私の好きなアイドル、とその事務所


9月17日、STARTO ENTERTAINMENT所属のHiHi Jets 髙橋優斗くんが事務所を退所することを発表した。

なんか分からないけど途方もない悲しみにくれてる。

別に担当でも担当グループでもない。

でも今気持ちがしんどい。それは彼が私の愛した事務所が詰まっているような気がしているから。

少しそのことについて書こうと思う。

(昨年末同じような経験をしたので触れるべきどうか迷いましたが、自分の率直な気持ちをかきました。ご理解いただけると嬉しいです)

彼の人柄

私は一時期HiHi JetsのYouTubeにどハマりしていた。

彼らの無邪気で可愛くて悪ガキで、5人で楽しそうにしている姿に元気をもらっていた。

アイドルとしては素を見せすぎな気もするくらい素直で真っ直ぐな人間だと外野から見てても思っている。

そして彼はいつもゼロ番に立つ。

いつしかそれはグループだけではなく、ジュニア全体でもそうなった。

「わっしょいCamp」をみたとき、彼の圧倒的華に前社長が惹かれた理由が分かった。

まず第一に彼の人柄やアイドル性に救われた人、癒された人、ときめいた人が多かったから、私を含めたくさんの人が悲しんでいるのだろう。

アイドルとは

アイドルの報告は急だ。当たり前である。

手越祐也、平野紫耀、中島健人、福本大晴、髙橋優斗。

彼らが退所した理由や境遇は様々だ。でも自らその道を選んだことに変わりはない。

こういうことが定期的に起こるたびに、オタクとはなにかを考えさせられる。

なんの力にもなれていないのか、彼らの頭に私たちはよぎらなかったのか。アイドルはどこまでが本音でどこまでが嘘なのか。

分からないからこそ美しくもあり残酷だ。

報告を聞く度にアイドルにとって「オタクのちっぽけさ」を痛感して苦しくなる。


(これは決断をした彼や彼らを否定したい訳ではありません)

事務所

彼らにとっての「ジャニーズ事務所」とはなにか、と考えるようになった。

退所が続くと、全く価値のないブランドなのかと疑いたくなる。

私が確信したのは、私たちオタクが思っているほどこのブランドを大切にしているタレントは少ないのかもしれない、ということ。

前社長がつくりあげた「日本の男性アイドル」が大好きだ。キラキラ衣装を纏い、ド派手なセットと演出、心がときめくような歌を歌い、私たちに希望を与えてくれる、そんなアイドル。

希望も込みで、ジャニーズ事務所、STARTO ENTERTAINMENTのタレントたちは他の事務所と一線を画した輝きと華がある。

私たちはオタクはもちろん”担当”が大好きだ。でも「”ジャニーズ事務所に所属する担当”が大好き好きだ」というオタクは多いのではないかと思う。

そして彼らタレントも同じ旨の発言をよくしてくれる。

でも退所や解散は定期的に起こる。だからこそいつも怖くなる。単なるオタクの1感情でしかないけど。

HiHi Jets

HiHi Jetsはアリーナツアーをできるほどの集客力、冠番組と冠ラジオ、30曲以上もあるオリジナル曲がある。ドラマに出たり雑誌に載ったりする。

正直「CDを発売していないこと」以外なんらデビュー組と変わりない。

なぜ退所することになったのか。

多分それは、本人やメンバーの口からは語られることがない。

髙橋優斗が申し出をしたあと事務所の人は「ならデビューしよう」と誰も引き止めなかったのか。
引き止められても振り切って退所に踏み切ったのか。

どういう話の流れでここにたどり着いたかは私たちは永久に分からないと思う。

HiHi Jetsは外野から見ても運とタイミングを逃しているだけ、と感じるくらい完成している。

次のデビューこそ、HiHi Jetsだろうと誰もが思っていた矢先のことだった。

だからこそ、悔やまれるし、悲しい。

でも髙橋優斗くんの未来を心の底から応援している。

そしてグループを守る決断をした4人のことも。

最後に

ここまでつらつら喋ってきたが、今のオタクの中で彼ら(推し)の「アイドルとしての最後」に立ち会う人はどれだけの割合になるのか。

あなたもわたしも、オタクは多くいるファンの中の1人。「推す」という行動を辞めてしまうことなんか、さぞ簡単である。

私たちオタクは、彼らを永遠に応援するという保証なんかないのに、推しには永遠を求めてしまう「オタク」という存在はワガママなんだと思う。

そして彼らが居なくなることに、多大なショックを受けるのは、多分「推しだけは永遠である」と錯覚しているから。


色んなことにクヨクヨ言ってしまったものの、ずっとアイドルオタクをしているんだろうな、と思うし

なんだかんだいって楽しい。

ただやっぱり他人だから、アイドルのおかげで楽しいこともあるし、気持ちが沈んで悲しくなることもあるよね、というお話

いいなと思ったら応援しよう!