空間デザインの仕事。『デザインの力で人々に歓喜を』を常に考え、価値を上げること。
空間デザイナーを20年以上経験し、
オフィスや店舗、飲食店、クリニック、住宅、ホテルなど様々な空間をおそらく
1000件以上の案件に携わってきたかと思います。
常にデザイナーに求められるものは、
課題解決と物や事の価値を上げることだと考えてまいす。
店舗やオフィスをつくるのは決して安い買い物じゃありません。
お客様から頂いた大金をつかい最大限に価値を上げ、成功に導かなければいけない事にいつもそのプレッシャーに押し潰されそうになっているデザイナーの方々が
大半かと思います。（笑）
自分もそのうちの一人です。
その分、出来上がった時のお客様の感動と感謝をいただくのはこの上ない達成感と安堵感でまた次のやりがいに繋がり、やめられなくなります。
私がデザインをする上で大事にしていることは、クライアントに空間のことだけでなく、いろいろな課題や悩みをお聞きするようにしています。
その課題や悩みが空間に関係ない事でも、もしかしたら空間デザインで解決できる内容かもしれません。
なので、ざっくばらんにいろんなことをお話しをいただいたり、お聞きします。
最近、デザインする場として特にオフィス移転や改装の相談をいただくことが多く
オフィス情勢の中で様々な企業様のヒアリングさせていただいた際の課題に変化があります。
企業からヒアリングしたオフィスニーズトレンド
過去に多かった相談内容
・人数が多くなり手狭になったので移転したい。
・古くて傷んでいるから改装したい。
・郊外からもっと都心に場所を変えたい
・限りある面積で効率よく机を並べて最大限に人を詰め込みたい
・業務効率を上げたい
・オフィス内で働く場所を自由にしたい
ここ数年で多くなった相談内容
・会議室が足りない
・オンライン会議できる場所を多くしたい
・業種的にリモートを減らしたいというところも多い
・リモートワークでコミュニケーションが少なく組織力低下を心配している
・人員募集をかけて採用したいが、なかなか来ない。採用に困っている
・カフェスペースがほしい
・運動不足を解消させてあげたい
・集中できるスペースがほしい
・心身ともに働く人々を充実させてあげたい
・グリーン（植物）をいっぱい置きたい
・SDGsを取り入れたオフィスにしたい
課題の傾向を見ているとオフィスが『特別な体験』の場となりつつある。
オフィスは多機能になりました。
以前は
『限りある面積で効率よく机を並べて最大限に人を詰め込みたい』から
『コミュニケーションとコラボレーションができるオフィス』
『心身ともに充実できるオフィス』ニーズへと変わっています。
リフレッシュできるスペース、カフェスペースを設けたいというニーズはもうほとんどの企業が言われます。
コロナ禍でのリモートを強いられて自宅での業務が当たり前になり
自宅での勤務が日常。オフィスへの出社が特別になりつつある企業もたくさんいらっしゃいます。
リモートワークとの両立がもう当たり前、多様な働き方への対応に変化していったここ数年だと思います。
リモートワークのメリットの延長線上には通勤時間を短縮したい、
就業時間が固定からフレックスになり
働く時間と自分の時間を効率よくしたい、特別な用事がない限りオフィス出社することは極端にいうと意味がないという風潮が出てきました。
これからのニーズとしてオフィスに出社することへの意味は日々の在宅ワークからのリフレッシュや日常とは違う体験をしたくてオフィスに行く。
ちょっとカフェに行ってくる。という感覚や、
運動不足になるので会社に出社して運動不足を解消するみたいな方も聞けばよくいらっしゃいます。
移動することで気分を変えたり、運動になることや
仲間とリアルに会社でワークショップすることの楽しみを探すことも起きています。
孤立感や帰属意識の薄れなどへの恐怖心も少しあるのかと思いますが、
リアルなコミュニケーションも再重要視されてきています。
心身ともに健康になるためにオフィスのあり方は多様的になっています。
また、採用をかける場としてもオフィスに注力されている企業が多いです。
充実した働き方をする姿を新卒や中途の方に見せて『ここで働きたい』と思っていただくように色々と工夫してオフィス機能を充実させる企業も劇的に増えています。
ミーティングや考え事をしながら、自転車こぎながら心身ともに健康になれるのか？？
お客様からリクエストをいただき、ちょっと実験しています。
オフィスに出社することで運動不足を解消したい。
仲間と一緒にサイクリング感覚で自転車をこいで楽しみながら
ミーティングをしたい。
自転車をこぎながら考え事をしてみたら良いアイデアなどが生まれるかもしれない。
この自転車に発電機をつけて発電できないか？
いろんな価値を加えることでどんな変化やイノベーションが起きるか実験をしています。
多様な働き方が選択できるようになった今、オフィスに必要になってくるものは、ここから先、もっと多岐にわたっていくでしょう。
大事なのは、
働くという価値の質ををどれだけデザインで向上させることができるかだと思います。
会社にとって業務効率が上がり、売り上げが上がり成長へとつながる。（良い環境でやりがいが生まれる等）
優秀な人材が集まる、育つ。（良い環境で働きたい願望）
空間デザイン、デザインの力で人々が働くことへの喜びを感じていただき、
このようなきっかけが、どんどん生まれて、社会が明るくなることを願っています。
↓興味を持ってくれた方はここから採用ページをチェックしてください。