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【SEA】ありがとうフランス

オリンピックに関連するノートと思われても仕方ないですが、がっつりMLBの話題です。

現地時間7月21日、マリナーズは一塁手のタイ・フランスをウェーバーにかけ、23日に正式にDFAとしました。
不振に陥った昨季からのカムバックが求められましたが、依然として成績はリーグ平均かそれ以下、そしてお世辞にもうまいとは言えないファースト守備、さらにはマイナーに有望株であるロックリアも控えていたことからの処置にあると思います。

今回は単純に軽く、フランスとマリナーズの思い出を振り返っていこうと思います。



お宝発掘トレード

さて、フランスのプロ入りはマリナーズではなくパドレスで、2015年ドラフトで34巡目指名を受けています。そこからマイナーを順調に上がっていき、2019年にメジャーデビューをします。
さて、彼に転機が舞い込んできたのは2020年、トレードでマリナーズへと移籍することになります。

MLBに多少知識がある方ならわかると思いますが、今見ると一方的なマリナーズの勝利トレードになったわけですが、ここから、フランスはチャンスをつかんでいきます。

21年:レギュラー奪取

さて迎えた21年ですが、開幕レギュラーというわけにはいきませんでした。というのも、この当時ファーストには20年GG賞のエバン・ホワイトがいたわけですが、そのホワイトが不振、かつ怪我のオンパレードでフランスにチャンスが回ってき、このチャンスをものにします。最終的には
152試合 打率.291 出塁率.368 長打率.445 OPS.813 wRC+129
とレギュラーとしての地位を自身のものにします。チームは惜しくもプレーオフを逃しましたが、希望の見えるシーズンとなりました。

22年:オールスター、そして暗雲

22年も開幕から元気に活躍し、自身の最終的な成績は
140試合 打率.274 出塁率.338 長打率.436 OPS.774 wRC+125
と前年と変わらない活躍ぶりで自身も初めてのオールスターに選出されます。

が、しかし、フランスのキャリアを大きく揺るがす事故が起きます。
現地6月23日のアスレチックス戦、捕球の際に現阪神のノイジーと衝突、この日以降、フランスの成績は下降線をたどることになります。

23年:大不振

この年は前年と比較するとシーズンを通して不振に陥り、最終的には
155試合 打率.250 出塁率.337 長打率.366 OPS.703 wRC+104
という成績に終わっています。そんな彼も危機感を感じたのでしょう。この年のオフはドライブラインに通い、打撃改造に取り組みました。

24年:不振脱却ならず、そしてさようなら

マリナーズファンの願いもむなしく、今年は昨年よりも成績を落とし、さらにマイナーに有望株であるロックリアが順調に育ってきていること、来年が調停最終年であるため、年俸も跳ね上がることなどが理由でDFAとなりました。

最後に

私が本格的にマリナーズを応援し始めたのが21年からなので、ふぁーずとのポジションにはずっとフランスがいたわけです。そんな思い入れのある選手がDFAになったというのがいまだに信じられないというのが個人的な心情とともに、MLBというビジネスを見せつけられた事案ともなりました。
フランスのこれからに幸あれ。

追記

レッズうおおおおおおおおお!!!!


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