肩甲上腕関節の安定性とそれを支える回旋筋腱板の機能について
(/ω\)イヤン!!
こんにちは、変態リハビリテーション大学のオネェ系学長TOKAMIXよ。
みんな、肩のお勉強は頑張ってるかしらん??
肩って骨やら筋肉やら靭帯やら、色々複雑で混乱しちゃうわよね~。
そんな肩が苦手なあなたのために、こんな記事があるわよ。↓ ↓ ↓
この記事では、肩周りの筋肉のことを、チョーが付くほどザックリとだけど解説しているわ。
お勉強嫌いな迷える子羊ちゃん達が、ずぷにゅ!!っと肩のお勉強に入りやすいように、大枠の所から攻めているのよ。
攻めて!攻めて!攻めて!攻めて!ヤメテ、ヤメテ、ヤメ・・・、
な~んてね ♪
でね、本記事ではもうちょっと細かいところまで突っ込んでいくために、「肩甲上腕関節の安定性」というところに着目しつつ、その安定性を高める筋肉達(回旋筋腱板)がどのように作用しているのかを具体的に解説していくわよん!!
それじゃ行くわね!!
カウントーーー、ダウンっ!!!
1.不安定な肩甲上腕関節
肩関節といったら、まず肩甲上腕関節を思い付くと思うんだけど・・・、
肩甲上腕関節の安定性ってどんなものなのかを知るために、股関節と比較してみるわね。
まずは股関節の大腿骨頭を見てほしいわ。
あらヤダっ!!いつ見ても見事に被っちゃってるわね~~~!!
っと失礼・・・、股関節を見るとついつい変なこといっちゃうのよね。
図を見てもらうとわかると思うけど、股関節の寛骨臼はくぼみが深いから、大腿骨頭が深く被っちゃってるの。
次は肩甲上腕関節の上腕骨頭に注目よ。
肩甲上腕関節の関節窩はくぼみが浅いから、上腕骨頭はギンギンにむき出し状態なのが分かるわね。
みんなはこの二つの関節を見比べて、どっちがポロリしやすい・・・、いや外れやすいと思う??
そう、肩甲上腕関節よね。
骨の構造を見れば、肩甲上腕関節が股関節よりも明らかにポロリンチョしやすそうだってことが分かるわよね。
でも、これだけ上腕骨頭がギンギラギンのむき出し状態だから、肩関節はハチャメチャに広い可動域で運動することが出来るの。
じゃあ、なんでこんな違いがあるかっていうと・・・、
足は体を支えて立つのに重要な部分だから、股関節は可動域の広さより安定性の高さを重視した構造になっているのね。
そして逆に、腕は欲しいものを手に取るのに重要な部分だから、色んな所に手を伸ばせるように、肩甲上腕関節は安定性の高さより可動域の広さを重視した構造になってるってわけ。
人の体って良く出来てるわよねぇん。
2.肩甲上腕関節の安定化機構
さて、肩甲上腕関節が他の関節と比べて、如何に安定性が低いかは分かったと思うんだけど・・・、
じゃあ、上腕骨頭と関節窩を繋ぎ止めているのは何??っていうところの解説をしていくわよん。
まず大まかにいっちゃうと、筋肉 + 筋肉以外のもの が関節周りにくっ付いて関節を補強しているんだけど、筋肉以外のものから挙げると・・・、
〇「関節唇(かんせつしん)」
肩甲骨の関節窩の周りにあって、関節窩のくぼみを深くしている。
〇 「関節包(かんせつほう)」
関節窩と上腕骨頭を丸ごと包み込む袋状の組織。
〇 「関節上腕靭帯(かんせつじょうわんじんたい)」
関節包が一部肥厚した部分で、関節包靭帯とも呼ばれる。
って感じになるわ。
そして、これらの上から関節を包み込むようにくっ付いているのが、以下の筋肉になるの。(私もダンスィ~のあんなところを両手で包み込みたい)
〇 「回旋筋腱板(かいせんきけんばん)」
肩甲骨から上腕骨にかけて走行する4つの筋肉から構成される筋群。
で、これまでで挙げたものは、上腕骨頭と関節窩を繋ぎ止めて関節を安定させる役割があるから、「関節の安定化機構」って呼ばれているのよね。
3.動的安定化機構と静的安定化機構
さっきは「関節の安定化機構」なんて難しい言葉が出てきたんだけど、これって二つに分類できるのよ・・・、ってことを今度は解説していくわ。
まぁ、さっきも解説した通り、「筋肉と筋肉以外のもの」で分類されるんだけど、そこはもう少しズッコンバッコン突っ込んで解説していくわね。
まずは回旋筋腱板(以下、腱板)なんだけど、腱板は筋肉だから自ら動く(収縮する)ことで、骨頭を関節窩の方へ引き寄せるように作用しているの。
このことから、腱板は童貞・・・、ってコホン!!
失礼・・・、腱板は「動的安定化機構」と呼ばれているの。
そして、腱板以外のもの、つまり 関節唇・関節包・関節上腕靭帯は、ゴムのような弾力性はあるんだけど、筋肉のように自ら動く(収縮する)作用はないのよね。
このことから、これら3つは性的・・・、ってコホン!エホン!!ウオッホン!!!
これまた失礼・・・、これら3つは「静的安定化機構」と呼ばれているわ。
え!?わざと間違えただろって??
んもぅ、エッツィ~~~!!!
4.腱板による関節の安定化
じゃあ、今度は動的安定化機構である腱板が、如何に関節の安定化を図っているかをおせーてあげるわ。
ここを理解するには腱板に属する4つの筋肉が、どんな方向で走行しているかを見ておく必要があるの。
まずは図を見てごらんなさい。
どの筋も、肩甲骨から上腕骨に向かって走行しているわよね。
そして、最終的には上腕骨頭の外側にある二つのモッコリした部分、つまり「大結節(だいけっせつ)」と「小結節(しょうけっせつ)」というところに筋肉の根っこ部分が達しているのね。
で、これを見た上でこれらの筋肉が収縮したらどうなるか、みんなは想像できるかしら??
そう、上腕骨頭が肩甲骨の関節窩に引き付けられて、ギュンギュンのおしくらまんじゅう状態になるだろうなって思うわよね??(私もダンスィ~同士のおしくらまんじゅうに乱入して、ケツとケツの間に顔を挟まれたい・・・。)
こんな感じで、肩甲上腕関節が動く時には、腱板が上腕骨頭を関節窩に引き付けてくれるの。
すると、上腕骨頭は外れなくなるだけじゃなくて、大きく位置がズレることもなくなって、肩を安全にスムーズに動かせるようになるのよ。
5.腱板による支点形成力
さっきの解説では、上腕骨頭の位置が大きくズレるのを防ぐっていったんだけど、今度はこの「ズレ」を防ぐことが如何に大切かを解説していくわ。
で、ここでみんなの大好物の例え話大会を開催するわね。
まず、わかりやすいものでいうと・・・、そうね、開き戸を思い浮かべて欲しいわ。
開き戸って蝶番(ちょうばん)の部分を軸にして、戸が開く仕組みになっているわよね。
蝶番って2枚の羽と1本のピン(回転軸)で構成されてるんだけど、このピン(回転軸)がしっかりと固定されているから、滑らかに戸が動くのよね。
でも、ピン(回転軸)の固定がユルユルのガバガバ状態で、色んな方向にズレてしまうとどうなるかしら??
戸がガタガタに動いて、滑らかな動きが出せなくなることはイメージできるわよね。
つまり、戸を滑らかに動かすためには、ケツ穴にグイグイと食い込む T-バックの如く、ピン(回転軸)の締め付けを強化しないといけないの。
でねでね、肩甲上腕関節でいうと、蝶番のピンが上腕骨頭にあたるわけだから・・・、
上腕骨頭の周りを腱板が囲んで、骨頭をギュンギュンに締め付けることで、上腕骨頭が色んな方向にズレるのを防いで、関節運動が滑らかになるようにしているの。
こんな感じで、腱板が骨頭を締め付けて、関節運動の軸を安定させる力のことを「支点形成力」って呼ぶのよ。
6.腱板に属する各筋の安定化の作用
今度は腱板に属する個々の筋肉の作用について解説していくわよん。
腱板に属する筋肉達が収縮すると、カチンコチンのボッキンボッキン状態になるの。
すると、筋肉は硬い壁みたいになって上腕骨頭の周りを取り囲むから、骨頭が色んな方向にズレるのを防いでくれるってわけ。
そうね・・・、上腕骨頭の気持ちになって考えると・・・、
あなたが、まわし一丁の力士ですし詰め状態になった満員電車の中心で、顔の四方をデカっ腹に取り囲まれて窒息しそうになる・・・、
みたいなイメージを持ってもらうといいかしらね。
ちなみに、以下が腱板に属する各筋の機能になるわ。
〇 「棘上筋」
骨頭の上側の壁として機能し、骨頭が上にズレるのを防ぐ。
〇 「肩甲下筋」
骨頭の前側の壁として機能し、骨頭が前にズレるのを防ぐ。
〇 「棘下筋」
骨頭の後側の壁として機能し、骨頭が後にズレるのを防ぐ。
中でも、前にある肩甲下筋と後にある棘下筋が一緒に収縮することで、強い力で上腕骨頭を関節窩に引き付けることが出来るの。
こんな風に、二つ以上の筋肉がネチネチネチネチ絡み合って協力することで、アーンイヤーンバッカーンズッキューンってなる現象・・・、
いやいや、一つの作用・一つの運動を遂行する現象を「フォースカップル作用」って呼ぶのよ。
「あれっ??小円筋は!?」って思ったそこの 小円 筋子ちゃん推しのあなた・・・、ここではお預けしとくから、おとなしく筋子ちゃんをオカズにセ〇ズリしときなさい!!
・・・と、いいたいところだけど、小円筋は「壁」みたいな感じでズレを防ぐというよりは、「引っ張り」の力でズレを防ぐと考えた方がいいかしら??
〇 「小円筋」
骨頭が上にズレようとするのに対し、下から引っ張ることでズレを防ぐ。
棘上筋と同じで、腕を挙げた時に上腕骨頭が上にズレようとするのを、下に引き下げる作用があるのよ。
ってな感じで、上腕骨頭は酔っ払いのリーマンオヤジのように、肩を動かす時にはフラフラと色んな方向にズレようとするの。
だから、腱板の各筋肉が各方向で作用することで、リーマンオヤジの予測不能な行動を抑えて、ポリスメンの如く取り締まってるってわけ。
7.まとめ
イヤァ~ン、今回も大量のウ〇コみたくドバっと解説出しちゃったわ~。
さて、最後にまとめの方もタレ流していくわよ。
ブリっ!ブリブリっ!!ブリリ〇ントグリーンっ!!!
● 肩甲上腕関節は、肩甲骨にある関節窩(凹側)と上腕骨にある上腕骨頭(凸側)が噛み合って構成されている。
● 肩甲骨にある関節窩は、他の関節に比べてくぼみが浅いため、関節の可動域は広いが安定性は低いという特徴を持つ。
● 肩甲上腕関節の安定性は、静的安定化機構(関節唇・関節包・靭帯)と動的安定化機構(回旋筋腱板)の作用によって高められている。
● 腱板が収縮することで、上腕骨頭を関節窩に強く引き付けて、上腕骨頭が外れたりズレたりするのを抑えている。
● 腱板に属する各筋が、上腕骨頭が上・前・後の各方向へズレるのを抑えることで運動軸を安定させ、関節運動を滑らかにしている。
と、まぁこんな感じねん。
今回は、肩甲上腕関節の安定性と、それを高める回旋筋腱板について解説したけど、ちょっとは理解出来たかしら??
筋肉の作用って、単に手足を動かすだけじゃなくって、運動がスムーズに遂行されるように関節のコンディションを整えようとするものもあるってことなのね。
関節や筋肉って、ホントに奥深いわよねぇ~~~。
それより、「奥深い」って言葉で思い出したんだけど、私って下半身だけが妙に毛深いから「ケンタウロス」って呼ばれてたことがあったの。
ごめんなさい、チョーどうでもいい話でした!!
そんじゃ今回はこの辺で・・・、チャオ~~~!!!