リバプール 遠藤選手からみる ~#6番選手のプレー進化論~
最近、リバプールでの遠藤選手の活躍ぶりは、とても嬉しく、
そのプレーぶりから、おやじは勇気を貰っています!
そして今、遠藤選手の活躍から、以下のような事を感じています。
①遠藤選手のプレースタイル進化とその過程
②サッカー#6番選手のプレー定義を覆すプレー
※#6番選手の一般的な概念は、簡単に言うと
『守備的MFでボールを奪う事が得意な選手」
その進化のポイントがどこなのか?
メディアや遠藤選手のコメントからおやじ的に要約。
一番共感した点が、この点です!!
『自分が抜かれても、後ろ(味方)でボールを奪えれば良い!』
※注意)おやじ的な要約で正確な表現ではないかもしれませんが。
この表現は、おやじのサッカー概念を大きく壊しました。
なぜかと言うと、
一般的に、MF#6番選手は守備の際、DFラインの前でボールを奪う
役割を担うポジションで、まずは『自分が抜かれない事』を考えます。
そこを『自分が抜かれても、後ろでボール奪えれば』的な思考は、
真逆に使い感覚ですからね。
おそらく遠藤選手は、この概念へのアジャストに時間が必要だった事、
クロップ監督も『遠藤選手には時間が必要』と言っていましたよね。
それが最近では、頭の整理が出来たので、プレーに迷いがなく、
アグレッシブになっている要因がこれではないでしょうか!?
まさにクロップ監督のサッカー、リバプール・サッカーの哲学を
身体で表現できるようになってきたんでしょうね!
具体的にどんなプレー・シーンかと、例えると。。。
①自分がボールを奪えなくても、ボールホルダーにアタックに行き
トラップ・ミスを誘発させる。味方がボールを奪う!
②自分がボールを奪えなくても、ドリブルで仕掛けてくる選手に
全力でプレスに行き、ドリブル・ミスを誘発させる。
味方がボールを奪う!
③自分がボールを奪えなくても、ドリブルで仕掛けてくる選手に
全力でプレスに行き、スピードダウンして切り返しするなら、
そこでボールを引っ掛ける。味方がボールを奪う!
大雑把に具体例のプレーを出すと、こんな感じだとおやじは思います。
このまま順調に遠藤選手がリバプール・サッカーに適応して欲しいですが、
プレー強度やプレースピードがブンデスリーグとは、ちょっと違うので、
これから疲労やコンディション不良等も出てくるでしょう。
ただこのプレー進化の過程は、このポジション#6の概念を大きく
覆す事なので、『遠藤選手の成長・進化=日本サッカーの成長・進化』に
繋がると思います。
遠藤選手の活躍をこれからも楽しみたいと思います!!
追伸
先日、リバプール vs アーセナル戦にフル出場した遠藤選手。
あの強度とハイ・スピードで展開された試合後の遠藤選手の身体の疲労、張り、
痛みなどがどの程度なのか、とても興味深いです。