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いい男とは

今回は実際自分と関わりのあるいい男を紹介する。

同じゼミに所属するTくん。1年生の頃からの仲で、今でもゼミ(文系ver研究室のようなもの)が一緒という縁があり、仲良く今もよくカラオケなどにいって一緒に遊んでいる。

彼は非常に心がキレイで、男気があり愛と優しさがある。懐が深く進路のことで悩んだ時などもよく相談していた。身なりや見られ方をめちゃくちゃ気にするタイプではないが、彼の雰囲気が大好きだ。自分の考えを主張し、声も大きい。独り言も大きい笑。

大学2年生の頃、ある日お昼の時間に友人たちで談笑しながらご飯を食べていた。たわいもない会話の中でどのゼミに行くかの話題になった。「〇〇ゼミはやばい人が多い。何年も留年してる人とか浪人してる人が集まってるらしいぞ。何年も留年浪人してるだけでやっぱやばいよな笑。」という会話があった。実は俺も何年も浪人してるタイプで(この話をしてた友人は知り合ったばかりでそのことを知らない)、んーどう返そうかなーと頭で考えてたところ、T君が横から大きな声で「別に浪人は目標に向かって頑張ってる期間だから全然やばくないでしょ」と言い放った。そのあと5分くらい何も自分は話せなかったが、「あたたかいな」「嬉しいなぁ」という感情だった。彼は普段から自分の意見を主張するタイプだし、別に俺のことを庇う意図で意見をいったかどうかはわからない。ただ、そういう自分の経験を本気であんなふうに肯定してもらえるとやっぱ嬉しい。守られた感じというか、こんな兄貴いたら憧れでかっこいいな、と思う。

これは自分に対してだけでない。ある時は、ゼミの集まりに来れない子がそそくさと授業終わり帰ろうとした時に、Tくんが「〇〇さん来れないんだっけ?また今度都合あったら来てよ!」と明るく声をかける。俺だったらわざわざ声かけたかな、これを言われるだけでその子はその時の孤独感薄まったと思うんだよなぁ、周りが盛り上がってる中一人帰る寂しさとかさ、あたたかい、自分もそう在りたいと思った。

思い返せば出会った1年生の時から変わらない。「兄弟がちょっと風邪気味だから今日は遊ばないで早めに帰る」とか「消しゴムを教室に忘れてきたからとってくる」とか、そういうエピソードが大好きだ。生き方が表れてる。いやこんな人いるのか、と感動した。後輩に大事なデータが入った機械を意図的ではないが壊されてしまった時も、彼は全く責め立てず、グッと自分の中で踏ん切りをつけていた。
かっこいいぜ!

俺は運がいいことに、周りに心から「めっちゃいい男や」と思う友人が数人いる。
自分も彼らからいい影響をたくさんもらっている。自分もTくんみたいに懐大きく優しく生きていきたい。


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