引越し屋のアルバイト〜地獄の中での学びと感謝〜
浪人時代私は2年間、引越し屋でアルバイトしていた。
なぜ始めたかといえば、時給が高いから、でしかなかった。給料も即日振り込んでもらうことができる点に惹かれた。引越しバイトを掛け持ちするほど自分はやってた。
正直な話引越し屋はマジでめちゃくちゃ稼げる。
繁忙期は出勤するだけで繁忙期手当が出て、当時働いてた時は、バイトで月40万稼いだ月あった(1ヶ月で休み3日とかでだが)
受験費用や自分の生活費などの浪人費用を稼ぐにはうってつけで、結果長く働いた。
引越し屋での思い出は、たくさんある、
実は引越しの業務自体は意外にも結構楽しい。
いろんな人の家に行って新築の物件を何度も見れたり、お金持ちの家やゴミ屋敷、芸能人の引越しや、関東近辺の地方までの引越しはさながらドライブで。高齢の方の引越しだと、御祝儀をもらえたりもして、思い返すとたくさんの経験をさせてもらったと感じる。
きついのは体力的な面と仕事のハードさ、あとは上司の厳しさに耐えれるかどうか。
ぶっちゃけ体力面とハードさはやっていれば慣れる。一軒家の引越しなどはかなりきついが、これもやっていれば慣れる。
だから人の面でやめる人が多い気がした。
体感、いろんなドライバーさんがいるが、自分が働いていた当時は若干厳しい方が多かった(その昔はもっと厳しかった模様)。もちろん優しい人もいるが。
仕事ができないと「お前全然戦力になってねーぞ」とかも言われたりする。早く荷物を運べ!、というとんでもない圧を雰囲気でかけてくる方もいたし、一緒に冷蔵庫や洗濯機などの大型のものを運ぶ際にこっちのスピードを合わせてくれないのでおもいっきり指を挟まれたこともあったり。その時も「早くやれよ」と心配するそぶりはなかった。それはそれでいいけどさ、
始めた当初、ミスした回数に応じて「1浪〜」「2浪〜」「3浪〜」という浪人のいじりだったり、何か失敗した時に「これだからおめぇは浪人してんだよ」とか、見下してくる感じの暴言とかはきつかった。まあ本当に一部の人だったし、今はよくなっているとは思うが。
そんな中でも、心から尊敬できる人が一人いた。
その人はいい大学をでて、スポーツ選手になり紆余曲折あって引越し屋で働いている方だった。関西弁で、芯があって見た目中身ともにかっこいい人だった。
自分が2浪中の時も、その人だけ「絶対いけるで」「〇〇なら受かるやろ」など肯定的な意見をずっと掛けてくれた。
移動中はずっと話してるから、いろんな話をした。おそらくなんでも話したし相談してた。
3浪目に辞めて、その年に合格したから、試験に受かったことを本人に直接伝えられなかったけど、この記事が届いたらいいな。
「俺やりましたよ!」「かっこいい男になるため日々邁進してます!」
関西弁で「良かったやん笑、人生こっからやで」と返ってくるかな
優しく前向きなあの関西弁がまた聞きたいね
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