモは切り取ってノートにそのまま貼ることができる。そして自分の使い果たし欲も満たすことができる。当時は無駄にメモをしてはそれを切り取っていた。
だが、気づいてしまうのだ。
これ別に切り取る必要なくね?貼る作業も面倒だし、、というか、検索性云々言うほどメモ帳見返してないよね、君。そして他人にメモを渡す場面ってそんなにない。無いわけじゃないけど、そういう場面となると圧倒的に付箋スクエア型が上位互換に踊り出てしまう。コスパはロディアが勝るかもしれんが、付箋は目立つところに貼り付けできる。。
認めるしかない、ロディアは、私の手には余るものだったということを、、!

測量野帳との出会い

縦型メモは自分には合わない。というのに気付き、再度ブックタイプのメモ帳探しへ。そもそもメモ帳っていらないのではないか、いややっぱり必要、と様々な葛藤を繰り返し、行きついた先は測量野帳であった。
多分、その時お金が無かったのだと思う。これ安いじゃーんと低脂肪乳を選ぶぐらいの感覚で、当時は彼を手に取った。
え、これ使いやすい、素敵・・
となるには時間はかからなかった。私が求める要件、それを見事に測量野帳はクリアしていたのだ。
安価であること、表紙がしっかりしていて立ちながらの筆記もできること、ポケットに入る大きさであること、ページ数が多すぎないこと。
野帳というだけあって雨にぬれてもちょっとぐらいは平気だし、ポケットに入る大きさながら旅行先のスタンプがしっかり全部入る絶妙な大きさ。仕事以外でもメモ帳を持つようになったのは、測量野帳が初めてかもしれない。それほどまでに、測量野帳は私の仕事にもプライベートにも馴染んでいった。

測量野帳のいいところまとめ

とまあ、出会いまでの経緯を書いてみたはいいものの恥ずかしくなってきたので測量野帳を純粋に知りたい人のためにいいところをまとめておく。

測量野帳のいいところ

1 安い
約300円と小学生でも買えるお値段。本当にいいんですか?ってなる。値上げされても500円までなら喜んで寄付するレベル。
2 表紙が固い
ので、手に持ったまま書ける。丈夫。ちょっとぐらい濡れても平気。使ったことはないけど、耐水性のある測量野帳もラインナップにある。
3 ちょうど良いページ数
40枚なので80ページ書き込みが可能。このページ数がちょうどよい。ポケットに入れてもかさばらないし、かといって1か月は持つページの量。
4 サイズ感
小さすぎず、大きすぎない絶妙なライン。ポケットに入るし、旅先で何か書いたりするのにちょうどいい。B6だとちょっと大きいんだよね。
5 味のある緑の皺(豊富なカラーバリエーション)
自分はこのあまり他のメモ帳にはない皺が好きなんですが、緑以外にも様々なカラーバリエーションがあり、使い分けも簡単にできる。自分は仕事用は緑で、プライベート用は別の色でと分けたりしてました。
6 上質紙で裏抜け、透けが少ない
油性ボールペンはまず裏抜けしません。当たり前か。自分の持っているペンの中で一番抜けると思われる「SARASAdry0.7」だと最後の止め部分とかわずかに抜けるが、メモ帳なのでそこまで気にならない。紙の質はNOLTYと同じ感じがする。NOLTYの方が薄いけど。

その他

1 カスタマイズサービス
使ったことないけど、表紙を自分でデザインできるサービスがある。しかも1冊からできる。そこがすごい。値段はまあまあするけど、1回ぐらいはやってみたいよね。
2 バリエーション多数
改めて調べてみたらめちゃめちゃカラーバリエーションある。カラーバリエーションだけじゃなくて、耐水紙だったり、再生紙だったり。専用カバーがあるのもポイント高い。使ったことないけど(2回目)
3 公式サイトが楽しい
まあほぼ日手帳とかにもあるけど、野帳もいろんな人の使用例があって、見てるだけで楽しい。ブングジャムでも見たけど、旅に持って行ってチケットとか貼りまくるのは楽しそう。1旅1冊でも安いし、小さいから保管にも困らなさそう。次旅行に行くときはやってみようかな。

結論

メモ帳難民の方はぜひ測量野帳を使ってみてほしい。
あと公式ページも楽しいのでおすすめ。
皆さんもおすすめのメモ帳あったらぜひ教えてください。


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