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わたしがうつ病になったわけ♯8

  年末年始と人が休む時に繁忙期が来る仕事をしております。新しい年を迎えましたご挨拶が遅くなりました。
  2025年も、のんびりペースですが、よろしくお願いします!

年末年始は何かと人と会って飲んだり食ったりの機会が多いもの。
わたしも仲良しさんたちと焼き鳥食べまくりの、誰も飲まない食い気一方の集まりに参加しました。
そしてその時に出た話題で盛り上がったものがあったので、ご紹介したいと思います。

誰にとっても憧れるものという対象が存在したことと思います。
男の子なら戦隊もののヒーロー。女の子ならお姫様?
かくいう私にも憧れることがありました。

それは

立ちしょん

であります。

はい。わたしくは女であります。
ゆえに立ちしょんはできません。
でも、だからこそ憧れた時期があったのです。

あれは3歳くらいのことであります。
わたしには半年違いの従弟がいました。
子どもの頃から祖母の家に行けば、喧嘩をしながらも仲のいいやんちゃな従弟。

ある雨の日のことでした。
お昼ご飯を食べた後、恒例のお昼寝をしようという段になり、おしっこがしたいと言い出したわたしと従弟。

当時とても古い作りの家だったので、トイレは家の玄関を出て10歩ほどのところにありました。
そう。トイレが家の外にあったのです。
そうなるとちょっと面倒になるのが人間のサガでしょう。
おしっこ行きたいけど、寝ちゃおうかな。

そんなときに従弟がとった行動が、家の廊下から庭に向かっての立ちしょんでした。

ズボンをチョイっと下して、シャーっと黄金色のアーチを庭に向かって勢いよく放つ従弟の姿に、わたしは思ったのです。

気持ちよさそう! なんて画期的な爽快そうなおしっこの仕方!!

これは自分もぜひとも実行してみなければなるまい!

心に決めたわたしは、従弟と並んで立ちしょんにトライ!

でも結果は想像の通り。

女の子では、おしっこが前に飛ぶわけもなく、ただ廊下におしっこも漏らした形になってしまったのです。

この時のショックは非常に大きかったのです。

別に怒られたわけではありません。
ただ、自分の思い描いた爽快感を自分は決して味わえないのだと、不可能の引導を渡された衝撃に、心が打たれてしまったのです。

そして母が止めるのも聞かず、家で数度にわたって立ちしょんの練習が始まりました。

母「女の子には立ちしょんは無理なのに…」
私「練習すればできるもん! できないはずない!」

そのたびにトイレを汚していたわたしは、毎度「できない~!」と悔し泣きをする結果に終わっていました。

アホや…

と思うものの、未だに思っていることはあるのです。

立ちしょんには絶対に、何ものにも代えがたい爽快感があるに違いない!

わたしはこの思いを、誰もが持っているものと思っていました。
それなのに、その飲みの席でこの発言をした瞬間、全員にドン引かれました。

女子には「そんなこと思ってこともない」
男子には「やっぱお前はおかしい奴だと思ってたけど、おかしいって確信したわ」

え? そうなの?
同じ思いの人っていないの?
嘘でしょう! みんな上品ぶってないで本音を語れよ!

ということで、この場でお聞きしたい。

立ちしょんって気持ちいいんでしょう?

憧れた女子いるでしょう?


男子でも女子でも、どうかわたしに賛同してくださる方いますように。

世界にたった一人の変人でありませんように。
(といいつつ、世界に一人だったら、それはそれでレアな人間でおいしいと思うのは、やっぱり変な人なのかな?)


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