
もう二度と騙されないために必読すべき本。
今回紹介する「影響力の武器」は、アメリカの心理学者ロバート・チャルディーニの著書。発行は1984年と古く、長年に渡ってビジネスパーソンの「秘伝の書」として読み継がれてきました。
6つの戦術。この原理を分かっている人は物事を進めるために有効に活用、人によっては意図的に人を騙すために使います。(セールス、宗教など。)私たちは反射的な生き物です。この原理をまず知って、反射的な意思決定をしないように注意しましょう。
著者も元々は騙されやすい側の人間だったそうです。「口車に乗せられていらないもの買っちゃった‥」という経験が多かったそうで、必死で人間の行動心理学を学んだそうです。実生活に活かせますからね。
これを学ぶメリットとして‥
・商品を売る側の心理を知って、賢い選択ができるようになる
・人間の心理を知って、悪徳なセールスから身を守る方法が分かる
・セールスの方法を知ることにより、物を買う際に冷静に判断をし、より良い選択ができるようになる
この本は3000円くらいしますがこれで一生騙されない、と思えば安いです。
ただ「辞書?」と思うくらい分厚いので読書の嫌いな人や読み切れる自信のない方は漫画から入っても良いかもしれません。
1人暮らしの女子はいざというときの鈍器として持っていても良いかもしれません。
マスターしたら恋愛も仕事もやりにくくなるのでくれぐれも悪用厳禁でお願いします(?)
人間の行動に影響を与える力には、返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性など6つのカテゴリーがあります。
6つともそれぞれ違って見えますが、共通する根本的な人間の反応があるのです。
本書ではこれを「カチッ・サー」と言います。
ある事象が起こる(カチッ)と人はこう動く(サー)というように。これは「固定的行動パターン」とも呼ばれており、これが引き金になって、プログラミングされているかのように一定の複雑な連鎖行動が起きます。
1つ1つ解説します。
①返報性
何かをしてもらったら何かを返さなくてはいけない。返さないと社会的に白い目で見られる‥。
わかりやすく言えばスーパーで試食したら申し訳なさから商品を買ってしまったというあの感じ。散々ウィンナーを食べておいて「じゃ、これで。」と立ち去れる人はなかなかいないでしょう。
中田教授(あっちゃん)が言っていましたがIKKOさんは共演するときに必ずお手紙と小さいハンドクリームを贈っていたそうです。「IKKOさん、良い人だな〜」と思い、本番が始まるとついついIKKOさんに多めに話題を振っていたとか‥。しかも後々よく考えるとあっちゃんは手も乾燥しないし特にハンドクリームを必要としていなかった、と。つまり自分の好みでないものや必要でないものを頂いたとしても社会で生きている限りこの法則は発動します。しなかったとしたらその人はテイカーですね。
先に相手に何かを差し出し、頼み事をしたら相手も断りづらくなるものです。コーラを先に渡してからアンケートをお願いする場合とそうでない場合は前者の方が圧倒的に回答率が高かったそうです。
ここから先は
¥ 100
チップありがとう♡大切に使わせて頂きますね♡