人生にチャレンジできる人を増やす
「人生にチャレンジできる人を増やす」ことが俺の働く意義になっている。
今回はなぜ自分がそう思うようになったかを書いていこうと思う。
元々俺は自己肯定感が低かった。「どうせ自分なんか」「俺にはできないかな」「俺には無理かな」そんな考えを自分に言い聞かせてた。そして自分の周りの人間もそういう発言をしたり、自分をそういう人間として扱っていた。
ただ、そんな自分にも明確に成功体験ができていった。見返したくて、盲目だけど、非効率だけど動き続けてた。受験に受かった時は一瞬何が起きたかわからないほどの衝撃だった。「これで人生変わる」「俺は切り拓いたんだ」、そういう想いでその時なんでも自分はできる気がした。筋トレをして自分の体が変わり、自分を認められた。台風の日もジムにいったことや週6でやり続けたこと、そういう自分に誇りを持てるようになった。周りも自分のことを「ストイック」と評価するまでになっていた。「俺はもっとできるかも」「うん、絶対もっとできる」そういうふうに変わっていった。成功体験を通して、自分の可能性を信じることができるようになった。これができたんなら、他のこともいけるんじゃないかな?それの連続だ。この時初めて、自分のやってみたかったこと、できるかわからないけどやってみたいことにチャレンジできるようになった。
だからこそね、人生にチャレンジできてない人を見るとお節介を焼きたくなるし応援したいし助けたいと思う。自分の生きる・働く意義にもつながっている。周りの目とかを気にして気を遣って遠慮しちゃう、それで本来の自分を出せなかったりやってみたいこととかがあっても手を挙げられない、チャレンジできない、譲ったりしてしまう、そういう気持ちが痛いほどわかる。次は自分が、そういう想いなのです。
俺は受験してた時コワーキングで勉強してたんだけど、いつも同じ席で。コミュニケーションスペースと集中スペース(話すの禁止)がそこのスペースにはあって、精神的に追い詰められてたし、別に誰とも話さないんだけどなぜかコミュニケーションスペースで毎日勉強していた。なんでだろう、今でもなぜそうだったかわからない。その時はその席が気に入ってるからと自分で理由をつけてた。でもやっぱり誰かに助けを無意識で求めてたのかもしれない。本当は誰かと話したかったり、交流したい、それが現れてたのかもしれない。最初入会した時、他の会員さんとは話さなくていいとスタッフの方に伝えてたんだけどね。ある日、よく隣の席で英会話をしてた社会人の方が自分に急に話しかけてきた。「お守りあげるよ」と。初対面だからびっくりした。そのお守りには『勝つ』と書かれていて、今でも常に持ち歩いている。「お前さーいっつも勉強頑張ってんじゃん。でもはたから見てると、あんま効率良くなさそうに見えるな、俺が教えてやるよ」漫画見たいな展開だが実話だ。東工大出身のその社会人の方がその日から、会った日は毎回勉強を見てくれるようになった。そして志望校に合格した。その人は「受かると思ってなかったわ笑」と言っていた。
本当にかっこいい人だった。室内でサングラスをかけてたからちょっと怖かったが笑。文字通りその人と出会ったことで人生が変わった。今もどこかで勉強を教えてたりするんだろうか。
俺もそんなかっこいい大人になっていきたい。