野菜作り「やってよかったことベスト3」
昨年、野菜作りで新しくチャレンジしてやってよかった事、ベスト3を紹介させていただきます。
1.サツマイモ苗を増やして植付け(苗代、大幅低減)
サツマイモ苗って高価ですよね。たくさん植えたいのは山々なのですが1本が50円前後しますと、おいそれと買う気にはなれません。
過去、芋からの苗作り、定植後に伸びたツル先をカットし植付けするなどやってきましたが、いずれもうまくいかず断念。芋からの苗作りは設備が必要、管理も難しい。ツル先をカットしての植付けは定植時期が遅れ、芋の肥大が悪く芋も未熟となってしまいました。
そこで1本の苗を増殖させるため次のことを実行。
1) 購入する苗は、根が少し出たものを選定
2) 植付け時期は5月初めとする
3) 定植は事前に黒マルチを張って地温を上げた畝に植付け
4) 葉の萎れ対策として温水潅水し、また寒冷紗トンネルで苗を覆った
※通常に苗を植付けすると葉が萎れ、ツル伸びが非常に悪かった
5) 品種は早生系で肥大のよい「ベニアズマ」とした
以上のことを踏まえて進めて結果、元苗から新たに多くの苗を得ることに成功。苗代を大幅に削減できました。
2.ダイコン1か所に2本植え(同じ面積で2倍採り)
ダイコンってけっこう肥大性がいい野菜です。肥料が多すぎると3kgぐらいまで肥大し、最後には中がすいて食べられなくなってしまいます。
そんな肥大性を考慮して1か所で2本採りに切り替えてみました。
〇従来の播種方法
1か所に2個播種。そのうち2本とも健全なら2本残し、子葉が異常など1本に問題があればそれを除外し1本仕立てとした。
〇変更後の播種方法
1か所に3個播種し、基本的に芽立ちの悪い1本を取り去り2本を残して2本仕立てとした。1か所で2本育てても、問題なく成長。肥大が心持ち悪かったかな、という感じは少しありましたが。何しろ従来よりも2倍収穫できますから嬉しいかぎりです。
3.トマトの畦端栽培
トマトの裂果の原因のひとつに水分過多があります。夏の終わりになりますと決まって雨が降ります。そうするとあれよ、あれよという間に実が割れていき、売り物にならなくなってしまします。
そこで、昨年から田んぼの畦に植えてみました。ここなら少々の雨でも根が水に浸かるなどしないと考えたからです。案の定、今までより裂果が少なくてすみました。ただ、劣化する要因には太陽の直射、生育温度なども関係しているといわれています。
トマトの裂果要因には水分以外にもあるといわれていますが、田んぼの畝に植えることで水分を制限できるので効果はありました。それと、品種的には実が堅めのミニトマトならアイコ、大玉トマトなら麗夏(いずれもサカタ)がおすすめです。
以上、参考にしてみてください。