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【スノボ】 カービングのコツ
こんにちは。
先日、2泊3日で今年2度目のスノボに行ってきました。
そこで掴んだカービングのコツを書こうと思います。
まず大前提、私自身が完璧にカービングができるわけではありません。
つま先側のカービングに関しては右手と右膝を雪面につけるくらいには体勢を低くすることができ、かかと側のカービングは左手がギリギリつくくらいのターンの深さです。
ここでは、私がInstagramやYouTubeでカービングのコツというものを調べまくって実践し、特に意識した方がいいと思ったものについて書いていきたいと思います。
カービングの基本姿勢
カービングの基本姿勢は、両肩を前に向け、後ろ足重心で、横から見た時に体がくの字になる姿勢です!
ボードに対して足は垂直に固定されています。
しかし、綺麗なカービングをするためには体をボードに対して平行な向きにさせる必要があります。
そのために、肩を前に向けるイメージを持って骨盤が前に向くように心がけてください。
カービングはボードのエッジ部分で雪面を削ることが重要です。
ですので、後ろ足重心で雪を削ることを心がけてください。
正確には、常に後ろ足重心というより、カーブする時にじゃがりこみながら、後ろ足に体重を乗せ、雪面を削るイメージです。
後ろ足重心になると自然と体が後傾になると思います。
そこで、バランスをとるために体をくの字に曲げて、頭が後ろにいきすぎないようにしてください。
そうすると、バランスもとりやすくなり、何より姿勢の崩れていないかっこいいカービングになります。
つま先側のカービング
つま先側のカービングは、とにかく体を倒すことです!
これに尽きます!
斜面に対して板が平行になろうとする直前にエッジを立てて、なるべく早く雪面を削ります。(ある意味逆エッジ状態です)
それから体をまっすぐの状態から徐々に雪面に近づけていきます。
ここでのポイントは後ろ足の骨盤を雪面に近づけるイメージを持つことです。
左足前なら右の骨盤、右足前なら左の骨盤です。
雪面に体を近づけようと顔や上半身を雪面に近づけると、姿勢が腰から折れてしまい体の軸も折れてしまいます。
そうなると遠心力がまっすぐ足から頭のてっぺんまで伝わらず、重力に負けてしまい、転んでしまいます。
ですので、骨盤から雪面に近づけるイメージで、体の軸をまっすぐに保ったままカーブすることを心がけましょう。
もう一つのポイントは、しっかりと雪面を足の指で掴んであげることです。
ブーツを履いている状態で、雪面は掴めないと感じると思います。
ですが、雪面を足で掴む、しっかりと指先で踏ん張って雪面をけずるようなイメージを持つだけで、エッジのかかり具合は一段と上がります。
⚠️注意点 手を雪面につけるな
カービングをしようとすると手を雪面につけがちだと思います。しかし、最初から手をつけようと意識していると、自然と体が折れ曲がり、頭の下がった格好の悪いカービングになってしまいます。
なので、まずはカービングの基本姿勢のまま、軸を傾けてカービングできるようになってから、手をつける意識をした方が綺麗なカービングになると思います。(手をつけるイメージより、肘を地面につけるイメージを持った方が体勢を傾けられて、かっこいいカービングができます。)
かかと側のカービング
次はかかと側のカービングについてです。
基本的にはつま先側と気をつけることは同じです。
骨盤を倒すことを心がけてください。
お尻をつけようと、お尻から倒さないようにしてください。
前からみてお尻が出た状態のカービングではかっこよくないです。
ですので、かかと側はお尻が出がちですが、前からみて横に出ないように、板の後方の上に収めるように気をつけましょう。
つま先側との違いとしては、かかと側の方がエッジが立てやすいということです。
かかと側は足首を曲げるだけで、簡単にエッジを立たせることができます。
ですので、しっかりとをつま先を上げて、エッジを立たせてあげてください。
ここでひとつポイントがあります。
それは、前足のつま先はしっかりとあげますが、後ろ足は、つま先に力を入れて、板が上がってくるのを軽く抑えることです。
なぜこのような姿勢をとるのでしょうか。
それは、基本姿勢でも説明した通り、カービングは、後ろ足重心で、両肩を前に向けた状態で曲がります。
ですので、両足のつま先を上げて曲がろうとすると、体が板に対して平行ではなく、横向きになっていってしまいます。
それを防ぎ、後ろ足で雪面を削ってカーブするために、板をねじるような形で、前足のつま先を上げて、後ろ足で軽く抑えるようなイメージで滑ると、姿勢も綺麗にかっこよく滑れると思います。
私自身、かかと側のカービングが苦手です。
なぜなら、斜面の下る方向に対して背中を向けた状態で、体を倒す必要があるからです。
つま先側のカービングと同じように、板が斜面に対して平行になる前に、エッジを立てる必要があります。
そのためには、斜面の下る方向に対して、背中から体を投げ出すイメージが必要です。
しかし、これがなかなか怖くて、勢いが足らず、いまだ綺麗なカービングができません。
練習あるのみですね。
目線について
最後に目線についてです。
これはカービングをする上で最も重要なポイントだと思います。
どんなに綺麗なカービングができていても、目線が下がっていたら、かっこ悪くなってしまいます。
そこでまず、気をつけるポイントは、目線は絶対に下げず、カーブするときはカーブの先、曲がり終わったところを確認することです。
とにかく、自分が行きたいルート、このあと通るであろうルートを見るようにしてください。
それを気をつけるだけで、勝手に綺麗なカービングになります。
最後に
以上の項目を意識して、何度も練習を重ねれば滑れるようになると思います。
重要なのは、とにかく斜面を恐れずに体を倒してみてください。
そこで転けてしまっても構いません。
ギリギリ転けないラインを見つけてみてください。
カービングは体が横になって転んでいる状態の延長線上にあります。
何度も失敗して、かっこいいカービングを手に入れましょう!
2025/02/04 No9