最近気づいた社会の「階層」について。
日本は平和だし、治安も良い。宗教の自由や国民の権利も守られているし、社会保障も整っている。しかし最近、いやかなり前から日本や人間社会にはどうしても階層は存在するのではないかと思う。
私は大学4年生だ。この前、タイミーでホテルのレストランの単発バイトに行った時にこの「階層」を感じた。配膳する人、料理を作る人、ひたすら皿洗いをする人。いわゆる下っ端の料理人は料理長に罵倒されながら皿洗いや料理をしていた。世の中にはこういう仕事があるのか、このような労働環境なのかと自分の無知を痛感するとともに日本社会に違和感を覚えた。
それから、就職活動で新幹線を使う時掃除をしてくださる方や、面接会場のビルのフロアで掃除をしている方たちを見て、感謝の気持ちとともに少し胸がざわついた。掃除も立派な仕事だし、社会のため、人のためになっている。しかし、世の中ではよりクリエイティブな仕事や大企業で勤務することの方が上に見られているのではないか?少なくとも自分はそのような印象を抱いている。
就職活動をしていても、この階層は存在すると思う。経済的に裕福な家庭で育てば、経歴のレベルは経済的に安定していない家庭に比べて高く、挑戦機会も恵まれ、ガクチカも余裕。もちろん本人の努力や力量も関係していると思う。ボランティア活動でホームレスの人と関わった際も、この人の生まれた環境がもっと恵まれていたらそうはならなかった可能性もあるのかなと考えていた。
社会の認識はそう簡単には変わらない。階層を感じるのは、自分だけで多くの人は見てみぬふりをしている?そもそも自分が問題視しすぎている?
来年から社会に出る。そこではどんな理不尽が待ち受けていのか、そして会社員として組織の階層についてどう感じるのか?不安だらけだが、面白みも感じる。自分が今まで感じてきた階層について、なにか社会のためにできることを将来はしてみたいと思う。