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わたしがうつ病を克服した方法 ♯5

食べたものが、わたしたちの体を作る


健康に敏感な人にとって、食は一種の薬です。
医食同源という言葉もありますが、わたしたちの日々食べるものは、薬のように、わたしたちの健康に直結しています。

でも同時に、健康に食が関係しているということは分かっているけれど、楽しみの一つである食まで、あれこれと制限されるのは、ストレスでたまらないという人もいると思います。

わたしはその両者の気持ちがよく分かります。
なぜなら、母が過度と言って良いくらいの健康オタクで、幼い頃から何種類の健康食品の被験体にされたか分からないくらい。

マコモを毎朝水で溶いたものが食卓に用意されていて、朝飯の前に、まずは一杯。う~、まずい!!
何かのCMみたいですね。
このマコモの黒い液の味はまさにホコリ。
匂いはそこまで強烈なものではないのの、黒い色と乾燥した藁のような匂いが相まって、ドブの水を喉に流し込む気分。

ニンニクの濃縮エキスをカプセルに入れて飲まされたときには、半日強烈なゲップに悩まされたし、毎食玄米にされたときは、小学生だったこともあって苦痛でした。

そんな幼少期だったので、母が薬草だの、野菜の毒だしスープだのと言い出すと、ウンザリという気分だったわけです。
なので、健康といえば食が大切と言われて、「ウンザリ。ゲロ出そう」と思う人がいても、「分かる分かる」とうなずけるわけです。

でも、現実に自分が病気をして、なんとかして人並みに動けるようになりたい、幸せだとほんの少しでもいいから感じられる毎日にしたいと思い始めると、食がいかに大切かを思い知るのです。

しかし、ここであえて、鬱にはこの食材をとって欲しいです!という提案はしようとは思いません。
なぜなら、今食べるべきものというのは、それぞれの体調、季節、住んでいる地域で違うからです。

しいて提案するとすれば、食べ方です。

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