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13歳、ボーディングスクールのリアルな生活。

ボーディングスクールのリアルな生活ってあまり知られていないのか、結構聞かれることが多いのでシェア。

①リアルな日常生活
②リアルな英語力
③リアルな資金面


①リアルな日常生活

現在13歳の息子は、シンガポールのボーディングスクールに通って約1年ちょっと。
息子が通う学校は現地のインターナショナルスクールで、シンガポール人、中国人、イギリス人、ベトナム人など50カ国以上の多国籍のお子さんが通う学校。
国際バカロレア教育が行われており、探究的な学びが根本にあり、テクノロジー教育や起業家精神も大事にする、そんな学校です。

寮は、4人部屋。
入寮したばかりの時は、同じ部屋には中国人とシンガポール人。
今はベトナム人と中国人だとか。

入寮してすぐの頃は、同室のお友達とうまくコミュニケーションが取れず、文化の違いもあり、夜の自由時間にゲームをやる音がうるさいとか、目覚まし時計を全然止めないから起きちゃうとか、部屋が汚いとか・・まあ色々とありながら我慢するといった状況が多かった。
その頃はよく、「ママ〜」と不満の電話がよくかかってきた。
でも1年経った今は、同室のベトナム人とは休みの日も遊びにいく仲にもなり、一番の親友は中国人で、なかなか楽しい寮生活を送れるようになってきている様子。

朝・昼・夜は寮の食堂で多国籍な食事がバイキング形式で出る。
スクールが休みになる前日は、友達とシンガポールのお寿司屋さんやラーメン屋に食べにいったり、ドンキホーテで日本食を買って食べるのが楽しみな様子。
シンガポールは治安も良いため、寮の門限は金・土と学校が休みの日は夜の10時半。
門限は結構遅い。

月〜木は夜にスタディタイムというものがあり、スタディールームでそれぞれの課題や宿題をする。それが終わると自由時間で、寮内にあるジムやビリヤードを楽しんで過ごす。

洗濯物に関しては、下着は自分で洗濯機に入れて洗濯、それ以外は寮のスタッフさんが洗濯をしてくれるそう。
息子は週末にまとめてパンツや靴下を洗濯機で洗うらしく、ちょっと汚いのでは?と思うがそれが息子のやり方らしい。

実家にいたときはとにかく部屋は汚いし、好きな料理以外は本当に何もやらなかったが、意外と洗濯とかもきちんとやっているところを見ると、親としては偉いな・・と感心してしまう。


②リアルな英語力

留学するときの英語力といったら、ひどい状態でまさかの留学スタート。
今思うと、よくあんな英語力で留学したなと、恐ろしくなるレベル。
英検でいったら3級と4級の間のレベルww

でも、学校も寮も日々の生活も英語じゃないと通じないとなると、なんとか身振り手振りで日常会話は半年くらいで困らないくらいにはなったとか。
ただ、積極的に自分の意見を述べるとか、積極的に友達や先生と関わるとなるとまだ自信は持てないという状態がしばらく続いたようで、英語でコミュニケーションを楽しむという状態になったのは10ヶ月目くらいだった。

その頃からは、週末は友達と遊びに行ったり、学校の先生や寮のスタッフにも自分で英語で交渉したりするように。

バスに乗って出かけて降車する際に手持ちのカード残金が足りなかった時は、バスの運転手に交渉してなんとか許してもらったという困難も乗り越えたとか。

そして1年過ぎた最近は、テンポよく英語で会話できないとちょっとイライラするレベルになったとか。


③リアルな資金面

ボーディングスクールといったらすごい高いというイメージがあると思うが、本当に高い。
ただ国によって金額は異なり、

東南アジア < カナダ、アメリカ < ヨーロッパ

こんな感じである。

世界中のボーディングの中では東南アジアは安めではあるが、
寮費、学費合わせると年間、高級日本車1台分に足が出るくらい。
それにプラスして、保険、生活費、お小遣い合わせて年間、私立の学費くらい。




海外のボーディングとなると、親としては心配もあるし、金額面もあるしなかなかハードルは高いが、寮生活は個人的には非常におすすめ。
特に男の子の場合。

今は日本国内でも魅力的な寮生活を送れる学校も増えてきているので、もし興味がある人は、まずは国内で寮生活を検討するのは非常にお勧めしたい。


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