わたしがうつ病を克服した方法 ♯13

 喉元過ぎれば熱さを忘れるって、本当だね。
つい数ヶ月前まで、一日にできるタスク量1か2だったのに、ちょっと調子良くなったら、「大丈夫！ わたしやれる！！」っていう、謎の自信が出てきて、毎日朝から山ほどタスクを入れ始める。やるべき事が把握し切れなくなって、TO DOリストも使い始める。そして、……撃沈。
やって参りました、やる気ゼロ、謎の落ち込み。
うつ症状再来！
何やっとんじゃい、我！！
 

八つ当たり

されても嫌ですが、している自覚があるのに人に八つ当たりする自分。
嫌ですねぇ。

少しでも自分の思い通りにならないと、速攻で「イラッ！」という黒い炎が湧き上がる。

どうどう、自分。

その時に感じたのが、明らかに自分の抱えられるキャパに余裕がなくなっているってこと。
キャパが狭くなったというよりも、余計なものがいっぱいに詰まり過ぎて、身動きできない。動くためのエネルギーが行き場をなくして、パチンコ玉みたいにあちこち跳ねまくって暴れている。

この余裕のない心の状態は、同じく余裕がないほど予定を詰めた結果だったと気づいたのです。

余白は大事✨

キレイなノートの取り方は、いかに見やすくなるように余白を取るかです。
後で大事な点を書き込めるし、スッキリ整理されていて、書きながらも理解が進み、後から見ても思い出しやすい。

これ、ノートに限らないんですね。

まずToDoリストがないと、何するか分からないって、そとそも整理されていない頭の中が丸わかり。
とりま予定突っ込みましたけど、後よろしくって状態のごちゃごちゃの物置みたい。

取り出そうにも「あれ、どこやったの！？」って捜索がまず最初の作業。
見つけても、荷物を広げる場所がなくて、効率悪い作業をすることになる。

予定もそこまで詰めると、楽しくできない。
次の予定が何か分からないから、準備不足になる恐怖が心の底で常にくすぶる。でも、準備に手が回らない。
焦るから、段々と気持ちが落ち着かなくなり、夜もよく眠れなくなる。

余白と呼ばれる、何も無い、何もしない、そういう時間をあえて予定にいれておく。
それがわたしに足りていなかったな。
その事が今回の学びになりました。

休むってどうするの？

では余白時間を使って、自分を癒していく。しっかり休んでいく。
んだけど、休むってどうすれば休めるの？

って質問を受けました。

なるほど。きっとあなたは、休んでいることに罪悪感を持っているんでしょう。
この休んでいる時間を、最大効率で利用できないなんて、なんて無駄なの？
って思っていませんか？

Time is money.(時は金なり)

事実ですが、わたしには悲しい考え方だと感じます。
朝ゆっくりお庭を歩きながら深呼吸する。
家族とのんびり、ゴロゴロする。
本屋さんで好きな本を選びながら何時間も過ごす。

今、こういう時間を無駄なものに、無意識にカウントする思考が身につきつつある気がします。

朝にゆっくり散歩？ 一秒でも長く寝たいと感じるくらい疲れ切るまで仕事してるんじゃい！
家族でのんびり、ゴロゴロ？ 休みこそ、週中の家事の忙しさ解消のための買い物、常備菜作りで時間ないわ！
本屋で時間を過ごす？ Amazonでポチポチって注文でいいだろ！

どれかに「わたしの心の声と同じ」って思った方は、時間の使い方に余白が無さすぎるのかもしれません。

わたしは最近、余白時間の使い方を変えました。

余白だから自分好きに使っていいんでしょうと、仕事の準備に当てていたから、ダメだったんです。

余白時間は、自分への徹底的なご褒美タイムなのです。

大好きな絵本を読みます。
最近のお気に入りは、ポプラ社の「魔法の庭ものがたり」シリーズ。
美しいハーブの庭で、女の子が友達や助けてと訪ねてきた動物のためにハーブの薬を作る話。
美しすぎる世界にうっとり。

 心から自分が作ってみたい、食べてみたいものを、作る計画を立てる。
次の余白タイムで作ってみる。

とにかく自分にワクワクする気持ちを持ってもらえる時間を過ごす。

これが本当の休むって事だとこの頃感じています。

寝てるばかりが休むことにあらず。
横になっても、体がゆったりしてくれないなら、思い切って運動したり、お風呂に入ったり。

やっぱり自分の体さんを酷使せずに、いつもありがとう！ って感謝する気持ちが大切ですね。

うつ病さん。最近、少しでもワクワクしたことありましたか？
わたしはメロンの花の根元が膨らんできたのを見て、ワクワクしました！
冷やしたメロンをパクついている自分を想像。
それだけでも幸せ気分になれるのです！