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お世話になりました。

お久しぶりです。
大学生がんばるぞです。


4月は別れの季節でした。
今更ながら、妹がお世話になった担任の先生について語りたいと思います。

みなさんは、人との出会いについてどうお考えですか?
それを、考えさせるフレーズとして

人生何が起こるか分からない。

という言葉をよく耳にしますが、まさにその通りだと思うことが我が家にもたくさんありました。

そして、その言葉通り、妹と担任の先生との出会いは、私とその母にまで影響を及ぼす出会いだったと思います。

まず、特別支援学校の先生という存在は、すべての障がいをもつ家族がいる家庭にとって必要不可欠な存在であるということは前提にあると私は考えます。

それを踏まえた上で、重要なのが日々のコミュニケーションです。

送り迎えひとつにしても、必要な連絡事項などを話す際、細やかな気遣いがお互いにあります。

例えば、水分補給の話題となると、気温が高くなってきたから多めに水分をとらせてほしいという願いを図々しくなく伝えることができなければなりません。
そして、この一連の作業は、機械的に割り切って伝えようとすればそれもありかも知れません。
けれども、割り切っただけの関係性だけでは信頼関係が築けないであろうというのが私の考えです。
つまり、担任の先生と親というだけでなく、そこに感情や気持ちが乗ってくる関係性になっていくというのが、当事者家族の学校においての特別なところなのではないかと思うのです。

また、そこに関しては、去年私の妹を担当して頂いた先生は私たち家族にとっても特別な先生でした。

何から語ろうかと思い起こせば、妹の体調が安定し、平穏な日々が過ごせているのも時が流れるように自然におとずれあたりまえのように享受してきました。
それらは、母がコンビニのトイレで泣いてデイサービスに電話をしたことをきっかけに、育てかたの教科書さえないところからよくここまで踏ん張ってこれたなというのが正直な思いです。
そして、小学生だった私はなんの助けにもなれませんでした。
懸命に、今日まですごしてきて、私たち家族に安定したあたりまえのルーティンができてきたのもすべて母のおかげです。
そんな母が、今までで1番、気持ちが大きくなったのが去年の担任の先生でした。

私の妹はとてもおてんば娘です。笑顔が可愛くて、何か考えていないようで、意外と打算的なところもあります。しかし、一見、障がいというフィルターをもつ妹にとって、そういった所は日頃から共にすごし、観察していないと分からないというのが正直なところだと思います。

けれども、この先生は違いました。

お便り帳や日々のやり取りの中で、妹の特徴をよく捉え、それを楽しく伝えてくださいました。

妹は感情にそった動きを健常者と同じようには出来ませんが、音楽を聞かせたときにそれとなく喜んで手をパチパチしたり、満遍の笑みを見せてくれます。
そういったところも先生はよく理解しており、妹自身が如何に楽しく学校をすごせたのかを普通の子と同じようにあたりまえにお便り帳に書いてくれたのです。
また、時折、楽しくふざけている動画も見せてくださいました。
内容は、妹がおぱんちゅうさぎのバルーンアートを理解してなのかしてないのか分かりませんが握り潰そうとしている様子です。そして、それを先生が「妹さん、やめて〜😂♡おぱんちゅうさぎがっ笑」と愛おしそうに声掛けをしていました。
動画内からもかわいがってくださっているのが伝わってうれしかったです。

それに加え、個人的には、おぱんちゅうさぎというキャラクター自体がかわいそうな愛らしさというイメージがあるので、妹にキュートアグレッションされている様子がツボでした笑笑

このように、先生からはたくさんの癒しと支えを貰いました。

また、個人的には海外にも興味があることから、それらのことに関してもいろいろお話を聞かせて頂いたりしました。
妹の担任の先生は、若い頃からのたくさんの経験と知識を積み重ねてきて今日に至ることを知り、私は私自身の将来のモデルとしても憧れています。

昨今、メディアでは障がい者や高齢者の介護問題など、暗い部分もフォーカスされて紹介されます。けれども、私は、実際に顔と顔を合わせて現場の先生達と会っていく中で、プロとしてプライドを持って懸命に仕事をする人達とその世界があるということを身に染みて知ることが出来ました。

すべての人に素敵な出会いを。🙏💫✨🍀

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