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東京都の018サポートを「知る人ぞ知るお得制度」にしてはならない

〇「無知は罪」は弱者救済に反する

 東京都の018サポートは東京都が実施している都内の18歳以下の子供へ給付金を支給する制度ですが、これは申請しないともらえないものですが、子供のいる世帯にどれだけ制度が認知されているのでしょうか。9月から申請受付でそれ以前からアナウンスはあったと思いますが、私は最近たまたま職場でついていたTVで知りました。職場でも子供のいるご家庭の職員でも知らない人が何人もいました。身の回りにこれだけ制度を知らない人がいると東京都全体ではどれだけ知らない人がいるのか。
 経済的弱者は情報弱者でもあるのです。スマホのSNSしかみないからこのような大事な情報を取りこぼす可能性が大きいのです。それなのに子供がいて所得の低い家庭にとって家計が助かる給付金制度が、金持ちの節税方法並みの「知る人ぞ知るお得制度」になっています。
 なぜ東京都は所得制限なしで受給できるのに子供のいる世帯に一律で給付しないのでしょうか。「欲しい人は申請してね。都民の皆様には公報でお知らせしましたから」問題ないと思っているのでしょうか。弱者救済は弱者に届かなければ意味がないのです。それともあれですか、都知事殿はこの申請をする人は都政に関して意識高い系で選挙に行く層で懐柔しなければならないが申請しない情報収集能力の低い層は選挙に行かないから無視してかまわない、という腹積もりなのでしょうか。「無知は罪」は弱者救済に反することです。

 018サポートの申請の締め切りは12月15日までですので都内在住でお子さんをお持ちの方でこの制度を知らなかった方は是非ご申請されることをお勧めします。またお子さんのいるご友人・知人・親戚にこんな制度があることを知っているかお話ししていただけると幸いです。


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