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消費税って根本治療じゃない気がするのです
本記事では経済についてのお話ですが、私も専門家ではないので、正しさというよりは考え方の一つとして捉えていただければと思います。
さて、人間社会においてお金というものは重要です。
「経済社会を血液のようにめぐるお金。「人」「企業」「国・自治体」は、お金の流れが止まれば活動がストップしてしまいます。(一般社団法人全国銀行協会)」
このお金という血液の流れにおいて、
「我が国の消費者の消費活動は、社会経済活動の中で大きなウェイトを占めています。(白書2017)」
ということを前提としたうえで、消費税について考えてみようと思います。
個人的には税金が高くなることについては許容する方です。
もちろん安い方がありがたいのですが、だからといって消費税に限らず何でも減税すればいいという反応はちょっと違うのではないかと思います。
インフラを整備するという点で一定の負担をすることに納得しているからです。
もちろん、適切な運用がされるという前提の話ではありますし、だから増税すべきという立場でもありません。
あくまでも本当に必要ならば増税を議論することはあり得るという感じです。
だから消費税についてもあまり気にしてはいませんでした。
しかしちょっと考えてみると変だなと思うことがあったので書いてみます。
基本的に、国が維持されるとか国民の生活が豊かになるという点で言えば、消費行動が促進されることが望ましいということは異論は少ないと思います。
「消費者の消費活動は、我が国の経済社会全体に大きな影響を及ぼしており、経済の持続的な発展のためには、消費者が安心して消費活動を行える市場を構築することが重要です。(消費者白書2017)」
とあるように、消費活動が活発になることは経済の活性化につながるからです。
私たちが年間払う消費税の額と考えると、仮に生活費が概ね300万円くらいと仮定すれば消費税は30万円くらいになります。もちろん安いわけではないですが、じゃあそれがなくなるから生活はめちゃくちゃ豊かになるかっていうと多分そうではないのかなと思います。
ただ消費税というもののあり方として、単純に経済活性化に直結する消費活動に対して税金をかけるということは、非常に理にかなっていないように思います。
それよりも例えば貯蓄などの方に税金をかけた方が健全であろうというような気はします。
やってほしい行動に制限をかけるよりもやってほしくない行動に制限をかけた方がいいのではないかと思います。
まあ結局何が言いたいかというとセンスが悪いなというお話です。