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大人って、もっと大人だと思ってた

新卒の頃、
あるいは大学生の頃、
遡って、小学生の頃・・・
大人って、もっと大人だと思っていました。

社会人になりたての時、
周りの年齢層が1歳上から40歳上まで
一気に幅広い年代と関わるようになりました。

はじめは学生よろしく
周りの先輩方の意見に従っていましたが
理不尽に当たられたり、
仕事を押し付けられたり、
誰かと言い合いになっていたり。
学生時代はこんな感覚にならなかったのですが、
だんだんと
あれ?おかしいな・・・この人たち、大人だよな?
と、腑に落ちないことが増えていきました。

なぜ今になってこんなことを思い出したかというと、
単純に 職場に仲の悪い人たちがいて
その険悪さに辟易したからです。

片方は30代前半、もう一方はなんと50代後半。
2人は職場公認の犬猿の仲です。
どちらも変に気が強く、
仲違いのきっかけは些細なことだったようですが
膠着状態が5年ほど続き、
今の関係性になったようです。

2人が当番になっていたこともありましたが
片方は絶対に参加しない。
で、もう片方はその悪口を言う。
電話の取り継ぎも返事無し。
挨拶は当然しない。無視。
何より面倒なのが、
互いに就業中に楽しそうな姿
(電話で盛り上がる、
近くの席の人と話に花が咲くなど)
が視界に入ると、
周りに「仕事中なのにはしゃいで、うるさい!」
上司には「あの人うるさいです!注意してください!」
と訴えること。
・・・これに辟易しているわけです。
(ちなみに2人とも声が大きく私語が多いので
正直どっちもどっちです)

間に挟まれた上司も、うんざりしている様子ですが
30代の方と仲が良いため、
そっちの聞き役になっていることが多い。
→50代がさらにヒートアップという悪循環。

昨日、片方から悪口の同意を求められ
今日、片方が悪口を言って笑っているのを目撃し

ウワーッ!!いい加減にしてくれ!!!

本当に気分が悪い。
仲違いしている2人も、立ち回りが悪い上司も、
全部嫌。
でも、こんなしょうもない人たちの愚痴を
周りの好きな人に言うのも嫌。

では書いてしまおう。
・・・という次第です。

話を戻して、
(お目汚し失礼しました)
社会に出てから、
今までどこに隠れてたの!?
みたいな、幼稚な大人がわらわら出てきた。

その人たちは 社会の中で直面する
余裕のなさに連れてこられたのかもしれない。

けれども、またそれとはちょっと違うベクトルで
私が子供の頃思い描いていた20代の人間も
今の私より大人だったし、というか想定では
28歳の私には子供がいたし、
なんなら25歳で結婚していた。
30歳からは「おばさん」だったし、
50歳なんて、「おばあさん」の括りだった。

けれども 実際に会った
30代の人間も、
40代の人間も、
50代の人間も、
60代の人間も、
思ったよりずっと若くてビックリした。
良くも悪くもではあるが。

平均寿命が伸びきっていることや
晩婚化などの社会背景があるにせよ、
そうでなくても

大人になってしまうと
精神は思ったより歳を取れなくなってくる。
そして体も、子供の頃の成長スピードとは到底比べられないほど、ゆっっくりと衰える。


これが原因で、
子どもの頃想定していた精神・見た目の年齢と
現実のギャップが生まれるのではないだろうか。

衰えるスピードが
思ったよりもゆっくりだったことはありがたいが、
個人的には
精神の歳を重ねることが難しくなることが悲しい。

いつだって年相応でいたい。
成熟した大人でありたいと思う。

気持ちはいつでも若くありたいという人とは
相反する思想ですが、私はこっち派です。

かの有名なメンタリストが
どこかの動画で発信していた、
「人格に影響を与えるのは、
半分は親の遺伝子、半分は周囲の人間」
という内容を思い出しつつ、

「ああ、この人は大人だ」
という人の近くにいれば
ちょっとでも歳を取れるのかな。

いい歳の取り方をしたい。
みなさん 一緒に
きちんと歳をとりましょう。

では。












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